人脈 | ko-to-ba

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人は発するコトバ通りの人生を歩む。

人脈の大切さを執拗に説く人がいます。


書店でも人脈術など、人脈をテーマとした本が溢れ返っています。


それだけ人脈を大切に考えている人で世の中は溢れているということです。


人脈は、大切です。


狭めるよりも拡がった方が人生における楽しみも拡がり、可能性も拡がります。


しかし、人脈の築き方を誤っている人はたくさんいます。


人脈を拡げるというのは、誰彼構わず知り合うことではありません。


広く浅いネットワークをひたすら構築していくような薄っぺらいものではないのです。


人脈ほど量より質を問われるものは存在しません。


前提として押さえておかなければならないのは、人脈はあくまでも結果だということです。


目の前の仕事に全力を注いだ結果、後ろを振り返った時についてきてくれた人が人脈です。


作ろうとするものではなく、結果として出来てしまうものなのです。


それを知った上で、例外として自分から拡げることを求められる場合もあるでしょう。


人脈を拡げるときのポイントは、人脈を持っている人と繋がるということです。


キーパーソンとなるような人物と数人出逢えれば、それだけで御の字です。


そういった人たちは、あなたの人生においても正にキーパーソンとなり得ます。


キーパーソンと繋がれば、彼らの人脈はあなたの人脈であるも同然です。


彼らと少数でも繋がることができれば、もう自分から人脈を拡げる必要はなくなります。


後は勝手に拡がっていきます。


人脈を持っている人の特徴としては、その人脈を維持するために時間とお金をたくさん費やしている人です。


つまり、いつも人付き合いで忙しそうにしている人です。


あなたの周りにも、1人はいるはずです。


勘違いしてはいけないのは、忙しそうな人というのは人脈を作ろうと日々精を出している人ではありません。


日々、異業種交流会や人脈構築のための集まりなどでせっせと名刺交換に励んでいる人では決してありません。


これ見よがしに忙しさをアピールする人は、偽物です。


見かけに騙されてはいけません。


あくまでも、その人の普段の人付き合いの仕方を観察するのです。


キーパーソンの特徴は、年齢、役職、性別などに関係なく、敬意を持って人に接している点です。


人付き合いの本質を押さえた彼らと繋がるためには、あなたも本質を知る人間になることです。



幸運にも憧れてしまうようなそんな1人と付き合うことができれば、時を経てあなたも憧れの1人になることができるのです。