先々で得られるものを、今逃していないかという感覚は大切です。
短期的な、目先の損得だけに集中していてはいけません。
長期で見るのです。
今100万円落としたら、今100万円がなくなったとわかります。
しかし、今、将来のチャンスを失くしても、今チャンスを失くしたことには気づくにくいです。
チャンスを失ったことは、なかなか気づけません。
そもそも、チャンスは気づけない場合が多いからです。
特に、未来のチャンスにおいてそれは顕著です。
目先の損得は、いくらでも後からカバーできます。
大切なのは、未来の大きな得を失わないようにすることです。
そのためには、チャンスの本質を押さえた上で、チャンスに敏感でいることです。
チャンスは、誰の元にも平等に訪れています。
『あの人にはチャンスがたくさんあるけど、私のところには全然やってこない。不公平だ』ということはありません。
チャンスに気づく人と気づかない人がいるだけなのです。
これがチャンスの本質です。
アンテナをどれだけ張れるかということです。
そして、敏感でいるためにはチャンスを掴む握力を鍛えておく必要があります。
握力というのは、瞬発力です。
チャンスがやってきたときに、すぐさま反応する力です。
チャンスがやってきたときに考え始めるようでは遅いです。
24時間365日、常に準備をしておくのです。
例えば、新しい企画を求められます。
求められたときに初めて考え出すようでは、あっという間にチャンスは逃げていきます。
求められた際に、日頃からストックしていたアイディアをフライングで提示するのです。
このスピードこそが瞬発力です。
日々、考えている人が瞬発力の高い人であり、チャンスを掴む人です。
あなたをおさえて、ライバルが1億円の企画を通すかもしれません。
この瞬間に準備していないということは、それはあなたが未来の1億円を失っているということです。
1億円のチャンスを失ったということは、今1億円を落としたのと同じことなのです。