真似ることは、上達への近道です。
【学ぶ】と【真似る】の語源が同じであるように、【学ぶこと】とは【真似ぶこと】です。
学ぶことの究極は、真似ることです。
『成功したければ、成功者の真似をしましょう』といいます。
これは、正しいです。
ただし、成功者の現在の振る舞いを真似していてもうまくいきません。
中身を真似るのです。
誰もが、つい彼らのアウトプットした部分だけに注目してしまいます。
華やかな、目立つ結果の部分を真似ようと必死になります。
しかし、その華やかな結果は誰にも見えないインプットの部分から生れています。
憧れの人がいたら、その人の現在のライフスタイルや服装などを真似しているだけでは仕方ありません。
その人がそこに到達するまでに経てきたプロセスを真似するのです。
どんな勉強をしてきたのかということです。
どんな仕事の仕方をしてきたのかということです。
どんな習慣を持っていたのかということです。
基礎となる部分を築くことが先決です。
華やかな実績を残している彼らをよくよく調べてみると、泥臭い基礎を丁寧に築き上げてきたことがわかります。
ここに気づけるだけでも、多くの成功者を目指す人たちから抜きんでることができます。
目に見える結果には、必ず原因が存在します。
その原因は、必ずしも目に見えるようなものとは限りません。
むしろ、華やかな結果ほど目に見えない地味な行動の積み重ねが支えとなっているのです。
当時の彼らの気持ちを想像しながらプロセスを吸収しているうちに、結果もポコポコと顔をのぞかせるようになるのです。