払う | ko-to-ba

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人は発するコトバ通りの人生を歩む。

お金を払うと、謙虚になることができます。


払った分の元を取ろうと、吸収する際の姿勢が変わるのです。



有料のセミナーに無料で参加している人は、遅めに来てできる限り後ろの席に座ります。


セミナーの間は、たいてい腕を組んでいます。

中には、一番前の列に座っておきながらしっかりと居眠りをする豪傑もいます。


彼らは、アンケートにはきまって『つまらなかった。高すぎる。もう行かない』と書きます。


不思議です。


お金を払っていないのです。

そもそも、腕組み、居眠りで参加すらしていないのです。



自腹を切って参加している人は、早めに来てできる限り前の席に座ります。


セミナーの間は、メモを取りながら一言一句聞き逃すまいと必死です。

当日までに練りに練っておいた見事な質問を講師にぶつけます。


彼らは、アンケートには『とても刺激的でした。安すぎます。次回も参加します』と書きます。



いつの時代も、無料と聞くと人が変わったように突進する層というのが必ず存在します。


『あ~あれ買っちゃったの?無料で手に入るのに。もったいない』といっているあなたは、もっと大切なものを失っていることに気づきましょう。



それが、一番もったいないのです。