人生においてステップアップしていくためには、変化が必要です。
安定を求めた先には、何もありません。
本当に、何もありません。
まず第一に、安定などといったものは存在しないのです。
存在しないのですから、安定を求める人生は危険です。
最も不安定です。
ただし、変化には必ず恐怖が伴います。
それは、不安や恐れといったものです。
変化しようと思ってもそれらがだんだんと拡がっていき、考えれば考えるほど行動を起こせなくなるというパターンに陥りがちです。
『やろうかな。どうしようかな』
決断までの時間が長引けば、現状維持で落ち着くと相場は決まっています。
『慣れ親しんだ環境の変化は避けよう』という機能が人間には組み込まれています。
ホメオスタシス(恒常性維持機能)が働くので、放っておくと必ず現状維持を選択するようになっています。
そのため、コンフォートゾーン(自分が楽でいられる環境)を抜け出すのは簡単ではありません。
現状維持がとても気持ち良く感じられるようにできているのです。
これは、生きていくうえで大切な機能です。
しかし、時間だけは悪戯に過ぎていきます。
現状維持をするのも、正しい選択です。
圧倒的多数の人が選択していく道ですし、それも幸せです。
ただし、人生の振幅は実に穏やかなものとなります。
もしステップアップをしていくと決めたのであれば、階段をのぼっていく必要があります。
今いる地点より、1段でも高い所へ向かって行動しなければなりません。
つまり、変化が必要なのです。
変化の一番の妨げとなるものは何でしょうか?
不安、恐れです。
人生のステージを変えていくためには、それらを乗り越えていくことは必須科目です。
『いったいどんな魔法を使ったのだろう?』と思うような歴史上の偉人であっても、共通しているのは例外なく目の前の階段を着実にのぼっているという点です。
一見地味ではありますが、日々、変化を選択していく作業です。
エキサイティングな人生を歩むと決断したその日から、毎日は公式戦になります。
人生において、選んだ選択肢はすべて正解なのです。