いつかこの世とお別れする時
猫たちと父が
眩い光の向こうから
「待ってたよ、さあ行こう」って言いながら
私を迎えに来てくれて
やっと逢えたうれしさと懐かしさでいっぱいで
少しの未練も残さずに
私は天に昇って行く ゆっくりと
久しぶりに見る猫も父も一番元気な時の姿で
もちろん私も
もうずっと離れなくても良いのだ
時の流れも
病気も無い
ずっとずっとこれからは一緒なのだ
永遠に
などと考えていたら
どこからかまめおが翔んできて
私の顔に頬ずりをした
今在る愛と、かつてそこに在った愛
それはどちらもかけがえの無いもの
だけどまだしばらくは
今在る愛を一生懸命大切にしなくてはいけないね
そう想いながら小さなまめおと頬を寄せて眠る
夜が静かに私達を包む
おやすみ また明日ね、まめお