先日、某ショッピングモールでのイベントのお仕事がありました。
その時、そこを偶然通りかかった初対面のご婦人とお話する機会がありました。
何もしないうちにこの歳になってしまって焦ります。。。とそのご婦人に言うと
「何言うてんねん!50歳からが人生のゴールデンウィークや!
楽しまな損や!
私は80過ぎたけれど、あんたはこれから楽しめるで!」
関西弁で勢いよく励まされ、楽しくなってそのご婦人の人生論を聞いていました。
「旦那さんに頭下げなあかんよ。
「夫婦も数十年一緒に過ごしてはったらそうそうラブラブでは無いやろから、頭下げへんやろ?」
無言でうなづく私に
「そりゃあかんわ。
旦那に向かって頭下げながら、実は頭下げてんのはその後ろの給料や!
そう思うはったらいくらでも頭下げられるやろ?」
大笑いの私。
「だんなの定年退職の日はごちそう作って、こう言うんよ。
何十年もお疲れさまでした。あなたのおかげで私は幸せでした。
それからな、続けて
私も仕事があってあなたのお相手出来へんから、お外でお仕事したらどうかしら?
そしたら、素敵な人にも会えるでしょう。」
更に大笑いする私に「何やってんねん!?」
という感じの上司の視線。
見ず知らずの行きずりのご婦人のお話でこんな面白い話が聞けるとは・・・
そしてそのご婦人がその場を離れられ、ややしばらくたったらカートにいっぱいのお買い物を終えられ、
また私の前の通路を通られた。
「ちょっと、あんた・・・」
とコソコソっと呼ばれて近づくと
近くのベーカリーのまだ温かいようなパンを一つ私に渡し、
「これ、一つやけど、内緒でおやつ食べや」
「え~」と驚く私に
「気にせんでもええよ。
美味しいパンやで」
私がそのご婦人から何かをいただいたのを上司は見ていた。
「知り合い?」
「いいえ、今さっき、初めてここでお会いした方です。パン、買ってきてくれました」
上司はものすごく驚いて、笑いながら言いました
「君は、どこでも何をしても生きていけるね」
パン、美味しかったですよ!
楽しいお話と美味しいパンを ありがとうございました。
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