みもざていレッスンレポート | みもざてい ~湘南(藤沢・茅ヶ崎)のパン教室・和菓子教室

みもざてい ~湘南(藤沢・茅ヶ崎)のパン教室・和菓子教室

みもざていは藤沢市・茅ヶ崎市の湘南ライフタウンにあるパン教室・和菓子教室です。
ル・コルドンブルーで学んだ製パンの技術、ご家庭でも作りやすい和菓子の作り方を皆様にお伝えしたいと思います。

レッスンレポート
 
 
 ストロイゼルという名前のトッピングを作る時いつも“魔法の粉”の言葉をご披露してしまいます。
 
 ストロイゼルを作り置いて、スーパーで売っている食パンにパラパラと掛けてトーストすると、普通の食パンでも、とても美味しくなるのよ。私の子供達は昔「お母さん、魔法の粉ちょうだい。」と言っていたわ。ストロイゼルは魔法の粉、なのよ。

と私のパンの先生がお話しされていたのを思い出しての事です。

今日のメンバーの方々も、“魔法の粉”の美味しさに感動なさっていましたね。
パンは作らなくても、ストロイゼルならすぐできますよ~。




 

   オリジナルクラス レッスンレポート

 

 
今月は、栗のポタージュを合わせてご紹介しています。
濃厚スープの上に泡立てた牛乳を浮かべ、カプチーノ仕立てにすると、みもざていメンバーの方々から歓声があがります。
きょうのオリジナルクラスでは、いちじくをいただいたので、マスカルポーネの上にいちじくのコンフィー、更にその上に生のイチジクをのせていただきました。これ、絶品です! いちじくが出回っている今のうち、みなさん是非お試しあれ♡

コーングリッツのパン
ブリオッシュ・ショコラ・オランジュ
抹茶シュークリーム
栗のポタージュ
かぼちゃのロースト
 

 

 

 

   父から息子へ

 

 
 
 皮細工が趣味の夫(本職は全く違います。念のため。)が、息子のために作ったペンケースです。


君にペンンケースを作ろうと思うんだけど、どんなのがいい?
と聞く父に次男は「いらない」と一言。
がっくりと肩を落とす夫に私は言いました。「それでも、作るのよ。」

そこから始まった手縫いのペンケース作りは、土日で仕上がりました。
そんなに根を詰めて大丈夫?と私が、声をかけたほど。

日曜日の夜、「出来たよ」と父が息子に渡すと無言でそれを受け取りました。


あなたが、そのペンケースを使う日はまだずっと先かもしれない。
そして、そのペンケースに込められた父親の思いを知るのは、もっとずっと先だと思う。
でも、これはきっと、あなたがいつか父親になったとき、絶対に宝物になる。

ま、今は、わからなくていいか。

 

 

 

   11月のみもざていレッスンレポート

 

 
 いちじくをいただいたので、コンフィチュールを作りました。
 生のいちじくも美味しいですが、ジャムにしてもその美味しさが際立ちます。
 グラハムブレッドに、マスカルポーネを塗りコンフィチュールをのせていただくと、まったりとしたコクを味わえます。

いちじくは日持ちしませんので、食べいきれない、と思ったら是非、コンフィチュールを作ってみてください。
いちじくの皮をむきその半量のお砂糖を加え、レモン汁も少々入れ、火に掛け、いちじくが透明になるまでかき混ぜながら、火に掛けるだけです。途中水分が足りないようでしたら、少し水を足してください。

そうそう、グラハムブレッド、こちらも是非焼いて下さいね。


 

 

   11月は秋色のテーブルでお待ちしています

 

 

 

  “みもざてい”は毎月、その季節に合ったテーブルを設えますが、それ考えるときが私の至福の時間です。
 勿論、佐藤愛子先生のようにはいきません。
でも、等身大の中で、いかに季節を表現し、日常を忙しく生活されるみもざていメンバーの方々にここで、気持ちよくお過ごしいただけるか、ということを心に留め置きます。

私も、日常は3人の子育てに追われ、“勢い”で生活している感がありますが、このテーブルを作る時だけは、季節を見つめ、大げさに言えば、生きる事を楽しもう、と思えてきます。

みもざていは、メンバーの方々の癒しの場でありたい、と常に思っていますが、このときばかりは私にとっても癒しの場となっているのかもしれません。

 

  天然酵母のバタール みもざていオリジナルです 

 

 こちらのパンの材料は小麦粉と塩と水、そして酵母のみです。

 発酵生地を使ったイーストのフランスパンのようにクープのエッジがシャープに立ち上がってくれません。

色々試した結果、加水率を低くして成型時にきっちり締めるとシャープなエッジが入るような気がしますが、果たしてそれが美味しいフランスパンといえるのか?という疑問が。クープを開かせることに心血を注ぐよりも、もっと大切にするべきことがあるのではないか、というステファンシェフのレクチャーが今頃、しみじみと感じ入ります。

そもそも、今のフランスパンの流行は、加水率を高く取り、成型は生地をあまり締めずに、カットしただけ、という傾向にあるそうです。

外観に重点を置くのではなく、美味しいパンを焼く事に重点を置く、というスタンスに立ち返ったとも言われています。

ちょっとマニュアックなお話しでした。

で、こちらのパンのお味は・・・。
イーストのバケットより重いですが、天然酵母独特の癖が少なく、ご試食下さった方からは
「こんなに美味しいフランスパンは初めて!」など、嬉しいお言葉を聞くことが出来ました。

決して独りよがりの自己満足に陥ってはいけない、と自分を戒めているのですが、自分で食べてみても、やはり美味しいです♡
でもやはりもっと練習しなければ・・・。決して満足な出来ではないのです。

最近、自分を省みて、肩の力が抜けて楽になった、と思います。
以前は、少しでも自分を良く見せたい、素敵な教室だと思われたい、と思って肩に力が入っていました。でも、そんなことをしても、自分の力は少しも変わらない。非力な自分を受け入れる事が出来ました。
 

 

 

   利休まんじゅう

 

 

 

今月の和菓子は利休まんじゅう。

言わずと知れた、「千利休がこよなく愛したと言われる和菓子」です。

あんは北海道産の つぶあん、皮には沖縄産の黒砂糖を使います。
シンプルなだけに誤魔化しの効かない和菓子です。

成型上の注意事項が、いくつかあります。
けれど、まんじゅう包み、と言われるこの製法は、この先に続く皆様憧れの“練きり”においても、基本はここにありますので、しっかりと身につけましょう。

発酵が無い分、パン作りより短時間で仕上がります。
できる事なら、これだけはご自宅で練習していただけると、和菓子が飛躍的に上手のなりますよ。
材料も、おそらくはスーパーで手に入るものばかりです。

 

 

   パン・オ・ノワ・レザン(ルヴァン法)

 

 

 コルドンブルーのルセットから “パン・オ・ノワ・レザン・ルヴァン”。
ルヴァン(天然酵母)のレーズンとクルミのパンです。

自家製天然酵母なので、ずっしりとした食べごたえと濃いお味が特徴です。また、ライ麦が30%近く入っていますので、ライ麦独特の深い酸味があります。

どちらかというと“玄人好み”のこのようなパンを我が家の子供達はあまり好まないのですが、私は大好きです。また、夫はお酒を飲みながら少しづつ食べることもあるので、ビールやワインにあうのだと思います。

木の葉の葉脈のように入れるこのクープ、沢山入れたくるみやレーズンが邪魔になって難しいのですが、今この秋にピッタリのような気がして、チャレンジしました。

美味しそうでしょ?
 

 

  再生なるか、みもざ!

 

 
  夏の間元気だったみもざが夏の終わりの頃、あれよあれよという間に枯れてしまいました。枝を2本仕立てにしているのですが、1本は全滅。残る1本も元気がない。もうだめかと諦めていました。
 “みもざてい”の名前の由来である横浜山手の“えのきてい”でさえ、今はえのきの木は無いのだから、と自分を慰めたりもしていたのですが、ここ数日、枯れた枝に新芽が出ました。再生なるか、みもざ!

ふと、鷹の話を思い出しました

鷹は鳥としては長く生きるそうです。でも、40~50年生きた段階で、羽根は重くなり長い時間飛べなくなります。くちばしは大きく湾曲し、爪も弱くなり、獲物をつかまえにくくなります。
鷹はその時、選択を迫られます。このまま、静に老いていくか、あるいは、再生の道を選ぶか。
 再生の道を選んだ鷹は、山の頂き高くに飛びます。そこで、まず、くちばしを固い岩に打ち付け、くちばしを折ってしまいます。すると、新しいくちばしが生えてくるそうです。新しい強いくちばしが生えてきたら、鷹はどうするか?そのくちばしで、弱くなった爪を一枚一枚はぎとります。やがて爪が生えてきます。そして、その強い爪で、今度は羽根を一枚一枚抜き取るそうです。そうすると、やがて新しい羽根が生えてくる。
そうして新しいくちばしと爪と羽根を手に入れた鷹はその後の30年をいきいきと生き抜くそうです。

これが真実の話なのかおとぎ話なのか、とちらりと疑いもしましたが、そんなことはどうでも良いように思いました。
私は鷹ではないけれど(笑)、3人の子供達の子育てを必死にしながら、この道を見つけ可能な限りの自己研鑽。“ものになった”とは思えないけれど、少なくとも最も自分らしい道を見つけた、と思います。

 

 

 

  自家製天然酵母でパン・ド・ロデブ

 

 
 
 自家製天然酵母は定期的に種継ぎをしなければ、酵母が死んでしまいます。そして種継ぎをすると酵母が増えます(当然・・・)。
そしてせっせと、自家製天然酵母のパンを焼くことになります・・・。

写真のパンは、コルドンブルーのルセットゥから、パン・ド・ロデブです。ロデブ、とはフランスにある町の名前だそうです。

このパンにクープはいれません。
自然にひび割れる、その様子がいわゆる模様、になります。ですから、同じ模様のパンは二度とできません。きょうのヒビの模様は今一つ・・・。丸めが強すぎたかなぁ

 

パンを切る時、焼き立てのアツアツは生地がよれてしまうので、タイミングとしては、少し冷めてからの方が良いです。
今日は、アツアツを切って、立ち上る湯気を撮ろうとしたのですが、写真にはあまりよく、というよりほとんど写っていませんでした・・・。
残念!
 




 

 

   弁当忘れてるよ!

 

 小学生・中学生・高校生の3人の子供達がいる我が家の朝はてんてこ舞い!
3人を送り出した後は正に台風一過。やれやれ、とコーヒーを飲んで一息つこうとしたとき、私の目の前に飛び込んできたのが、さっき私が作ったお弁当の包み。
慌ててメールを送信する私「弁当忘れてるよ!」取りに戻るわけにもいかないので買いなさい、という意味で。弁当に“お”をつける余裕もありません。「購買で買う」とそっけない返信。
ああよかった、お金持ってたわ。と一安心。

帰ってき来た長男に聞きました「購買のお昼どうだった?」
「美味しかったよ!うちのパンと同じくらい美味しいパンだったよ!」

裏を返せば、“うちのパンはベーカリーと同じくらい美味しい!”
その言葉を聞いて、喜ばない母はまずいないでしょう。

ふふふっ♡


写真は天然酵母で作ったクッキーです。あ、これはベーカリーのじゃなくて、みもざてい製ね。

 

 

 

   10月のレッスンレポート
   

 10月のレッスンレポートが遅れました・・・。いつもは違うクラスで受講のメンバーの方、今月はスケジュールが合わずに他のグループに振り替え下さいました。
「既に受講したメニューでもいいので、どこか別のグループでみもざていレッスンを受けてもいいですか?」と聞かれた時は、本当に嬉しかったです。

どうぞ、ここでは日常の忙しさを忘れてお疲れを癒してくださいね。