2012年1月 | みもざてい ~湘南(藤沢・茅ヶ崎)のパン教室・和菓子教室

みもざてい ~湘南(藤沢・茅ヶ崎)のパン教室・和菓子教室

みもざていは藤沢市・茅ヶ崎市の湘南ライフタウンにあるパン教室・和菓子教室です。
ル・コルドンブルーで学んだ製パンの技術、ご家庭でも作りやすい和菓子の作り方を皆様にお伝えしたいと思います。

クロワッサン と パン・オ・ショコラ  
       

 

   中級クラス、いよいよクロワッサンのレッスンです。
クロワッサンは買うもの、とお思いではありませんか?
できるんですよ~、ご自宅で♪ 。
クロワッサンはお食事に、パンオショコラはおやつにピッタリ。

娘が言いました。「クロワッサンは嫌い、っていう人いるけど、それって、買ったクロワッサンしか食べてないんだよね。」ん~、でもね、普通はあまり、おうちでクロワッサンは作りませんよ…。
でも、ご自宅では「47㎝まできちんと伸ばしましょうね。あと2㎝♡」なんて厳しい先生(えっ、私?)もいないので、ある程度で良し、としてもOKです。そんなことより、やはりチャレンジすることの方が、1000倍も重要です。
 
 




 

   看護師部長、ご理解ご協力ありがとうございます!!!  

 

       

 

   ナースグループ、病院のお仕事がお休みの水曜日にいらしてくださいます。
「今度、水曜日も出勤してください」 と上司に言われ、
「月に一回、パン教室のある水曜日だけはお休みします!!!」と返すと
「大丈夫よ、それはわかっているから」とナース部長がおっしゃったそうです。
職場で、パン教室のお話をよくされるそうです。
それを聞いて私は喜びのあまり、泣きそうになりました(マジです!)

彼女達の息抜きの場所であり、生きがいでもある“みもざてい”。これほど、嬉しいことはありません。

「子育ても、仕事も忙しくて、よくパン教室なんかに行っているわね」友達に言われるそうです。その答えがまた、嬉しいのよ~!
「パン教室で楽しく充実した時間を過ごすから、また仕事も家庭も頑張れるのよ」
マジ、嬉し泣きの“みもざてい”です♡♡♡。
 





 

   春告げ鳥  

 

       

 

   本日の上級クラスは、
   ライブレッド
   ミルヒブロート
   うぐいすもち
   里芋の包み煮 
 をレッスンさせていただきました。
ライブレッドはライ麦が30%入った本格的ドイツパンです。シンペル型の発酵後蒸気焼成で、これぞ、上級クラスのお味! こういうパンを焼きたかった、とおっしゃる方が多いのも頷けます。
そして、これの対局にあるのがミルヒーブロート。外観はシンプルですが、配合はまるでケーキ…コンデンスミルク、生クリーム、卵黄、バニラオイルが基本材料の他に入っています。さて、皆様はどちらがお好みでしょうか?

季節はまだ大寒ですが、一足早く、“うぐいす餅”を作りましょう。うぐいすは別名“春告げ鳥”だそうです。レンジで作るので、簡単ですね。

“里芋の包み煮”のレシピの説明をすると皆様「家で作るときは、きっと普通に里芋を煮ておしまいよ!」とおっしゃられましたが、実際作った後は「これ
簡単なのに手が込んで見える!今晩はこれを作ります♪」に変わりました。
お野菜は何を使っても良いのですよ。気軽に“料亭風”です。
 

 



 

   新春を寿ぐみもざていのテーブル  
       

 

    初対面のお二人がグループになってくださり、今日で初級全6回が終了しました。お二人とも、ホームベーカリーをお持ちなので、初級から全メニュー機械捏ねにさせていただいた分、成型やお菓子に余裕をもって取り組むことができたように感じます。
 
立派なイギリスパンをお一人一本お持ち帰り♡
「冷え込む今夜はポトフです」と嬉しそうにおっしゃいました。
 チーズスティックは細いタイプと太いタイプ、どちらがお好きですか?という質問にはお二人とも、細い方、とのお答え。ワインやビールに合いますね。お二人はひょっとして、お酒好き?
 シュークリームも綺麗に仕上がりました。たっぷり入ったツインのクリームが美味しいですね。
 漆の器が気になりますでしょ?実は、個別盛りのすし桶なのです。
お椀よりタップリ入るので、今日はタピオカ粉のニョッキカレースープを入れました。

さあ、来月から中級クラスですね。楽しみながら、腕を上げましょう!
 

 

 

   代官山 "IL PLEUT SUR LA SEINE "のルセットウによるケーキ2種  

 

       
       

 

   代官山に弓田亨氏率いるイル・プルー・シュル・ラ・セーヌ(通称イルプルー)というフランス菓子の名店があります。大量生産して全国に展開するようなお店ではないので、知る人ぞ知る、という感じですが、真に美味しいケーキを作ることで有名です。そして、ショップの隣で、イルプルーのショーケースに並ぶケーキのルセットウを教える教室が開かれています。そこは、パティシエールまたはパティシエールを目指す人が全国から学びに来る、と言われる学校です。
 いつかはイルプルーのフランス菓子を習いたい、と思いながら、敷居が高く…と思っていましたがイルプルーの師範資格を持つプロのパティシエールに学んできました。

製法にも驚きましたが、その味の深さに感激!
私の表現力では、味が平坦では無い、としか表現出来ませんが、一口食べて、私の心を鷲掴み!(久しくないけど、惚れた、って感じ?)

これを知ってしまったからには、やりますよ~!修行に行ってきま~す!
今年はフランス菓子に邁進します!(あっ、パンも和菓子も勿論ネ)


写真左はバナナとココナッツのタルト、右はガトーショコラ。
 

 

 

   日本舞踊 引菓子 「娘道成寺  
     

 

   和菓子のお勉強で日本舞踊の引き菓子「娘道成寺」を習いました。
 娘道成寺…聞いたことあるけど、どんな内容?…。調べてみました。 

 ときは桜が美しい季節。清姫が若い僧の安珍に恋心を抱く。逃げる安珍。追う清姫は、蛇に化身して安珍が隠れた寺の釣鐘に巻きつく。

で、和菓子の方は…
上段の桜は練羊羹にねりきりを貼り付けてあります。下段の釣鐘は、ねりきりで、中はこしあんです。そうか…、釣鐘に巻きつけたのは「紅白の紐」と言われたけど、実は蛇に化身した清姫なのね!

文字にするとなんともオドロオドロシイけれど、ま、草食系男子と肉食系女子、といったところでしょうか。なんだ、昔も今も同じね。
 
 

 

     
   2012年 初春の慶び  

 

     

 

   新年あけましておめでとうございます。
皆様にとって良き一年でありますように。

写真は手まりのおまんじゅう、南天(練きり)、凧を模した羊羹。
和菓子の基本が凝縮された三作品です。こちらは、和菓子単独でのレッスンになります。

お正月の和菓子を作るとき、毎年、何か祈りにも似た思いを抱きながら、無心に手を動かす自分に、はっとすることがあります。
パンやケーキを作る時とは明らかに違う心の動き…静寂…を感じます。これほどの繊細さを表現できる食文化を持つ国に生まれた幸運に感謝します。


昨年、被災された方々に思いを馳せながら、この一年の平穏を祈りながらの和菓子製作のひと時でした。