日本には四季の移ろいを感じながらそれを形と香りと味わいに表現する和菓子、という素晴らしい文化があります。
桜餅は関東風と関西風がありますが、ここ数年、関東でも一般的に道明寺が見られるようになりました。
道明寺は、その名前の通り、道明寺粉を使用して作られます。
道明寺粉は、もち米を蒸し乾燥させてから砕いたものです。昔、道明寺という尼寺で、お供えしたご飯を乾燥させ、干飯にし、飢饉のときに人々を助けたことに由来があるそうです。
初めての包餡(ほうあん…和菓子用語であんを包むこと)にとまどった方もいらっしゃいましたが、大丈夫、塩漬けの桜葉が、すべての苦労を無かったことにしてくれます♪(ただし、桜葉もご一緒に召し上がってね~)