「ゆうびんです」
インターホンの向こうの声。
普通、出るでしょ、ゆうびんには。
出てみると
限りなく“ゆうびん”という言葉に近く聞こえる○○と
アルファベット2文字を刺繍したユニホーム。
「詐欺だ!」咄嗟に思った私にその○○は問いかける
「要らなくなった宝石、あったら売ってください。」
○○は若い、ちゃらいに~ちゃん。
ここまでに話を子供たちにしたところ、
「それは○○っていうちゃんとした会社なんだよ。
宝石を買いに来た会社なんだよ」
と何故か○○を認める言葉。
甘いな~、それが“うさんくさい”んだよ、と言いながら、なおも話を続ける私。
「宝石!?」まったく興味ありません。
一つも持っていません。
という私の答えにそのちゃらいに~ちゃんは一言
「本当ですか!?こんなに綺麗なのに!」
と言った。
ここまで話すと子供たち3人は一斉にピーチク!パーチク!
「それ、詐欺だよ!
詐欺に違いないよ!
お母さんのこと綺麗だなんて言うなんて!」
ね~、みんな、この話どうよっ!?
我が家の子供たちは絶対に詐欺に引っかからない・・・と思いたい!