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ダウン症児のママはシンガーソングライター MIMOの「ギフト」な日々

ダウン症の愛娘の子育てと、シンガーソングライターとしての音楽活動を楽しんでいます。
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受賞旅行3日前。

5/13(水)に

じいじが救急搬送された。

 

もう、
今回は無理かもしれない。

正直そう思った。

 

これまでの修羅場は

このブログに書いた。

 

受賞旅行3日前。じいじ怪我でまさかの救急搬送。修羅場すぎるぞ!どうなる我が家?!

 

 

でもその翌日の夜。

5/14(木)の夜中。

あたしは未来の自分に向けて
ある文章を書いていた。

 

 

5/17(日)午前10時。

一筆啓上賞顕彰式の

真っ最中のはずの
未来の私へ。

 

 

ここに書き残しておく。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

未来の5月17日午前10時。

ちゃんと福井に

辿り着けていますか。

一筆啓上賞顕彰式の

ステージの上にいますか?

 

 

じいじ(私の実父)は

元気ですか。

ダウン症のある愛娘

あーちゃんは

笑っていますか。

 

認知症だった

ばあば(あたしの実母)が

 

「顕彰式があったら

 これ着て行きなさい」と

 

亡くなる前に

選んでくれたドレスを着て
大好きな夏井いつき先生に

ご挨拶できていますか。

 

 

そんなふうに、
まだ見ぬ未来を
震えるような気持ちで

今、想像しています。

 

 

一筆啓上賞の

4度目の受賞報告から四ヶ月。

本当に嬉しかったけど
本当に極限状態だったよね。

 

 

あーちゃんの長引く体調不良。

窒息寸前事件。
パパの手術。
じいじの高熱。
そしてじいじの転倒による

頭部出血と救急搬送。

書ききれないピンチの数々。

 

 

 

何度も

 

「今回はやめた方が

 いいのかもしれない」

 

って
心が折れそうになってた。

 

 

それでもあたしは

 

「少しでも

 怪しいことがあったら

 旅行を中止する」

 

 

というラインを

あたし自身で決めながら

最後まで
“行きたい”
という希望を捨てたくないんだ。

 

 

それはただ、旅行に

行きたかったわけじゃない。

 

そう、前回の

一筆啓上賞入賞した時の

福井旅行に行った時ね。

2024年4月だったね。

 

 

2024年1月に

妻である「ばあば」を亡くして
生きる気力を

失いかけていたじいじを

思い切って連れて行った。
そうしたら、じいじ
本当に嬉しそうに

笑ってくれたから。

これは2024年4月の写真たち。

 

 

まずは金沢満喫。

金沢城のパンフレットは

いまだにじいじの

机の前に貼られている。

楽しかったんだね。きっと。

 

 

そしてじいじが

おもむろに

カバンをゴソゴソしだして

取り出したのがこれ。

思わず大爆笑したあと

泣いた。

 

 

ばあばが認知症になってから

じいじもちょっと心を病んで

自分も指定難病を発症して

「俺の方が先に逝くかも」

なんて弱気だったのに。

 

久しぶりにみたよ。

なんて太陽みたいな笑顔。

 

そしてまさか

ばあばの遺影を

隠し持ってきてたとは!

 

「ばあばにも

 見せたかったんだ」って。

 

泣くよね?

泣いちゃうよ。

そんなこと言われたらさ。

 

 

通りすがりの人も

笑いながらグッときてた。

 

 

 

ホテルでは

地酒の日本酒バイキング。

日本酒好きなあたしとじいじ。

たまらんわけですわ。

 

 

ずっと体調不良で

禁酒してたんだよね。じいじ。

でもこの日は特別だ。

もうウハウハで

お変わりしまくり千代子爆  笑

 


あの幸せで

とろけそうな顔。

生きててよかったぁー!

そんな顔。

 

 

帰ってきてじいじ言った。

 

「また行きたいなぁ」
 

 

 

そ、そんなこと言われたら

また連れていくしか

ないじゃぁありませんか!

 

 

でもね

ただ連れいくのは違う。

我が家そんな

富裕層ではない。

大義名分が無いと

旅になんて出ないぞ。

 

 

「もう一度

 一筆啓上賞受賞して

 絶対に連れていく」

 

 

でもね

2025年は逃したのよ。

入賞を‥‥。

悔しかったぁえーん

そんなに簡単には

獲らせてはもらえません。

 

 

だから死ぬ気で作った。

本気で作った。

悔いなく作った。

そしたら

2026年の今年‥‥

 

 

入賞しただよ!

 

もう一度親孝行

できることになっただよ。

 

だからね、この旅は

単なる授賞式じゃない。

 

家族がここまで

生き延びてきた証であり

希望を失わず
もう一度

前を向くための旅なんだよ。

 

 

たぶん

じいじ、あーちゃん

パパ、あたし

この家族四人で旅行する

最後の旅になると思う。

 

 

そんな弱気なことをと

言わないでほしい。

家族みんなの体調を

知り尽くしたあたしが

肌感覚で感じる予感。

 

 

人生とは

思い出作りだと思う。

お金は天国に

持ってはいけない。

でも思い出は

生きてるあいだに

何度も引き出せる。

心の思い出箱から。

何度でも出して

愛でられる。

自分の人生を。

 

 

だから‥‥

どうしても

家族全員で

元気に行きたいんだ。

 

出発前日の夕方6:00

これをデッドラインにする。

それまでに

あーちゃんでもじいじでも

少しでも様子がおかしければ

全部キャンセルする。

命より大切な

旅行などない。

 

 

でも‥‥

念の為じいじに聞いてみた。

 

「もしかしてじいじ、

 無理してる?

 本当は体調悪くて

 行きたくなかったり

 してなぁい?」

 

そしたらじいじ、即答。

 

「いやいやいやいや!

 行きたいに

 決まってるよぉー!」

 

と、ちょっと前のめりに爆  笑

 

 

とのことなので‥‥

 

神様仏様、先祖代々‥‥

もう誰でもいいや。

こんなあたしの願いを

叶えてはくれませんか?

もうちょっとだけ

最高の思い出を

プレゼントしてや

くれませんか?

 

 

そして5/17(日)10:00

未来のあたしへ。

どうか一筆啓上賞の

華やかな舞台の上に

立っていてほしい。

心の底から今

未来のあなたの幸せを

祈っています。