出生前診断を描いた「フォアミセス」三号連載!最終号が一番の号泣! | ダウン症児のママはシンガーソングライター MIMOの「ギフト」な日々

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我が家の次男はダウン症の中の家族が、月刊誌「フォアミセス」で3号連続の漫画化になり、待ちに待った最終月がやってきた!

一月目から涙が止まらなかったが、この最終月、先ほど読み終わったばかり。思わず嗚咽して泣いた。そして今、まるで夏のプールから出た後のような、あの「爽やかに火照った(ほてった)疲れ」さえ感じている。ちょっとした放心状態だ。笑



そう!この理由に恐らく、読者は泣いてしまうのではないか‥‥。

今はもう、この漫画を世に送り出してくれた河崎芽衣さんと、この物語の主人公たちである「ユカさん家族」に感謝の気持ちしかない。私たち親の気持ちを代弁してくれて、本当に、本当にありがとう!

「出生前診断」というものが世の中に存在するようになってから、いろいろな課題が浮き彫りとなった。受けて「陽性」だった妊婦は、どちらにしても心に深い傷を負う‥‥。

そして今ダウン症の子を育てている私たち親は、この話題が出るたびに「やるせなさ」に苛(さいな)まれてきた。「いっそのこと、もうこの話題、いいよ!聞きたくもない!」と、思った時さえある。

でもやっぱりちゃんと考えなきゃいけないんだよね‥‥。そこに「答え」がないからこそ、考え続けていかなきゃいけないんだよね‥‥。



家族の分だけ、いろんな「選択」が出てくる。

悩んで悩んで悩み抜いた「選択」は、

その家族にとっての「答え」で良いのだと思う。

そんな中でね、

私たちのように産んで育てている人間の「役割」ってなんだろう?

その答えを、この漫画の中でユカさんが教えてくれた。



検査で「陽性」になったのに産む決断をする人間は

「親のエゴ」という人も多いのはたしか。

でもね、妊婦の数だけ「物語」があるわけです。

不妊治療の末に、やっと授かった赤ちゃんだったり。

何度も流産や死産を経験して、やっと授かった赤ちゃんだったり。

「命の尊さ」を誰よりも痛いほど分かっているママのもとに、

舞い降りてきてくれた赤ちゃん。

ママは何の迷いもなく、授かった我が子を産むと思う。

実際にそういう方に、何人も出会ってきた。

だから、どうかそんなママたちの「選択」を責めないでほしい。



そしてたとえ少数かもしれないけど、

「産む」と決断をしたママたちに、

ダウン症児の子育てや療育、受けられるサービス、支援、仲間‥‥

いろんな情報を教えてあげることが、

先に産んで育てている私たちの役割、なんだよね。

私だってあーちゃんがダウン症と告知された時、

「どうして私なの?」と正直思ってしまった。

自分自身が一番「偏見」を持ってたことに、後から気づいたものだ。

今はあの時の自分の「無知」を後悔している。

「知らない、分からない」という事実がきっと、

自分の中に「不安」という「大きなモンスター」をこしらえてたんだ。



たやすく「レッテル」を貼りたがるこの世の中で、

出生前診断というものが「ダウン症の子は堕胎して当たり前」という風潮が、

街を歩くダウン症の方々に「生まれてきてはいけない存在だった」なんて、

それは絶対に「芽生えてほしくない感情」なんです。

どんな家族にも物語があり、

その家族なりの「幸せのかたち」があるということを。

自分の子はやっぱり「世界で一番愛しい存在」だということを。

「生きとし生けるもの」はすべて、輝いていることを。

この漫画がすべて、教えてくれるはずです。



それにしてもユカさん、本当に強くてたくましい、立派な母だ‥‥。

いや、最初から強い母、なんて本当はいないんだろうな。

我が子が自分を「母」に育ててくれるんだよね‥‥。

それは我が娘「あーちゃん」もしかりだ‥‥。

この漫画を読んだ後すぐ、

改めてあーちゃんを「ギューっ!」と抱きしめた。

そんな漫画です!

是非!日本中の方に読んでほしい傑作です!

フォアミセス10月号

書店ではもう売り切れも多いらしいです。書店で見当たらない場合は是非ネットでお求めください!

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