http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140628/t10015575581000.html
「出生前検査」というものに向き合った女性は、それがどの立場でもなんらかの「不安と葛藤」を伴っているんだよなぁ。結果が「陰性」でも検査を受けたことで後から自分を責めてしまう人。逆に「妊娠中の不安」でいっぱいなのに受けることで「親になる覚悟がないのか?」と言われるのが怖くて受けられないでいる人。検査を受けずに障がいのある子を授かった人への「なんで検査受けなかったの?」という周囲の心ない言葉・・・。検査で「陽性」になって中絶を選んだ妊婦さんの苦しみと葛藤は言うまでもない。心のケアをなされないまま、心を病んでしまっておられる方もけっこういる現状・・・。
そして今ダウン症の子を育てている親達は「うちの子はいらない命だったのか?」と「出生前検査」の話題が上がるたびに胸が痛む。そしてダウン症の本人達は「自分たちは生まれてきてはいけなかったの?」と思い悩む。・・・
本当にいろんなことが可能となり、選択の数が増えれば増えるほど、「迷い」や「悩み」の数も増えているような気がするなぁ・・・。
それぞれの立場があり、それぞれの「言い分」がある。でも自分の「言い分」を主張し合えばし合うほど、他の立場の人を傷つけてしまうような気がしてならないのよね。その立場立場でみんな苦しいんだよね。。悲しいんだよね。そう、みんな傷ついているんだもん。
だから私は誰のことも責めたり否定したくない。いっぱいいっぱい調べて(たとえばダウン症の人たちに実際に触れ合ったりとかもね)、考えて、悩み抜いて出した答えは、その人にとっての「正解」なんだと思う。でもそれは同時にその人にとっての「正解」でしかないんです。だから産むにしても中絶するにしても、お互いの「選択」を、お互いの「生き方」を尊重しあえるような、そんな成熟した社会にしたいなぁ・・・。いろんな人たちがいるから多様化して面白いんですよ。この世の中は。
どんな立場の人たちに対しても、その方たちの痛みにやさしく寄り添えるような、そんな活動をしていけたらなぁ・・・。北風と太陽。無理にお互いのコートを脱がし合うようなことをせず、お互いにあたたかく耳と心を傾けることからまずは始めてみませんか?
みんなが幸せになれる、やさしくなれる、共に生きていける、そんな素敵な社会を目指して。私はこれからも活動し続けていきたいと思います。


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