『ちいかわ』に登場する“あのこ”とは、ちいかわ、ハチワレ、うさぎの三匹が“おっきい討伐”に挑戦した際にであったでかつよ族のことである。

ハチワレたちが大きい討伐で遭遇したキメラ。あのこがちいかわにした謎の行動は一体なんなのか。

今回はちいかわの闇の真骨頂ともいえる、キメラ化について自分の考察そしてそれを踏まえた上での自分の意見を述べる。

まずは以下の漫画を読んでもらいたい。











​あのこの正体

結論として、キメラの子(今後はあのこと表記する)の正体は元ちいかわ族である。つまり、ハチワレたちのような愛くるしい見た目のちいさいやつのことだ。

そして、あのこはちいかわ族だった頃、実はちいかわと交流があった。ちいかわがシール張りの内職で仲良くなった友達だったのだ。


↑このグレーのシルエット状態のちいかわ族があのこの状態。元々この子だったのに、キメラ化してしまった。


あのこ=ちいかわの友達のモブであるといえる理由は、ちいかわとモブが仲良くなったきっかけのカエルにある。

ちいかわとモブは、無人販売のカエルケースで仲良くなった。2人の絆の象徴と言っていいだろう。

そして今回、大きい討伐でキメラのあのこはちいかわをじっと見つめると、突然現れたカエルを指さした。まるでなにかを伝えるかのように。

結局、あのこの真意はちいかわには伝わらず、あのこはうさぎの攻撃に驚いて逃げてしまった。

そして後日、ちいかわがシール張りの内職に行ってもモブの友達ともう二度と会うことはなかった。

キメラ化したあのこが、友達のちいかわに自分だと伝えようとしてカエルを指さしたのではないか、と私は考えている。


​なぜちいかわはキメラ化するのか?

ではなぜあのこは突然キメラ化してしまったのか。原因として3つあげられる。

1つ目、魔女による入れ替え説

ちいかわワールドには、ちいかわ族の体を売買する存在がいることが確認されている。モモンガがいい例だろう。あのこももしかしたら体を奪われてしまったのかもしれない。

2つ目、魔法のステッキ

当ブログでも紹介した呪いのかかったステッキ。使用したものがキメラ化するといういわくつき。ハチワレとうさぎも危うくキメラ化しかけたことがある。あのこがそれを使って呪われてしまったのかもしれない。

3つ目、突然変異

ちいかわ族の生態について、わかっていることは少ない。しかし、もしかしたら、ちいかわ族の体は元々キメラ化してしまうリスクがあって、なにかがきっかけでキメラになってしまうのかもしれない。

その根拠として、ちいかわにはキメラになっちゃったちいかわ族が登場する話がある。

ちいかわに向かって、「こんなになっちゃった…」と涙を流すちいかわ族。


以上から、ハチワレたちが出会ったでかつよのあのこは、キメラ化した元ちいかわ族だと考察する。


​キメラ化したちいかわ族の末路


結論として、ちいかわ族がキメラ化すれば徐々にちいかわ族だった記憶がなくなり、本当のキメラになっていくと考える。

あのこは、ちいかわ達が大きい討伐に挑んだ時、ちいかわのことを覚えており、カエルを指さして自分だとアピールしていた。


しかし、次の討伐で別のちいかわ族が襲ってきた際、不可抗力でちいかわ族を爪で弾いてしまった。


それがきっかけで、あのこは自分が力をつけたことを自覚する。そしてその嬉しさに思わず笑いがこぼれてしまう。



その時あのこは無力で弱かった頃のちいかわ族だった自分をはっきりと思い出している。



しかし次の討伐で登場した時はちいかわ族をなんの悪意なくちいかわ族を弾いてしまっている。


ついにはちいかわ族を食べてしまった。


そして今回の討伐は、あのこは明確な悪意を持ってちいかわ族を傷つけた。その際、ちいかわ族だった頃の記憶は前回よりもぼやけておりだんだんとあのこの中で忘れていっていることがわかる。


自分の強さを自覚し、悪意を持って力を使うようになればもうそれは「なんかちいさくてかわいいやつ」ではない。もうあのこがちいかわ族に戻ることはできないだろう。


​なぜ権力者は力に溺れるのか?

自分が強者であると自覚し、悪意を持って弱者を傷つけたあのこは、もうちいかわ族には決して戻ることはできないだろう。何より、元々弱かった過去があるのに強さを手に入れた途端に力に溺れて、弱者を故意に傷つけるあのこはとてもタチが悪いと考える。これは単純な力だけでなく、権威や立場を手に入れた人間でも同じことが言えると思う。

権力者が力に溺れて、誤った行いまたは悪事を働いたというニュースは大量にある。彼らが自分より立場が下のものを見下し、横暴な態度をとり、権力をかさにとって弱者を傷つける行動をするのはよくあることである。なぜ権力者は堕落してしまうのだろうか。私はこれに対し、権力を持てば持つほど同じ立場の人間が減っていき、結果として当人の共感性が低くなってしまうからだと考える。

権力を手にすると、他者の視点にたって物事を見れなくなる。自分の言葉や行為によって、受け取った側がどう感じるのかを考えることが難しくなる。しかし権力が上であれば上であるほど、それを咎めてくれる人もいなくなる。その末路は孤高な独裁者だ。

私は、権力に溺れないためにどうしたらいいのか、それは他者の視点に立って物事を考えることだと思う。自分がこう言ったらその人がどう感じるのか、自分がこう動いたらその人にとってプラスになるのかマイナスになるのか。何かをする前に立ち止まって考えてみる。そうやって他者を思い遣る気持ちこそが、独裁者にならずにすむ大切なことだと考える。



画像の参考資料

出典: https://x.com/ngnchiikawa?s=21&t=Gs7X3bTF2yXa37gBJpRFFA