あやかし緋扇小説【作ってみた】~デート編③~ | その手は、大事な人と繋ぐためにある*。・

その手は、大事な人と繋ぐためにある*。・

その手で守ろうとしたものは、愛するものだったのだろうか・・・
赤く染まったその手を眺めて
やっと、自分がしてきた愚かさを
過ちと認めるその罪を
とめどなくあふれる涙を知る・・・

EGOISTが大好きな、女の子ですww
コメント、お待ちしております(^^ゞ

あやかし緋扇
~デート編③~

「ごちそう様~」
朝の8時30分。
学校がある日よりちょっと遅めに起きて、朝ご飯を食べた。
今日は土曜日。
そして明日は、陵と一緒に水族館に行く日。
「未来~?今日はどこか行くの?」
リビングから出ようとしたあたしを呼び止めたお母さん。
「うん!ちょっと服買いにね」
そう、今日は明日のために、新しい服を買いたかった。
「お金は?」
「え?」
「それくらい出してあげるわよ」
そうゆうと、鞄の中からお財布を取り出して、1万円札を差し出した。
「これで足りるかしら?
もっといる?」
「ぇ・・・・。・・・・・!!
いいっ!もういいっっ!」
目の前に“福沢諭吉”さんを出されて、動揺してしまうあたし。
「もうあたし、10時くらいになったら出るからっ」
お母さんの手から“福沢”さんを取って、自分の部屋に駆け込む。
「ふぅ」
一息ついて、自分のお財布の中にそっと入れる。
“ ♪ ~ ♫ ~ ”
「ん?」
ベッドの上においていた携帯が、曲を流し始めた。
電話だ。
「もしもし」
『さくらねんけど』
「あぁ、さくらちゃん。
どうしたの?」
『ぁ、あのな~』
「うん?」
なぜか言いづらそうなさくらちゃん。
『今日遊べへんかな~と思うてな・・・』
キュンッ
可愛い♡
ただ遊びを誘うだけなのに・・・!!
「ん~、ごめん。今日は別の用があって・・・」
『用ってなんや』
「えぇ~と・・・、
ちょっと服を買いに・・・」
『はぁ!?』
ビクッ
さくらちゃん、電話で大声はNGだよ・・・。
『そんなん、うちの出番やないかいっ。
断る理由がわからへんっ』
「いや~・・・」
なぜか、さくらちゃんに勢いが出てきたような?
「それが・・・、他の人と約束してるんだよね~・・・」

デート③ 終わった・・・!!
続き 続きっ\(゜ロ\)(/ロ゜)/