季節は立秋となりましたが
まだまだ猛暑地獄は続いています。
皆さま
残暑お見舞い申し上げます。😊
今回は新聞紙で作る魔法の鉢を作ってみました。
魔法の鉢?
どんなの?
ってことで、百聞は一見にしかずの諺に習い
愚作ですけどみてもらいます。(^^;
自己流で作っているこれまでの作品
それではさっそく、作ってみましょう。
材料は
新聞紙(水でトロトロ状態にしておきます。)
ポルトランドセメント
砂入り20キロで500から600円ほどの製品が使いやすいと思います。
すでに適量の砂も入れてあるので便利です。
重さを気にされる方は普通ポルトランドセメント製品だけを購入してください。
生コンクリートは1週間ほど経てば(1週強度)圧縮強度は所定近くまで発現するはずです。
1時間で硬化する製品も使ってみましたが作業の途中で硬化し始めて失敗しました。
量販店の水周りコーナーでも小袋の用途別製品が色々と見つけられると思いますから、最初は小袋からのスタートで色々と試してみるのも安心でしょう。
大袋は金銭的にもお得なのですが、早めに使い切らないと湿気対策に留意が必要になります。
接着促進剤、セメント着色剤など
セメント着色剤は建設業者向け販売店で
購入できます。
小豆色、黒色をメインに青色や赤色、黄色と揃えて楽しめます。
その他
バケツ、スコップ、手袋、型枠、広告紙など
手袋は私にとって必需品で、上の作業例ではスリット理論の応用と考えて作品途中でブロック化してあります。
養生シート
セメント強度の発現が完了するまでは
風に当てないようにシーツなどで覆ってやります。
ざっと準備するものをあげてみましたが
この他にも自分なりに使いやすいものを
工夫しながらお楽しみください。
作業の進め方
1
先ずは新聞紙を細かく裁断して、大きめのバケツ内で水を加えてよくこね回し、トロトロ状態にしておきます。水の温度は温かいほうがよくこなれます。
2
新聞紙粘土の量と同じ量のセメントを加えてよくこね回します。
作る作品の量が少しだけなら、この段階でセメント着色剤や硬化促進剤を加えておきましょう。
大きな作品の場合は後の脱型のあとで別に作った色付きのモルタル様材料で表面全体を被覆して仕上げます。溶岩流様に似せるコツは赤色系の着色剤と黒色系の着色剤などをざっくりと混ぜ合わせることで、こうすると二色の織りなす色模様が自然感を表現してくれます。
また、軽石小粒を適量、混ぜるのも面白いでしょう。
3
作品の形づくりには型枠が必要になります。
例えばすり鉢状の形づくりだったら少し大きめの既存の鉢を用意し、その内側にセメント新聞紙粘土を塗りつけていきます。
この段階で注意することは鉢に直接に塗りつけないということで、
もし既往の鉢に直接に塗りつけてしまうとセメント強度が発現し、両者が合体して離れなくなります。(>_<)
型枠は新聞紙とか段ボールとか硬化しない素材を選びます。そしてこれらの紙材ならまだ未熟状態の作品であっても脱型枠作業も容易になります。
4
型枠から外す時期のタイミングも注意が必要です。長期間経ってしまってからでは型枠材料が上手く剥がれなくなるからで、上手に作った作品が壊れることなく、ひびが入ることなく、上手く型枠材料と剥がれるタイミングは通常の状態条件で2日前後が目安となりますから、これは実際の経験でお試しください。o(^-^)o
このタイミングが遅れると型をとった巻き紙材などがセメントで一体に固結してしまうので剥がせなくなります。型枠の取り外し時期にはくれぐれもご注意ください。
5
デザインとスリット理論
自然環境に近い、あるいは自然よりも美しい自然を表現した優れたデザインを研究しましょう。
鉢にスリット構造を採用することはとても重要です。スリットとは切れ込みのことで、切れ込み割れがあると根に酸素の供給が図れて細根が元気に育つだけでなく、凹凸がつけてある構造なので回り根がなくなります。
プラスチックの名札を外し、スリット構造化を狙います。
内面には根が張ることを狙って凹凸をつけます。
この状態で湿気を保ちながら養生します。
6
栽培事例
ブログの記事、7月8日のヤマユリは魔法の鉢に植えこんでから数年間、植え替え作業をしていなくても毎年、大きな花を咲かせてくれます。
環境条件に無理が少ないのではと考えていますがホントのことはユリに聞いて、答えてもらわないと分かりません。
(*_*)
魔法の鉢の特徴は
通気性が良い
通水性が良い
排水性が良い
保水性が良い
軽い
自然環境に近い
自然感溢れるデザイン性
スリット構造により放射状の細根充実が図れる。
栽培困難な植物の育成が可能
💟