今日は髪を染めました。
といっても、白髪染めです。
美容院に行くと高くつくので、スーパーとかで売ってるやつを使って染めました。
美容院に行くとなんやかんやで、1万円以上かかるけど、自分でやったら千円以下。
最近の染料はにおいもきつくないし、やりかたも簡単です。
小一時間あれば終わります。
そのかわり、当然髪の毛は伸び放題です。
三つ編みにしたり、ポニーテールにしたりしているので、あまり気になりません。
前髪は自分ではさみでチョキチョキ切っておしまいです。
髪が短いと、ちょこちょこ美容院にいかなければいけませんよね。
でも、時々「短く切りたい!!!」という願望が突然湧いてきます。
いわゆる「変身願望」でしょうか。
自分リセット効果とでもいいましょうか。
ところで
私はお化粧をしていません。
まったく「すっぴん」で毎日暮らしています。
もう女をやめている・・・??というつもりはなくて、昔からしていないのです。
やり方がわからんし、化粧品もないし。
これにはちょっとしたトラウマがあって、
うちの母親はデパート勤めで、いつもきっちりお化粧をしていました。
子ども心に、きれいな母親が自慢でした。
でも、そのうちに、お化粧を落とした時の顔とお化粧をしているときの顔とのギャップに気づきました。
いつもお化粧をしている母親の顔を見慣れていたので、違和感が強かったのだと思います。
いかにも生気がないように見えて、驚いたのを覚えています。
また、子どものころ私はとても不細工で、母親の職場に行くたびに、「ええっ娘さんなの??」と露骨に言われていました。(今も不細工だけど、気にしていないだけ)
おまけに姉は母親そっくりで、とてもかわいらしかったのです。
いつも比べられて、さみしい思いをしていました。
そんなことにたいする反動もあったのだろうと思います。
それと、正直「自分の本当の顔」を人前にさらすことができなくなるっていうのがいやだったのです。
いつもお化粧をしている人は、「とても素顔は見せられない」といつも言っていました。そんなの面倒くさいし、悲しいじゃないですか。
「女は化粧してきれいであるべき」というのも腹が立つし。
身だしなみを整えるのはわかるけれど、なんで顔が素顔じゃだめなんだろう。
納得がいかない。
とかなんとか言って、実は面倒くさいだけなんですけど。
でもちょっとは、「きれいになりたい」っていう願望はあるんですよね。
だから、お化粧については「自然派」ぶっているくせに、
白髪を染めたりしているんです。
これは大きな矛盾です。
私の「信念」からいくと、
当然髪も自然体。
白髪になったらそれはそれで受け入れればいいのです。
それがあきません。
一度染め始めたら、もうやめられません。
これってお化粧とおんなじやんか。
そう思いながら、今日も白髪染めをしました。
上手にできたので、鏡をみてちょっとうれしくなりましたが、
いつものように、ちょっと複雑な気持ちでした。