楽天市場

 

初日の万博、マレーシア館へ!

 

2025年の大阪・関西万博、初日はマレーシア館にも行ってみました。

 

子供にどこに国に興味があるか聞いたら、「マレーシア!カマキリ先生が行ってた!」と。確かに、カマキリ先生はマレーシアで珍しい昆虫を採集しておられましたね(あの番組、復活できないのかな…)。

 

ガッカリしても困るので、「多分マレーシアがアピールしたいのは昆虫じゃないよ?」と念押しして、行ってみることに。

 

マレーシア館の場所は、東ゲートから入って大屋根リング下を抜けたあたりの右側、地図では緑色で表示されているエンパワーリングゾーン、番号は「P02」」です。 

 

まず、建物が大きくて立派!建築デザインはあの隈研吾さんで、竹がふんだんに使われている外観はとても美しく、存在感がありました。

 

 

 

  テーマは「調和の未来を紡ぐ」

 

公式サイトによれば、マレーシア館のテーマは「調和の未来を紡ぐ」。 パビリオンの外観は、マレーシアの伝統織物「ソンケット」の模様をモチーフにした竹のファサードで、昼と夜で表情が変わるのも特徴。夜には金銀の糸がきらめくような光の演出もあるそうです。

 

この美しいデザインには、多様性と持続可能性を大切にするマレーシアの未来へのメッセージが込められているそう。 こういうストーリーを知ってから見ると、より印象的に感じられますよね。

 

 

  並ぶけど列は進む!混雑と入場体験

 

初日ということもあってか、館の外には列が。でも進みは意外とスムーズで、待ち時間は20〜30分ほど。

 

 ただ、列の整理がまだ慣れていないのか、最後尾がどこか分からず、近くの方に「ここってマレーシア館の列の最後ですか?」と聞くはめに。 その方も「たぶんそうだと思ってますけど…」とちょっと心もとない様子でした。

 

 

  館内展示はテンポよく楽しめる

 

階段を上がって2階から入場すると、まず目に入ったのは食品サンプルによるマレーシア料理の紹介コーナー。 「そういえば、マレーシア料理って食べたことないかも」と考えつつ眺めていたら、ひときわ気になったのが青いごはん。

 

 

説明が見つからなかったので、近くにいたマレーシア人のスタッフの方に質問してみました。 ここで、Expo翻訳アプリを実際に使ってみたんですが…これが意外と使える!ちゃんと通じました。

 

 

ただ、スタッフの返事は英語(!)。アプリ、係員に浸透してない感じですね…。 (開発費かけて作ったんだろうに、ちゃんと宣伝しないと!)

 

英語の説明を私なりに理解したところでは、この青いご飯は、青い花と一緒に炊くと自然にあの色になるそうです。特別な日だけじゃなく、日常的に食べられている地方料理とのこと。

 

さらに偶然隣にいたマレーシアの方(しかも日本語ペラペラ!)が「これはマレー語で“水曜日のご飯”って呼ばれているけど、水曜に食べるって決まってるわけじゃないですよ」と教えてくださいました。

 

なんだか、こういう交流こそ「万博」って感じですよね。子供にもよい経験だったなと思います。

 

帰ってから調べてみたところ、この青は「バタフライピー(蝶豆)」という青い花から出た天然の色素で、ご飯に爽やかな青色を加えるのだとか。ハーブティーなどにも使われていて、健康志向の方にも人気らしいです。

 

 

  都市と自然、未来への取り組みを展示

 

続いては、環境に関するインタラクティブなゲーム風の展示や、クアラルンプールのジオラマ模型。 壁にはスマートシティの取り組みに関する説明もあり、マレーシアの都市開発の今と未来が垣間見えました。

 

 

1階には「調和の木」というオブジェと、自然と科学の共存をテーマにしたアニメーションも。 全体的に、展示は個人参加型のものは少なめで、テンポよく進める形式。なのでサクッと見て回れます。

 

 

 

 

  食事は売り切れ!?人気のカフェとおみやげ

 

順路の最後には、レストラン&ショップエリア。 15時頃に行ったのですが、食事はすべて売り切れ。残っていたのはドリンクのみ…。

 

店内には、スパイスの香りが漂うエスニックな雰囲気が広がっていました。 あの青いお米も食べられたんだろうか…。メニューの写真、撮っておけばよかった。

 

ショップは、調味料や民芸品などのおみやげが中心。 その中で数十円というずいぶん安いものが売られていてびっくり。 

 

 

 

 

 

こちらはマレーシアで作られている日本の駄菓子だそうです。こうした身近な商品がマレーシアで作られてるなんて、知りませんでした。子供にねだられて一つ買ってやりましたが、お財布にも優しいです◎

 

 

  マレーシアって、意外と知らないことが多い

 

展示や説明を通して、「マレーシアってこんな国だったんだ」と改めて知ることができました。これまで「首都に双子みたいな高いビルがある」「珍しい昆虫がいる」くらいのイメージしかなかった私には、新しい発見の連続でした。

 

建築や展示から文化と未来を感じられ、異文化とのふれあいもできる、じわじわと魅力が伝わってくるパビリオン。東ゲートからのアクセスも良く、比較的回りやすいです。

 

あ、ちなみに館内2階のトイレは数が少なくて、かなりの行列になっていました…!

ご注意ください。

 

▶ 過去記事: