コロナ禍でお出かけブログをお休みしておりましたが、少しずつ再開しております。
これからは、「小さな楽しみを見つけよう」と「東京街歩き」の両方を書いていきます。
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先日から「江戸東京たてもの園」を訪ねた時の様子をご紹介しています。
前回は、西ゾーンにあるデ・ラランデ邸で早めのランチを済ませ、江戸時代の農家の家などを見学しました。
今回も西ゾーンの建物の見学を続けます。
次にやってきたのは、「三井八郎右衛門邸」です。
東京都指定有形文化財に指定されています。
いかにもお金持ちの家っぽい。
説明を読んでみると、三井財閥として名を残した三井同族十一家の総領家 三井八郎右衛門高公(みついはちろうえもんたかきみ)氏の第二次世界大戦後の住宅です。
うむ。
調べてみると、この「三井八郎右衛門」というお名前は、三井十一家の総領家である北家の当主が代々襲名してきた名前なのだそうです。
その前は今井町に合った邸宅が戦災で焼けたため、1952年(昭和27年)に現在の港区西麻布に本堤を建築して移り住みました。
この本邸は、日本各地にあった三井家に関連する施設から部材などを集めて建てられました。
例えば1階の書院の二間は1897年(明治30年)ごろに造られた、京都油小路三井邸の奥書院の一部です。
さあ、中に入って見ましょう。
あれ?家紋じゃないかな?
おしゃれな照明です。
配膳室
厨房
シェフやお手伝いさんがいらしたんだろうなと想像を巡らせます。
この先には蔵があり、資料が展示してありました。
和と洋が同居している感じ。
お寺の天井みたいな、格子柄天井。
そしてかわいい照明。
家の中が暗めなので、なおさら外の光がまぶしいです。
以前は2階も見学できたようですが、今は1階だけです。
さすが三井財閥!という立派な家でした。
出てくると、ボンネットバスが停まっていました。
このボンネットバスに関しての説明などが無いのですが、行く先には上野広小路とありますから、そのあたりを走っていたのかな?
ちょっと話は脱線しますが、ボンネットバスで思い出したことがあります。
私はもちろんボンネットバスが現役の頃は知りませんが、今から数十年前の事、1度だけ乗ったことがあります。
それは、宮城県にある峩々温泉(ががおんせん)に泊まった時、宿からの送迎に使われていたのです。
新幹線の白石蔵王駅からバスで遠刈田温泉へ行き、そこからボンネットバスに乗りました。
調べたら「蔵王銀嶺号」という名前だったようです。
エンジンの音がものすごくて、会話の声も聞こえないくらいの音と振動を覚えています。
あれからどうなった?と調べたら、2019年に峩々温泉を訪ねた方のブログに、宿の方が数年前に処分したと言っていたと書いてありました。
うーん、そうですよね、もう数十年前の事ですもん。
長くなりました。
話を江戸東京たてもの園のボンネットバスに戻します。
この「いすず」っていうプレート、めちゃくちゃかっこよくないですか。
もともと昭和レトロ好きなので、こういうの、たまらないです(笑)
電車のプレートみたいにごつくてかっこいいですね。
ボンネットバスに別れを告げて、次の建物を見に行きましょう。
常盤台写真場
健康住宅地として開発された郊外住宅地常盤台(板橋区)にあった写真館です。
ここは受付かな?
2階 写場とありましたが、見学はできませんでした。残念。
写真館の方のお部屋かな。
庶民の台所。
控室でしょうか。
説明によると、当時は照明設備が発達していなかったので、安定した照度を得るために、2階の写場には、すりガラスの大きな窓があったとの事。
外から確認してみましょう。
きっとここの事ですね。
確かに大きな窓!
これなら光がたくさん入って、大切な写真が綺麗に撮れたでしょうね。
そして、この写真館の向かい側には、「小出邸」があるんです…あら?
耐震工事中のため、2021年2月下旬ごろまで見学休止中でした。
公式ページを見てみると、工事などで見られない事が結構あるみたいなので、お出かけ前には必ずチェックした方がよさそうです。
せっかく出かけても、見たかった建物が工事中だったら悲しいですもんね…。
ちなみに今回見られなかった「小出邸」は、日本におけるモダニズム運動を主導した建築家堀口捨巳氏が1925年(大正14年)に設計した住宅です。
当時オランダで流行していたデザインと日本の伝統的な造形を折衷した造りの建物だそうです。
東京都指定有形文化財との事。
うーん、見られなくて残念。
次回は必ず!
さて、長くなりましたので今回はここまで。次回はまたまた気になる「田園調布の家」なる建物などをご紹介します。
なかなかお出かけが出来ないこのご時世です。
せっかくですから、ゆっくり丁寧にご紹介していきたいと思います。
一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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