コロナ禍でお出かけブログをお休みしておりましたが、少しずつ再開しております。
これからは、「小さな楽しみを見つけよう」と「東京街歩き」の両方を書いていきます。
https://ameblo.jp/mimimisuke/entry-12633760121.html
新規感染者が増える中、どこに行けるのか考えていました。
もちろん、出かける事自体にリスクがありますが、その中でもリスクの少ない場所はどこでしょう?
色々調べていくうちに、気になる場所を見つけました。
それが、東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」です。
ここは、文化的価値の高い建物で、現地保存が難しいものを移築保存展示しているんです。
つまり、屋外にある建物展示公園という感じでしょうか。
そしてこの「江戸東京たてもの園」は、両国にある「江戸東京博物館」の分館なんです。
そう聞くと、なんかすごそう!
そしてもうひとつ。
江戸東京たてもの園の中には、ジブリの「千と千尋の神隠し」の中のモデルとなったと言われる建物があります。
一部はジブリも公式に認めているそうで、そのご縁かキャラクターの「えどまる」は宮崎駿さんのデザインなんです。
益々楽しみ!
では参りましょう。
江戸東京たてもの園の最寄り駅は、JR中央線「武蔵小金井」または「東小金井駅」か、西武新宿線「花小金井」駅
バスが出ていますが、私達は歩いて行くことにしました。
どの駅からもだいたい徒歩30分強で行けるようです。
北風が冷たい日でしたが、楽しんでまいりましょう。
降りたのは、JR武蔵小金井駅。
中央線で新宿から30分くらいです。
たてもの園が9時半オープンという事で、現在8時50分。
オープン直後のすいている時間を狙っていきます!
…と、駅近くにパン屋さん発見。
武蔵小金井を中心に7店舗を展開するパン屋さん「クラウン」。
残念ながらカフェには行けないけど、パンを買って行きましょう。
店内が狭かったので、買ってきたパンを店前のベンチで撮影。
カレーパングランプリ3年連続金賞受賞という、カレーパン(紙袋の中)180円は、一見普通のサクサク揚げパンのカレーパン。
特別変わってないけど、具のカレーの辛さといい、カレーの量といい、普通のカレーパンの最上級というおいしいパンでした。
右から塩ロールあんバター160円、メープルラウンドパン小110円、あん食パンハーフ150円
あん食パンは母のお土産に。
メープルラウンドパンは同行者のおやつに。
メープル好きなので、ふわふわにやわらかくて甘くておいしかったそうです。
塩ロールあんバターは、バターのこってりさとあんこが合うにきまってるおいしさでした。
こんな街のパン屋さん、うちの近くに欲しいなー。
さあ、先を急ぎましょう。
お、マンホールは桜ですね。
小金井市の花は桜。
小金井市といえば、これから向かう江戸東京たてもの園のある「小金井公園」の桜が有名です。
園内には様々な種類の桜が何と約1700本の桜があり、お花見の時期には大変な混雑になるのだそうです。
おお、ボウリング場ですね。
最近は、あのでっかいボーリングのピンが屋根に乗っている所は無くなりましたね。
昔はあのあたりに、でっかいピンが乗っていて、遠くからでもすごく目立ったのに。
管理が大変なのかな。
ツタが紅葉して綺麗。
見上げるような大きな木の下に、文字が消えかかった案内板が立っていました。
白龍欅
大正末期から昭和初期の事、当時このあたりのお金持ちだった朝倉重威の妻ミヤ女の前に白蛇が現れ、これを神の使いと崇め、白竜弁財天の祠を建立し欅を植樹した。
欅は守り神として手厚く保護され、現在でも小金井街道のランドマークとして市民に親しまれている…というような事が書いてありました。
なるほど。
またしばらく歩くと、橋が見えてきました。
ごく普通の橋っぽいのに、となりに何か書いてあります。
説明によると、ここ「小金井橋」は、承応2年(1653年)に玉川上水が開かれたときに架けられました。
小金井堤が桜の名所になり、歌川広重らが錦絵や挿絵に描くほどでした。
明治時代以降も多くの写真や絵画が残されています。
昭和5年(1930年)に近代的なレンガ造りのアーチ橋に架け変えられ、地域のシンボルとして親しまれましたが、道路拡張により平成20年(2008年)に役割を終えました。
レンガと要石は、旧小金井橋の一部を記念に残したものだそうです。
玉川上水はこんな感じ。
そしてその先に、「桜町遊歩道」という案内がありました。
ここを入って行けば、すぐに小金井公園です。
あら、すずめさんが暖かそうなのを着てますな。
でも。
こっちの4羽のうち、2羽しか着てないの。
あらー、かわいそうに、誰か持って行っちゃったのかな。
なんて、言ったとたんものすごく強い風がビューーーーーっと!!
そしたら、このすずめたちの洋服が、まるでマンガみたいにその強風に吹っ飛んでしまったんです。
わわわ!!
道路まで飛んでいきそうだったので、あわてて追いかけるワタシたち。
なんとか足で押さえたりして(ごめん)取り押さえました。
あわててすずめたちに着せてあげましたよ(後で写真を見たら、葉っぱがいっぱいついてた!気づかなくてごめんよ)
もしかして着ていなかった2羽の分も、こうして飛んで行っちゃったのかな。
もう飛ばされないといいね。
遊歩道の左側はもう小金井公園です。
でもまだ江戸東京たてもの園はもう少し先。
そしてスズメのところから5分くらいで、「小金井公園 たてもの園前広場」に到着しました。
武蔵小金井駅からのんびり歩いて35分くらいかかりました。
正面の建物が、「江戸東京たてもの園」のビジターセンターです。
写真には写っていませんが、周辺のベンチにはたくさんの方が休憩中でした。
朝のお散歩中かな。
ビジターセンターにしては、なんかちょっと不思議な建物だと思いませんか?
実はこの建物も、移築されたものなのです。
1940年(昭和15年)に皇居前広場で行われた「紀元2600年記念式典」のために建設されました。
翌年、小金井大緑地(現在の小金井公園)に移築されて、「光華殿」と命名されました。
江戸東京たてもの園が開園した時、ビジターセンターとして改修されました。
江戸東京たてもの園は、一般400円、65歳以上200円、大学生320円、高校生・中学生(都外)200円、中学生(都内在学または在住)、小学生以下は無料です。
入口で、検温、消毒液での手指の消毒などがありました。
ビジターセンターには、ちょっとしたカフェとお土産コーナーがありますが、それはまた後ほど。
ビジターセンターには展示室もあり、現在は「大銭湯展」が行われていました。
フラッシュを使わなければ、撮影可能との事でした。
たくさんの展示がありましたが、気になったのはこの後ろ姿。
こんな感じの、あったなぁ。
パーマ屋さんみたいなドライヤー。
…っていうか、パーマ屋さんて(笑)
祖母が新宿に住んでいましてね。
数軒先に銭湯があったんです。
なので、祖母の家に泊まると銭湯に行けるのが楽しみでした。
母が一緒なら絶対に買ってくれない(笑)お風呂上がりの牛乳。
私はイチゴ牛乳が好きでしたね。
いつか、透明で薄ーく黄色いりんごジュース?を飲むのが夢でした。
1963年(昭和38年)にプラスチック桶の会社が製薬会社に持ち掛けて誕生したのが広告つきの桶。
それまでの木桶は手入れが大変だったので、あっという間に銭湯経営者の間で話題になり、広まったそうです。
私が祖母のところで見ていたのは、黄色い桶だったかな。
銭湯の一日が紹介されていました。
これは、本当に大変ですね…頭が下がります。
さて、いよいよ外に出て、建物を見て歩きますか。
最初に見えたのはコレ。
大砲?と思ったら、これは「午砲ごほう」でした。
1871年(明治4年)から、皇居内旧本丸で正午を知らせる空砲を打っていたそうです。
江戸時代には、時の鐘をならしていたのだそうですが、午砲は東京都区部のほとんどに聞こえたそうです。
それは、1929年(昭和4年)にサイレンに代わるまで続きました。
さて、時刻は10時を少し過ぎたところ。
実は一番に行きたいところがあります。
あっち!
実はこの江戸東京たてもの園の中には、実際に食事が出来るお店が2軒あります。
1軒はカフェ、もう1軒はうどん屋さんです。
ぜひ入って見たい!
でも、このご時世だからどうしようって思ったんですよね。
調べてみたら、カフェには外のテラス席がある事がわかりました。
テラス席ならいいんじゃない?
それも開店直後ならまだ人も少ないでしょ。
というわけで、開店の10時半に入店することにしたんです。
まずはそこまで行ってみましょう。
デ・ラランデ邸
元は平屋の洋館でしたが、1910年(明治43年)ごろ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデによって3階建てに増築されました。
そしてなんと、1999年(平成11年)まで新宿区信濃町に建っていたというのです。
びっくり!!
さて、開店まではまだ時間があります。
今回はここまで。
次回はここでランチとデザートをいただきます!
次回もぜひ、ご覧になって下さいね。
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