たまたま何かの検索のときに見つけたお店が、東銀座のうどん屋「太常 だいつね」。
なんでも、江戸時代から5代続く八百屋さん(卸業)が「安心してつゆまで飲み干せるうどんを作りたい」という思いでプロデュースしたのだとか。
2010年にオープンしてから、昼は野菜天ぷらなどが人気のうどん屋さんとして、夜はアルコールが飲めるお店として大人気なのだそうです。
八百屋プロデュースのうどん屋さん。
気になって気になって。
でも、これまた土日祝がお休みで、平日のみの営業なんです。
ハードルは高いけど、絶対おいしいはず!とやっと訪ねることができました。
ご紹介しますね。
このあたりのイチョウは黄葉までもう少し時間がかかりそうです。
お店は、日比谷線東銀座駅、銀座線銀座駅、都営大江戸線築地市場駅から徒歩4~5分。
角を曲がったら、たぶん行列が見えるはずです。
ちなみにこれは12時15分くらいの画像です。
お店の外だけでも10人以上並んでいました。(店内にも10人くらい並んでいます)
私が実際に訪ねたのは、11時45分くらいのこと。
行列は全くなく、店内にもレジ待ちの人はいませんでした。
12時を過ぎるとやはり近隣にお勤めの方が大挙して押し寄せるので、そうじゃない方は11時開店すぐに訪ねると行列せずに食べることが出来そうです。
基本のうどんのお値段はこんな感じ。
かけうどん450円、梅干しうどん550円、わかめうどん550円、きつねうどん500円
たぬきうどん500円、九条ねぎうどん500円、辛みそ肉うどん700円、カレーうどん700円
とろろうどん600円、アボカドうどん700円、レタスうどん600円
炊き込みご飯120円、いなりずし1個80円2個150円
店内のシステムは、丸亀製麺などの讃岐うどん店とだいたい同じです。
トレーをもって、カウンターにずらりと並んだ小鉢や天ぷらなどで好みのものをセルフでのせます。
順番が来ると中の方から「ご注文は?」と聞かれるのでうどんの種類を答えます。
出来上がったら受け取り、その先にあるレジでお支払いをして席で食べます。
食べ終わったら、レジの後ろにある提げ口に器を持っていきます。
他のお客さまに迷惑を掛けそうだったので、写真が少なくてごめんなさい。
雰囲気だけでも伝わるでしょうか。
こんなふうにずらりと並んでいるんです。
圧巻なのは、野菜の天ぷら。
ここで写っているのは、アボカド100円、さつまいも70円、かぼちゃ70円、下仁田ねぎのかき揚げ150円、なす100円、かき揚げ100円、温泉玉子100円、ちくわ70円ほか
天ぷらとしては珍しいアボカドなどもあるし、下仁田ねぎなどはかなり大きなかき揚げ状になっていて、とてもおいしそう。
私の前にいたサラリーマンは、かけうどんの大盛りに、巨大なかき揚げ(たぶんタマネギや人参入り)を選んでいました。
これなら男性でも満足できそうですね。
店内は大きなテーブルにみんなで座ったり、カウンターのように壁に向かっている席があったり。
多少混んでも、ゆっくりするというよりはささっと食べて出ていく感じのお店なので、回転は早いと思います。
お客様は男女両方ともいましたが、男性の方がちょっと多いかな。
グループよりも一人で来ている方が多かったみたいです。
そして、私が食べたのは!
九条ねぎうどん500円と野菜天ぷらいろいろです。
九条ねぎの量がすごい!
透き通っただしは、本当にごくごく飲めちゃう感じ。
こんな紙が貼ってありました。
だし材料
昆布(利尻産)、煮干し(瀬戸内産)、うるめ(熊本産)、さば節(熊本産)、かつお節(鹿児島産)、そうだ鰹(土佐清水産)
これが全部入っているのかな?
おいしいわけですね。
うどんは、かちかちの「腰がある」って感じではなく、ほどほどの硬さで食べやすいです。
そして!
気になるのが天ぷら。
もっと食べたいものはあったのですが…これでもかなり厳選したつもりですよ(笑)
これだけ種類があると、さすがに揚げたてというわけにはいかず、天ぷらは冷たいのがちょっと残念。
いや、これは仕方ないな。
何の天ぷらか、わかりますか?
では、味の感想と合わせてひとつずつご紹介。
アボカド 100円
アボカドの天ぷらは食べたことがなかったので食べてみました。
少し火が入ったことで、ちょっとトロッとした感じ。
実はアボカドの青臭さが苦手なのですが、これはまったくそれがなくてイケる!
バターナッツ(かぼちゃ)
写真を撮る前にかぶりついてしまいました…ごめんなさい。
バターナッツは、普通のかぼちゃのようにホクホクしていないちょっと水っぽい感じのかぼちゃですよね。
天ぷらにしてもホクホクというより、「野菜」という感じのサックリした感じでした。
ブラウンマッシュルーム
かなり厚みのある、椎茸みたいに大きい茶色いマッシュルームです。
肉厚なので、かじるとびっくりするくらいどっとうまみの汁が出ます。
これが最高です。
きのこ好きな方には絶対に食べてほしい!私のイチオシです。
そして、最後はこれを。
これなーんだ?
正解は…
かぶりついた後の写真でごめんなさい。
柿!確か50円
普通の平たい柿を4等分した感じのまま、コロンと天ぷらになっていました。
味はどうなの??って思ったけど、ちょうど食べごろで堅い柿だったので、天ぷらにしてもあまり変わらず。
それは拍子抜けなくらい(笑)
揚げたての熱い天ぷらだったらたぶん「??」って感じだったでしょうが、冷えた所を食べてみるとすごく普通(笑)
考えてみたら、柿を使ったタルトなどもないわけじゃないので、こんなメニューもありですよね。
というわけで、正解はこんな感じでした~!
テーブルには、七味、自家製辛みそ、塩などが置かれていました。
天ぷらは、うどんだしで味わったり、柿やバターナッツは塩を少し欠けてみたりして楽しみました。
うーん、これは楽しいな。
野菜を楽しむ天ぷらは私好みでした。
今度は下仁田ねぎを食べてみたいなぁ。
レタスうどんも気になるし。
平日のみの営業なのがハードル高めですが、平日の銀座ランチの候補にぜひ加えてみて下さいね。
ごちそうさまでした!
で。
せっかく普段来ない場所に来たので、周囲をウロウロ。
料亭かしら?
と思えば突然路上に軽トラの八百屋さん。
ランチタイムに出てきた女性たちが、結構買い物をしていました。
今、働くお母さんも多いから、ここで買っていけたら後が楽だよねぇ。
ぎゃ。
たぬきのおなかに店名が。
松茸屋 銀座魚松
ランチは、松茸日替わりランチ 3000円~
松茸と近江牛のしゃぶしゃぶランチ 10000円
うん。
…ね?
往来安全
大きな歩道橋に来ました。
ちょっとおもしろい。
ずいぶん大きい歩道橋だなと思ったら…
銀座ときめき橋という名前があるらしい。
何でも平成5年に銀座7・8丁目をつなぐ道路の改修が行われて花椿通りが誕生した時に、記念曲として「ときめいて銀座」という曲がレコード化されたそうです。
平成9年にこの歩道橋が竣工した時に、江戸・明治期に新橋と花柳界をつなぐ男女の逢瀬の場として賑わったゆかりの地にちなんで「銀座ときめき橋」と愛称を名付けたと書いてあります。
ふむふむ。なるほどね。
さらに進むと…
日本刀屋さんがあったり。
香蘭社があったりしたのでした。
さて、これからどこに行くのかな?
それはまた今度のお楽しみです。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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