パン好きの聖地と言われる「zopt ツオップ」というお店の存在を知ったのは、やきがし屋のみきさんとの会話の中でした。
「聖地」と言われるくらいの有名店ですから、常にパンを買うための行列が途切れることはなく、カフェの利用は事前に予約して行かないと難しいとのこと。
場所が千葉県松戸市ということもあり、なかなかチャンスがありませんでした。
そんなある日、「やきがし屋」のみきさんと「こむぎのゆめ」のなおちゃんさんがツオップへ出かけると聞き、お願いしてご一緒させて頂くことに!
予約なども全部お願いして、私はその日をただ指折り数えて待つことに。
今回、お菓子屋さんのみきさんと、パン屋さんのなおちゃんさん、お二人とも「作り手」。
私はただおなかをすかせて食べる人(笑)
一緒に出掛けることで、お二人の作り手としての目線を感じ、とても勉強になりました。
いつも一人で出かけているので、3人旅とても楽しかったです。
では、いざ聖地へ!
降りたのは、最寄り駅のJR北小金駅。
バスで行くこともできますが、お天気も良いので歩いていく事に。
バスだと10分くらいだそうですが、歩くと30分くらいかかります。
最初に見つけたのは、こんな道しるべ。
いろいろ書いてある中で、気になるのはまず「マツモトキヨシ発祥地」。
以前会社の先輩が松戸の方で、松戸が発祥だというのは聞いていたのですが、まさかこんなふうに書いてあるとは(笑)
そしてもう一つ気になるのは、軒並み距離が訂正されている事。
よく見ると、全部100m短く訂正されています。
どうした?
車庫を改造したみたいな広い八百屋さん。
セロリや大根も安くて新鮮。
でも気になったのは…
自家製大根の糠漬けと、奥にある干しいも。
ああ、どっちも一袋全部食べられるくらい好き。
でも、これから30分歩くのに、丸ごと一本の糠漬けはキツイということになりまして、後ろ髪を引かれながら進みます。
結構車の通りの多い道路の歩道を進みます。
巨大なボーリングカー(笑)
私が子供の頃ボーリング場のてっぺんにああいう巨大なピンが乗っていたけど、それを改造したのかな?
思わず何か洗いたくなる、押しの強いコインランドリー。
一本ずつ交互に切られている街路樹。
そのうちの一本に…。
仲良く並んだ親子石。
ちびっこが乗せたのかな?
なんとも言えないシュールなオブジェのようになっていました(笑)
菜の花が綺麗。
もう菜の花の季節?
地図を見ながら二人が行ってしまう。
わ、待ってー!(もちろん待っていてくれてますが)
そして歩く事35分くらい。
住宅街の中に行列を発見。
いよいよ聖地に到着だ!
7~8人並んでいたでしょうか。
いつもに比べたら人が少ないみたいです。
ラッキー。
ベーカリーの方も気になりますが、とにかく予約してあるカフェへ。
となりの細い階段を上がります。
店内は思った以上にコンパクト。
奥に2人掛け、4人掛け、8人座れる大きいテーブル、もうひとつ2人掛け。
そしてカウンター席が6人くらいでしょうか。
でも、落とした照明にぎゅっとした感じもアットホームで悪くないです。
メニューはこんな感じ。
【プレートメニュー(パンの盛り合わせとスープ付き)】
若鶏のマスタードソース1350円、豚の無花果ソース煮1500円、ポテ1230円、パテとマリネ1350円、ライ麦パンを楽しむ1250円、本日のおすすめ1550円(この日はチキンパプリカソース)
その他、カツサンド1100円、チキンソテーのサンド950円、オープンサンドメニュー各980円
パン・ペル・デュ680円、ホットアップルパイプレート720円 ほか
その他気になったのは朝食メニュー。
トーストとドリンクだけの「かるく朝食」680円からフルコースのような「ゆっくり朝食」1650円までいろいろ。
今度は朝食に伺いたいです。
気になっていたのは、このお店がどうしてそんなに人気があるのかってこと。
もちろんパンがおいしいからに決まっていますが、正直なところ、ここくらい美味しいお店はきっと他にもあると思うのです。
だけど、ここが「聖地」と呼ばれるには何か理由があるはず。
帰るまでにそこを見つけたいと思います。
待つことしばし、お料理がやってきました!!
パテとマリネ プレート スープとパンの盛り合わせ付き 1350円
わ、わ、わ、おいしそうだ!!
何といっても目がいくのはパンの盛り合わせでしょ。
後ろ姿はこう
いったい何種類のパンがのっているんでしょうか。
すごい。
実は3人とも同じメニューを注文しました。
その時にお店の方が教えてくれたのですが、お料理によって合うパンを選んで盛り合わせているとのこと。
なので、本当は違うメニューを頼んでシェアした方がいろいろなパンが食べられるとのことでした。
でも3人ともこのメニューが良かったので悩んでいたら、お店の方が3人のパンをそれぞれ少し変えてくれるとのことに。
※今回は、あくまでお店の方のご厚意でパンをそれぞれ変えて出してくださいました。
お店の混雑具合やお店の都合で希望通りにならないこともあると思いますので、ご了承ください。
で、3種類の微妙に違う盛り合わせが来たのですが、どれを置くかはお店の方のインスピレーションで決めてもらうことに。
やはり見た目のイメージかな。
やきがし屋みきさんのところに来たパン。
写真を見た所では、シンプルなパンが多いような。
一番質問を多くしていたので、玄人向けのパンということでしょうか。
こむぎのゆめなおちゃんさんのところに来たパン。
ナッツやフルーツなどお楽しみパンのようなバリエーションのあるパン。
パン屋さんであるなおちゃんさんのところには、バリエーションーのあるパンが来ました。
そして、私の所に来たパンは、とにかく具だくさん。
手前のパンには、ハムとりんご?のような不思議なパン。
他にもナッツやフルーツなど具だくさんのパンが多かったです。
くいしんぼうがばれたのかな(笑)
そしてワイワイ実食。
パテやマリネもものすごーくおいしいけど、やはり気になるのはパンの味。
これは何だ?って言いながら、いろいろ食べ比べが出来て楽しかったです。
自家製パテ、スモークサーモンもノルウェー産にしんのマリネも最高においしいです。
パンに合う。
さすが考えられていますね。
スープは、レンズ豆とひき肉が入ったスープ。
食べ応えがありました。
食事中、気持ちよかったのが一人のスタッフの方の接客。
たぶんとっても忙しかったでしょうに、私たちが声をかけるたびにいろいろ丁寧に答えてくれました。
そして、その方からにじみ出ている「パンが好き!」というオーラが、食事をますますおいしくしてくれました。
スタッフ全員がこんなオーラが出しているわけじゃないでしょうから、運がよかったのかな。
また食事に来たいと思わせるお店でした。
そうそう、パンの盛り合わせは残ったら持ち帰れます。
それ用の袋も最初に渡してくれますので大丈夫です。
いろいろなパンを少しずつ、しかも食べきれなくて持ち帰る…ここ、大事。
なんかとっても幸せな気分になれるんですよね。
おいしかった!ごちそうさまでした。
お支払いを済ませ、外へ。
そしてもうひとつのメインイベントであるパンの購入です。
行列がすごかったらどうしようと思ったのですが、ラッキーなことに3~4人くらいしか並んでいませんでした。
そして店内。
他の方の邪魔にならないように、ササッと撮ったので、雰囲気だけ感じてください。
とにかくたくさんの種類があります。
でも、一回に出てくる量は少しみたい。
どうしても欲しいパンがある方は、事前に予約しておくこともできるそうです。
思ったのは、意外と安い。
写真に写っていたパンをいくつかご紹介すると。
小倉あんぱん、こしあんぱん、黒ゴマあんぱん、うぐいすあんパン 各1個75円
リュスティック220円、パンオノア280円、パンドカレンツ380円、チーズフランス200円
シュトルーデルトマーテ320円、りんごとローストポークサンド340円、オムレツサンド340円
生チョコデニッシュ260円、いちじくケーキ220円、シナモンレーズンドーナッツ160円、ソーダブレッド160円、キャラメル林檎のデニッシュ260円、杏のブリオッシュ220円、グレープフルーツのブリオッシュ220円、パンオレザン260円、あんフロマージュ120円、オランジェ240円、ビ
ーフシチューカップ、クリームシチューカップ 各220円、オニオンエッグ200円 ほか
何しろアイテムは400以上、毎日300種類のパンを焼いているというのですから、書ききれないほどあるに決まっていますよね。
通販などでも一部は購入できるそうです。
お店の名物はカレーパンだというので、あと数分後に迫ったところで整理券をもらい外で待ちます。
結構買ったなぁと袋を見ていると、2人も出てきました。
二人ともすごい量買ってるし!!
紙袋パンパン…あ、ダジャレっぽくなって恥ずかしい。
揚げたてのカレーパンも2つゲット。
すぐにでもかぶりつきたい気持ちを抑えて、駅まで歩きます。
日よけ、雨傘として使って下さいという傘。
気遣いがすごいです。
バイバイツオップ、また来るよ!
パンを大事に持ち帰るお二人。
その姿を見ながら、どうしてツオップがこんなに人気なのか、私なりに考えてみました。
① パンがおいしいこと
② 焼き立てのパンがどんどん出てくること
③ パンの種類が400と多く、何かしら好きなパンを見つけられること、あきないこと
④ クリームなどのフィリングまですべてお店で作っているので、オリジナリティーがあること
⑤ 他に支店が無いこと
⑥ 値段が比較的手ごろであること
⑦ スタッフからパンが大好き!というオーラが出ていること
さすがパン好きの聖地、ツオップです。
ユーカリ?
気になったので調べてみると、イラスト通り蒸気機関車やヘリコプターなどが展示されていたり、自転車やゴーカートで子供たちが交通ルールを学べるコースなどもある公園であることがわかりました。
ところでなぜ「ユーカリ」?
調べてみると、昭和46年、松戸市はオーストラリアのボックスヒル市(現在のホワイトホース市)と姉妹都市提携を結びました。
これを機にユーカリが市の木に指定されたそうです。
どうやらそのあたりから、公園にも「ユーカリ」とついたみたい。
そう聞けば、これも納得。
マンホールのコアラ。
なぜ?と思ったら、主役はコアラじゃなくてユーカリの方でした(笑)
矢切の渡しも。
あれ葛飾の方じゃなかったっけ?って思ったら、渡った先は松戸なんですね。
誰か住んでいそうなアットホームな交番。
米どころなのかな?
コイン精米所「高速!米ぼうやくん」。
「高速!30㎏ 4分30秒!」たぶんすごく早い。
そしてまた北小金駅へ戻ってきました。
駅までのんびり歩いて40分弱。
楽しい散歩になりました。
やきがし屋のみきさん、こむぎのゆめのなおちゃんさん、楽しい時間をありがとうございました。
やきがし屋さん主催の「星の街 チャレンジマルシェ」は、2月4日~2月10日まで開催です。
やきがし屋 ⇒ https://yakigashi-ya.jimdo.com/
オマケ☆
私が買ったパン
左上から時計回りに
スイートトマトとクリームチーズ180円、ゴボウリュスティック220円、桃の赤ワイン煮240円、カレーパン210円?、コンプレしまうたベーコン320円、キャラメリーゼバナーヌ260円
全部食べたわけでは無いのですが、気になったパンを二つ。
桃の赤ワイン煮のデニッシュ。
モモといえば、コンポートや缶詰のシロップ煮くらいしか食べたことが無かったので、とっても優しい甘さで桃の香りもして、その自然なおいしさに感動しました!
デニッシュ自体もサクッとして歯ごたえもあって軽すぎない感じが好きでした。
あと、見た目がかなり地味な「コンプレしまうたベーコン」が一番のお気に入り!
厚く切ったベーコンに「アンコールペッパー」とオリーブペーストのパン。
アンコールペッパーとは、若いうちに塩漬けしたコショウの実らしく。
これがもう、なんというか最高にベーコンと合うわけですよ。
しょっぱすぎず、旨みもあって最高においしかったです。
見た目は、押しつぶしたパンみたいで地味ですが、ぜひお試しを。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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ツオップ ⇒ http://zopf.jp/
番外編ブログ「みみみのおやつ」で弱音を吐いています…
もしよかったらご覧になってください。
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