ウルトラ植物博覧会2016で、オモシロ植物を見てきました。 | お出かけ大好き  みみみのごはん

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最近、テレビなどでもよく見かける「西畠清順 にしはたせいじゅん」さん。

150年続く花と植木の卸問屋の5代目。

マツコさんの番組にも出演されていましたよね。

日本全国、世界中から植物を収集している「プラントハンター」。

様々なプロジェクトにひっぱりだこです。

 

私は以前、日本橋高島屋代々木VILLAGEで、西畠さんの不思議な植物たちを見ました。

すごく個性的で、植物を見ただけで「もしかして西畠さん?」ってわかるくらい。

 

そんな西畠さんの集めた植物たちを無料で見られるイベントが行われているというので行ってきました。

 

「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」

そんなおもしろいタイトルがついたイベントは、9月25日まで銀座のポーラミュージアムアネックスで行われています。

 

そう、銀座のポーラビルといえば、誕生日祝いで和のアフタヌーンティーを頂いたあのビル。

というわけで、あの日に見てきました。

 

1階のショーウインドーもすでに不思議な植物が宙づりに。

 

そして、エレベーターで3階へ。

 

 

植物はもちろんのこと、今回はその器も個性的です。

陶芸家の内田鋼一さんがこのイベントのために焼いたもの。

さて、西畠さんの植物とどんなコラボを見せてくれるでしょうか。

 

 

 

まず、出迎えてくれたのは、年表。

 

 

今までされてきたお仕事内容などが年を追って書いてあります。

それは直接壁に描かれていたのでちょっと読みにくかったけど、今までされてきた色々なお仕事の内容を追うことが出来て、改めてすごい人だなぁと思いました。

 

そして、いよいよ植物たちとご対面。

 

通称名 コルクガシ

いわゆる「コルク」の原料になる木。

言われてみれば、この皮の所、ブカブカした感じでいかにもコルクになりそう。

 

 

通称名ガラパゴスウチワサボテン

ガラパゴス島のイグアナが、ワシワシとサボテンを食べているところをテレビで見たけれど、

このサボテンは食べられにくいように、背を高くして、幹を持つように進化したのだとか。

 

この展示室は、基本的にはそれほど広くないので、黒い布のようなもので壁を作り、その中を道のままにぐるぐると、迷路のように歩く仕組みになっています。

板とかではなく、布のようなものなので、光で布の向こう側が透けて見えます。

それが神秘的。

 

 

撮影は可能なのですが、室内は薄暗く、写真が撮りにくいです。

 

南阿蘇村と西畠さんとのかかわりについて書かれています。

その下にある桜は、南阿蘇村の桜の子孫。

そして、さりげなく募金箱。

 

 

通称名 コウモリラン ウイリンキー

普通、コウモリランは冬の寒さに弱いそうですが、この種類は寒さに強いのだとか。

壁に写った影がなんともいえず。

 

 

通称名 大正キリン

大正時代に輸入されたのでこの名前なんだとか。

もちろん昭和キリンというのもあるそうですが、まだ平成キリンは無いらしいです(笑)

 

ちなみに、この博覧会は植物の名前がそこに書いてありません。

代わりに、№が振ってあります。

 

こんな感じ。

 

そして、入口で頂くパンフレットが「植物図鑑」になっているので、薄暗い中それと見比べます。

 

こんな感じのパンフレットがあるので、必ずもらってください。

それがとっても大事です。

 

通称名 ソフトツリーファーン

オーストラリア・ニュージーランドのとっても貴重な太古の植物。

そういえば、ニュージーランドにはオバケみたいに大きいシダの仲間が一杯生えていたっけなぁ。

 

通称名 オペルクリカリア デカリー

マダガスカルに生えるウルシの仲間で、ものすごく成長が遅いんだって。

この大きさになるまで、いったい何年経っているんでしょうか。

この木が面白いのは、後ろに写る影が自分のものじゃない事。

衝立の向こう側の木の影なのね。

 

 

通称名 斑入り 偽おっぱいプランツ

タイ・マレーシア出身のこの植物は、「プエラリア」という植物にそっくり。

そのプエラリアは、「食べたらおっぱいが大きくなる」と言われているそうで、その木にそっくりだから「偽おっぱいプランツ」。

何だかかわいそうな名前。

 

写真を撮らせてもらう側としては、この番号札がすごく無粋な感じで…。

無かったら、きっとすっきりしてもっと素敵だと思うんですよね。

素人のくせに偉そうにすみません。

 

右 通称名 チーク

左 通称名 プセウドポンパックス エリプティカム

 

右の大きな葉の植物は、家具などで有名な「チーク」。

いつか、家具の材料になるくらい太くなるのでしょうが、これが実は「しそ科」だと聞いて、とたんに頼りなく感じてしまうのは私だけでしょうか。

 

あれ、その隣にメロンパンみたいの落ちてるな。

 

毛南米の砂漠に自生していて、この実の中は、綿に似たようなものが詰まっているとか。

おもしろーい!

姿が「岩」に似せているとのことですが、私にはメロンパンか亀にしか見えない。

 

 

 

 

通称名 ユーフォルビア オペサ

なんとなく、おやつのプリンを落っことしちゃったみたいな。

多肉植物マニアの方々がお好きな植物なんだそうです。

うー、なんか肉肉しい植物ですな。

 

 

たくさんの方が、見にいらしていました。

ほとんど20~30代という感じの男女でした。

 

通称名 涼雲

コロンビアに生える、この印象的なサボテン。

なぜ「涼雲」なんて爽やかな名前がついたのか不思議。

私には、アジアの怪しい裏街の、怪しい薬が入っている薬瓶に見えます。

 

 

 

通称名 イガゴヨウマツ

あれ?松?

でもこの松は、アメリカカリフォルニア州のデスバレー近くの高山地帯にひっそりと自生しているそうです。

つまり、厳しい環境に育つ松。

だからこんなに平べったいのかな。

 

通称名 チチイチョウ

中国からやってきたこのイチョウ。

まるでおっぱいが垂れているような気根が出来るので「チチイチョウ」

残念ながら、オスのイチョウにも気根はできるそうです。

…なぜ残念ながら?

 

 

通称名 ガジュマル

風水では「幸せを運ぶ木」、沖縄では「キジムナー(樹木の精霊)」宿っている木」などと言われる一方、生命力が強く、大きくなるにしたがって近くの他の樹木や岩などを絞め殺してしまう。

見ているだけで、何だか息苦しくなります。

 

 

 

通称名 地湧金蓮

南国っぽい花なのに、名前が中国っぽいと思ったら、中国の植物でした。

一応バナナの仲間だそうですよ。

 

実はここ、展覧会開始直後は違う植物が置かれていました。

それが

通称名 アゴニス フレクシオーサ“ナナ”

「この葉に触った瞬間、必ず恋に落ちる」と言われるほど心地よい香りを持つ植物なのだとか。

うえー、あんな成金ぽいバナナの木よりも、こっち見たかった!

そして、その香りを嗅いで恋に落ちたかったぞ(笑)

 

 

通称名 ライオン錦

すごいトゲですね。

でもそれよりも、まるで白髪頭のような生々しい長毛が気になります。

かわいいーってうっかりなでなでしたら、血だらけになるので気を付けなくては(笑)

 

 

 

通称名 バオバブ

一段高いところに置かれている様子とか、正面から見るとまるで両手を挙げているようだとか思って、ちょっと怖い。

それほど大きくはないけれど、樹齢は推定200年くらいだそうです。

 

 

西畠さんの言葉を読んでいると、ちょっと会場内がざわめいた

…気がしたので振り向くと、なんと西畠さんご本人がいらしていました。

 

あの個性的な風貌そのままにTシャツにハーフパンツの姿でやってきた西畠さん。

どうやら何かの資料のための撮影だったらしく、カメラマンと一緒でした。

 

私も、そして他のお客様たちも、みんなおそらく「西畠さんだ」という事はわかっているけど、なんとなくその姿を遠巻きに見ていました。

 

そして私の近くにいらした時、西畠さんがカメラマンさんに言ったのです。

 

「この、番号札っていうのは無いな。これは考えたほうがいいな」

 

私は心の中で、「そうでしょう!!!」って大きく頷きましたよ。

もう、心の中では、ヘドバンかっ!ってくらい激しくね(笑)

 

でもそんなこと口が裂けても言えないので、西畠さんの様子をぼんやりした顔を装ってみていましたよ(笑)

 

楽しい博覧会をありがとうございます。

 

西畠さんが行ってしまったので、博覧会の続きを。

 

そういえば、まるでお供えのように置いてあったものは何でしょう?

 

左 通称名 サラッカヤシ

右 通称名シャンプーノキ

 

左のサラッカヤシは、スネークフルーツと言われるヤシの実。

確かに、表面のウロコっぽい感じが「スネークフルーツ」って感じですごくヤダ。

 

シャンプーノキのタネ?は、一見「ハリネズミ」みたいでかわいいのに、針の一本一本に「返し」がついているという。

アップで見てみたら、本当に「矢印」みたいな返しがついていました。

いやー、自然の力ってすごい。

 

 

通称名 エリコのバラ

化粧品のCMだったかな。

これ、見たことあります。

カリカリになって枯れているようだけど、水を与えると青々と蘇る。

神秘的なような、怖いような。

 

さあこれで、だいたい一周したかな?…と思ったらこんなお言葉が。

 

 

はーい。

 

せっかくなので、もう2周くらい見せてもらいました。

 

そして、さあ帰ろうと思ったら、階段のところに。

 

え、ここにも書いちゃったの?大丈夫かな。

 

 

そう、一つ下の階のHIGASHIYA前で、植物が販売されていました。

 

 

 

ふと気づくと、また西畠さんがいらしていて、在庫のチェックをされていました。

そして…

 

 

 

「あの氷の旗、あそこじゃないとダメなのかなぁ」と(笑)

 

確かに、ハイセンスな植物たちとあの真っ赤な氷の旗は、アンバランスですよね。

なかなかうまくいかないものですね。

 

さて、少し長くなりましたが、「ウルトラ植物博覧会2016」いかがでしたか?

ご紹介した植物の他にも面白い植物が紹介されています。

 

私は、西畠さんの解説を読みながらとても楽しく過ごせました。

これだけ楽しんで無料なのがうれしいです。

 

あと、せっかくの「ウルトラ」な植物たちだから、こういう薄暗い中じゃなくて、太陽の下で見て見たかったなと言う気持ちはしました。

また生意気なことを言ってしまいました…ごめんなさい。

 

ウルトラ植物博覧会2016は、9月25日まで銀座のポーラミュージアムアネックスにて開催中です。

ぜひ訪ねてみてくださいね。

 

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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