今年も、日本橋三井ホールで「アートアクアリウム」が始まりました。
5回目となる「アートアクアリウム 2015 ~江戸・金魚の涼~」、今年もとっても華やかで妖艶でした!
では、アートアクアリウムアーティスト 木村英智さんの世界へ!
私が三井ホールに到着したのは、開場30分前の10時30分。
前売り券を持っている人の列と、当日券を購入する人の列がありました。
私は事前にセブンイレブンで購入していたので、チケット有の列へ。
私の前には十数人。
そして、11時よりも少し前に当日券の販売が始まり、チケットを手にした人から順次チケット有の人の列に合流させていました。
私たちの前にどっと当日券を購入した方が混ざったので、一気に30番目くらいに後退…まわりの人はみんなぶーぶー言ってました。
…もちろん、私も(笑)
そして11時の開場前に、アートアクアリウム会場の前まで入れました。
ここでチケットを見せて、中に入ります。
まず、最初の作品はこちら。
【カレイドリウム3D】(新作)
万華鏡をイメージしたという、6面体の作品。
水槽には四角や三角のスコープがついていて、のぞくと中を通った金魚の色が、万華鏡のように無限の柄を作っていくのが見えます。
写真を撮るのが、すごく難しい…。
雰囲気だけでも、万華鏡をのぞいた感じ伝わるでしょうか。
次は、毎回恒例のこちら。
【金魚コレクション】
珍しい品種をたくさんの丸い水槽で紹介。
照明がいろいろ変ると、同じ金魚でも表情がまったくかわって見えます。
同じ金魚でも…
照明が変わると、まったくイメージが変わりますよね。
金魚は、もともと見て楽しむために生み出されました。
生きるアート作品として、この水槽ではゆっくり眺めることができます。
そして次は、突然の着物??
これは、昨秋開催の「京都アートアクアリウム城」で、広報大使・上戸彩さんが来た着物です。
デザインは、アートアクアリウムアーティスト 木村英智さんがされたそうですよ。
そして。
いよいよメインの展示へ!
【ロータスリウム】(新作)
夏の季語である、「蓮」をモチーフにした、4メートル四方の水槽。
美しくも儚いものの象徴である「蓮」と「金魚」の物語です。
思わず見た人が「わー」っと声を上げるような水槽でした。
普通の水族館では絶対に見られない、華麗で妖艶な大人の作品です。
蓮の花の下にも、たくさんの金魚がいるんですけど、見えますか??
今回の展示で、ずっと気になっていたことの一つが解決しました。
それは、この水槽の水が、なぜ金魚の排泄物などで汚れていないのかということです。
普通の水槽なら、絶対になりますよね?
これだけたくさんの金魚がいたら、絶対に水が汚れてしまうと思うんです。
会場内にその説明が書いてありました。
毎日与えられる大量のえさや排泄物がどうして浮いていないのか。
どうして水がいつも透き通っているのか。
それは、ここに秘密がありました。
これは、みなさんが蓮の花の水槽を見ているところの写真です。
矢印の部分にその姿が写っていますね。
一見すると、水槽を置くための「台」に見えますが、実はここがアートアクアリウムの心臓部と言ってもいいのです。
よく見ると、どの水槽もみんな台の上に乗っています。
この中に何があるのか。
実は、この中には「硝化細菌」という微生物がたくさん住んでいるんです。
そして、その微生物が水をきれいにしてくれているんですね。
よく考えてみれば、それは生態系として自然なこと。
魚が生きられる環境は、硝化細菌が生きられる環境です。
アートアクアリウムのあの水槽は、硝化細菌という小さな微生物が活躍しているおかげで、あんなに素晴らしい作品を見ることができるんですね。
まだたくさんの作品がありますが、今回はここまで。
次回も素敵な作品をご紹介しますので、ぜひご覧くださいね!
ECOEDO日本橋 アートアクアリウム2015 は、9月23日まで開催中です。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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