また今年も、3月11日がやってきました。
東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
3月11日にどんなブログを書いたらいいのか、悩みました。
でも、ずっと行きたかった場所を思い出し、その場所を中心に書く事にしました。
ぜひ最後までご覧ください。
みなさんは、「JICAジャイカ」をご存知でしょうか。
JICA(Japan International Cooperation Agency)とは、独立行政法人 国際協力機構の事です。
日本の政府開発援助(ODA)を行う機関として、開発途上国への国際協力を行っています。
皆様も「青年海外協力隊」や「シニア海外ボランティア」という名前を、耳にしたことがあるのではないでしょうか。
このJICAの活動を知ってもらうために、「地球ひろば」という場所があります。
私も3年ほど前、当時広尾にあった「地球ひろば」へ行きました。
その時の記事はこちら ⇒ http://ameblo.jp/mimimisuke/entry-10817200963.html
その後、一大ブームだった「事業仕分け」で仕分けられてしまい、今では市ヶ谷にあります。
では、さっそく東京メトロの市ヶ谷駅から行って見ましょう!!
なんとなく、歩いている人が少なくて、しかもスーツじゃないのは私だけみたいな駅です。
ソメイヨシノのつぼみはまだまだ固い…。
まずは靖国通りを越えて、左内坂へ向かいます。
ありました、左内坂。
いや、それにしてもすごいなこの坂は…。
この急角度、どうやったら伝わるんでしょうか…ぜえぜえ。
あ、看板がありました。
自衛隊と、防衛省がありました。
そして、やっと見つけたジャイカ。
徒歩10分くらいですが、途中の坂がキツイです…。
そして、ビルの中へ。
何か入りづらいなぁと思ったのですが
ご自由にお入りくださいと書いてあります。
入るとすぐに受付があり、見学したい旨を伝えると、用紙に名前だけ書かされました。
そして、こんな名札も。
そして、まずは展示を見学。
スタッフの方に写真を撮っていいか確認したところ、「どうぞ~」との事。
おお、市ヶ谷でも変わらずに写真が撮れました。
開発途上国の人たち、特に子供についての展示が主です。
展示内容は、広尾時代と変わっていないように思いました。
スペースが若干小さくなったかな。
貧困、保健医療、教育、こども、扮装、水、相互依存とテーマが分かれています。
テーマごとに、途上国の様子と、日本を比べています。
例えばこの天秤。
日本では年間1900万トンの食品が捨てられています。
でも、それだけの食品があったら、7000万人の人が1年間生きていけるというのです…。
子供を、マラリアから守るための蚊帳。
これがあるだけで、子供たちの命が救われます。
触ってもいい、世界の楽器。
いろんな太鼓がありますね。
世界の民族衣装コーナーも大充実。
帽子が豊富なのが本物っぽくていいです。
もちろん、着て記念撮影ができます!!
広尾の時もそうでしたが、とにかく見学者が少ない…というかほぼゼロ。
JICAの人同士が名刺交換していました。
先日まで○○にいまして…なんておっしゃっていましたね。
JICAといえば「青年海外協力隊」や「シニア海外ボランティア」などが有名です。
私には遠すぎて身近には感じにくいですが、すごいなぁって思います。
地雷の展示もありました。
街を焼き尽くす爆弾ではなく、人の体を傷つけて、肉体的精神的にダメージを与えるって、なんてひどい。
ひどくない武器なんて一つもないけれど、地雷ほどひどい兵器ってないと思うんです。
悲しい…。
1年に1900万トンの食品が捨てられている日本。
しかし、日本人が食べる量のうち、国内で生産されているものは約4割しかありません。
もし、外国からの食品が入ってこなくなったら、私達の食生活はどうなるのでしょうか。
朝食
ごはん(自給率100%)茶碗一杯
ぬか漬け(ぬかは、精米する過程で生まれるので)一皿。
ふかしいも2個。
なんか、すでにかなり偏っているような。
昼食
ふかしいも1個
焼いも2本 タンパク質が少ないので、これだけでは栄養失調になってしまいます。
りんご1/4 自給率は50%
夕食
ごはん茶碗一杯
焼いも1本 サツマイモは90%以上自給しています。
焼き魚一切れ 日本での自給率は50%強です。
日本は先進国だと威張っていても、やはり外国との結びつきがなければ今の生活は成り立たないのだという事を、改めて知りました。
と、ここでスタッフの方から声を掛けられました。
「国際援助に係わったお仕事をされているんですか?」
どうやら、たった一人で来て、熱心に写真を撮ったり展示を見ている私が不思議だったようです。
残念ながら、そんな勇気もスキルもない私は、見学に来たのだという事を伝えました。
その後も熱心にいろいろ話して下さいました。
そのまっすぐな瞳がまぶしくて、思わずうつむいてしまう私…。
アンケートに記入したら、ボールペンを頂きました。
ありがとうございました!
課外授業かな?学生さんがたくさんやってきました。
さて、JICAを訪ねるお楽しみとしては、ランチがあります。
市ヶ谷に移っても、ちゃんとレストランは営業していました。
もちろん、一般の方も利用できます。
日替わりでいろいろメニューがあります。
今週のメニューはこんな感じです。
そして、気になるのは「大使館セット」650円。
アルメニア共和国大使館お墨付きメニューとあります。
メニューは…「ボズバシュ」に「ガッバマ」??
でも、とりあえずこれを頂きますよ!
食券を購入し、セルフサービスでトレーに乗せて席まで持っていく感じです。
お水やお茶はセルフサービスで飲めます。
ドレッシングも3種類くらいありました。
まだ12時前なので空いています。
12時が近くなったら、たくさんの職員の方が食事をされていました。
これが、アルメニア共和国大使館お墨付きメニューだ!!
ボズバシュ
ボズバシュは、ほんのり酸味のあるスープ。
食べてみましょう。
ジャガイモに羊肉を煮込んだスープ。
酸味はほとんど感じません。
お肉もやわらかく、臭みもありません。
というか、上にかけたパクチーがアクセントになっています。
いや、私にはあまり必要のないアクセントですが。
なぜか栗や何かのフルーツも入っていて、まさに異国の味!!
でも、不思議でおいしかったです!
問題はこちら…。
白いご飯は、タイ米。
ポソポソのパラパラ。
スープに浸して食べました。
そして、小さいココット皿に入っているのが「ガッバマ」らしい。
メニューには「甘いピラフ」とあります。
あ、甘いピラフ…。
スプーンですくってみて、その凄さがわかりました。
中には、たっぷりのレーズンや杏などのフルーツが入っていたんです!!
アーモンドのようなナッツも感じました。
ううう。
これはキツかった…。
私、フルーツは大好きですが、おかずなどにフルーツが入っているのが苦手。
例えば、サラダにリンゴとか、カレー用のライスにレーズンとか。
なのに、このガッバマときたら、半分はフルーツなんです。
杏の甘酸っぱい事!!
正直「残したい」と思ったけれど、ついさっき、日本は年間1900万トンもの食品を捨てているんだと知ったばかり。
「これはデザートだ!」と自分に暗示をかけて食べきりましたよ。
久しぶりにキツかった…。
でも、こういう事でもなかったら、一生食べる事がなかったであろう「アルメニア共和国」の料理。
とても貴重な体験になりました。
あ、そうそう、千切りキャベツのサラダの向こう側にある、野菜スープ的な物、どうやらこのセットにはついてなかったみたい。
お店のサービスかな。
それとも間違えて乗せてくれちゃったのかな。
美味しく頂きました!!
ところでこの大使館メニューは、「TFTメニュー」の表示がありました。
TFTとは何かと見ると「TABLE FOR TWO」という運動でした。
直訳すると「二人の食卓」となります。
先進国の私達と、開発途上国の子供たちが食事を分かち合うというコンセプトなんだそうで、このメニューを注文するたびに、1食に付き20円を寄付したことになるんだそうです。
ちなみに20円は、開発途上国の給食1食分。
ああよかった、今日の私はちょっとだけ誰かの役に立てたみたいです。
ごちそうさまでした!
さて、JICA地球ひろばとアルメニア料理、いかがでしたか?
見学内容を、ここでうまく伝えられないのですが、自分の事だけを考えて暮らすのではなく、周りの人の事を考えて生きる大切さを学んだ気がします。
その気持ちは、東日本大震災で被災された方々への気持ちにもつながると思います。
ついつい自分の身の回りの事でせいいっぱいになりがちですが、周りの人の事を考えて暮らします。
私に出来る事って何だろう…。
また問いかけながら毎日を過ごしていきます。
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
JICA地球ひろば ⇒ http://www.jica.go.jp/hiroba/index.html
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