前回は、横浜中華街コンシェルジュと行く、関帝廟ツアーの最初の部分をご紹介しました。
少し、振り返ります。
花火のような長いお線香をおでこのあたりに掲げ、いらっしゃる神様お一人ずつの香炉に一本ずつ、あげていきました。
そして、いよいよ本殿に入ります。
お線香(5本入り500円)を購入した人は、本殿に入ることができます。
通常は写真撮影はできませんが、コンシェルジュと一緒ということで特別にお許しを頂きました。
祀られている関帝様のお姿はなるべく写さず、お参りの仕方や、すばらしい彫刻などをご紹介していきます。
コンシェルジュが、見本を見せてくださいました。
床に置いてあるクッションの上にひざまづき、「名前、住所、生年月日」を言い、それからお願い事を言います。
もちろん、すべて心の中で言います。
主神の 関聖帝君(関羽)かんせいていくん様、玉皇上帝(ぎょくこうじょうてい)様、地母娘娘(ちぼにゃんにゃん)様、観音菩薩(かんのんぼさつ)様、福徳正神(ふくとくせいしん)様
全て同じように丁寧にお参りをします。
本殿から外の香炉と門を見てみました。
さて、皆様は、初詣などに行った時おみくじを引かれますか?
関帝廟に来たら、ぜひチャレンジしたいのがおみくじです。
なぜなら、私たちが知るおみくじとは全く違うものだからです。
まず、こちらの道具を使います。
この、箸立てのようなものを「セイチェン」というそうですが、それを両手に持ち、またまた「名前、住所、生年月日、具体的な願い事を一つ」を言い、カチャカチャと振ります。
そして、ポンと飛び出した1本があなたの1本というわけですが…。
これがなかなか難しく、同じグループのこの女性、かなり何度も何度も振っていました。
そして、1本が出たら、日本のおみくじはその番号の札をすぐにいただきますよね?
でも、このおみくじは違うんです。
「出てきた番号は○番ですが、これでよろしいですか?」ともう一度神様に聞くんですって。
道具は、写真のセイチェンの前にある、巨大柿の種みたいな三日月形?の「神筈(しんばえ)」という神具を使います。
これは、2個セットになっていて、2個同時に投げます。
「関帝様 このおみくじでよろしいでしょうか?」
コローン~♪
これは一個が表を向いて止まり、もう一個が裏を向いて止まらなくてはいけません。
表・表 や、 裏・裏の組み合わせで止まってしまった場合、もう一度やり直します。
では、何回やっても、うまく表・裏の組み合わせにならなかったらどうしましょう?
ご安心下さい。
投げるのは、3回までと決まっているのです。
しかし、それでも表裏にならなかったらどうしたらいいんでしょうか?
コンシェルジュ曰く、それは関帝様が「今はおみくじを引かなくていいよ」と言っているのだそうです。
うーん、なんか合理的。(笑)
そして、関帝様より「OK」を頂いたら(つまり、表・裏の組み合わせで止まったら)、係りの方の所へ行ってその番号のお札を頂きます。
おもしろいですよね?
「この番号のおみくじでよろしいですか?」って聞くって(笑)
そして、ここで登場するのは「金紙」です。
見た目は、紙ナプキンのようなやわらかい紙の束です。
これは、神様へのお礼にあたるものだそうで、それを関帝様に供え、願いを聞いて頂いたことにお礼を言います。
それから、本殿を出て、指定の場所でお炊きあげをするわけです。
今回のツアーでは、主催の「横浜中華街発展会協同組合」さんから、グループに1束プレゼントされました!
ありがとうございます!
みんなで仲良く分け分けしました。
ちなみに、お買い求めは最初にお線香を買った場所でどうぞ。(一束500円です)
では、コンシェルジュの見本を。
ここで火を点けまして
ここに入れます。
何しろ、紙ナプキンのような柔らかい紙なので、メラメラとすぐに燃えてしまいます。
急いでこの中に入れてくださいね。
もちろん、関帝様への感謝の気持ちも忘れずに!
これで、参拝は終わりました。
特別な信仰が無い私ですが、皆さんが大切にしている神様ですから、敬いを忘れずに参拝をしてきました。
そして!
お待ちかねのランチでございます。
中華街の老舗 同發本館(どうはつほんかん)
おそらく、3500円の参加費のほとんどが、このランチのお値段と思います。
この同發本館は、関帝廟のお祭りで長くお供えなどを提供しているお店だそうです。
今日のお料理は、メニューには無い特別料理。
お祭りのための料理です。
メニューの読み方は分からないけど、字を見て雰囲気はわかりますか?
前菜 皮付き豚肉の焼き物
蒸し鶏
あはぁ!おいしい…。
豚肉は、皮がパリパリで、お肉はふわっと柔らかい。
鶏はパサつかず、しっとりとジューシー。
付いている揚げピーナツも香ばしくておいしいです。
これだけで、すでに満足です。
すでにこの時にはコンシェルジュは帰ってしまい、突然放り出された私たち(笑)
一緒にお食事できたらよかったのになぁ。
お話が弾むグループならいいのですが、私を筆頭に、みなさんただ黙々と料理を頂くばかり。
ここにコンシェルジュが一人でもいらしたら、中華街の事とかいろいろ聞きながら楽しくお食事できたのになと思います。
こちら精進の炒め物
お祀りしている観音菩薩様には、精進料理をということです。
日本で言えば、野菜の煮物という感じでしょうか。
人参、シイタケ、ふくろ茸、クワイ、ブロッコリー、タケノコ、ヤングコーン、ギンナン、白きくらげ、マッシュルームなどなど、たくさんの野菜が入っていました。
塩味で、香辛料もなく、シンプルでおいしかったです。
なんとなく会話が弾まない私たちに、お店のマダムがお料理を取り分けつついろいろ話しかけて下さいました。
このあたりで、なんとなく思ったのが、私が今まで食べていた中華とはちょっと違うなということ。
その違いが何なのかわからぬまま食べていると、マダムとグループの一人の話にヒントがありました。
「最近、中華街も昔ながらのお店が減りましたね」
「そうなんです、食べ放題のお店とかが増えちゃって」
「安いですもんね」
「そうですね。みんな冷凍のものを使っていますからね。
うちみたいに、冷凍を使わず全部作ったら、とてもあの値段ではお出しできません」
味には好みがありますから、同發本館の料理が一番おいしいとか、食べ放題が悪いとは思いません。
私も食べ放題のお店好きですし。
でも、工場で一括に作られた冷凍食品ばかり食べていたら、本当の料理の味を忘れてしまうなと思いました。
海老の焼き物
とても大きな海老でした。
辛いわけではなく、独特の中華っぽい香りがしました。
私は少し苦手。でも、みなさんおいしいねって召し上がっていました。
鯛丸ごとと手作り揚げ豆腐
鯛もふっくらと柔らかくおいしかったですが、この揚げ豆腐が最高においしい!
毎日お店で揚げているのだそうで、ふわっふわに柔らかかったです。
鯛を一匹6人分に分けろと言われたら、泣いて謝るしかないですが(笑)、マダムはさすがに手際よく分けてくださいました。
もう、パクチーの事なんて忘れるくらい(笑)おいしかったです。
チャーハン
もう、間違いないですよね。この味は。
スープ
私が苦手な「くこの実」がいっぱい入ったスープ。
さっぱりしておいしかったです。
デザートの杏仁豆腐
やわらかい練乳の様な甘みがおいしかったです。
お食事が終わりまして、解散となりました。
ラジオで偶然このツアーを知り、参加しましたが、とても楽しかったです。
関帝廟にはもう何回も来ていましたが、なんとなく心配で本殿には入ったことがなかったし、もちろんお線香を買った事もありませんでした。
コンシュルジュがいろいろ話してくれたことはとても興味深く、新しい中華街の一端に触れたようでした。
コンシェルジュツアーは、イベントの時限定だそうですが、一週間に数日だけでも常にあったらいいのになと思いました。
そしたら、またぜひ参加してみたいです。
企画された「横浜中華街発展会協同組合」の方、コンシェルジュの方々、同じグループでツアーに参加された皆様、お世話になりました。
ありがとうございました。
来年は辰年ですね。
良いことがたくさんありますように。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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