前回は、9月17日に、横浜みなとみらい地区にオープンした「カップヌードルミュージアム CUPNOODLES MUSEUM」で、マイカップヌードルを作ったり、世界の麺料理をお腹一杯食べたりした 所まででした。
前回は、展示の中の「インスタントラーメンヒストリーキューブ」をご紹介しました。
ここには、半世紀前に生まれたチキンラーメンから始まり、その種類が増えていく様子を約3000点のパッケージで紹介しています。
他にも、いくつかの展示があります。
次は、「百福シアター」。
ここで、日清食品の創業者安藤百福さんが、チキンラーメンを開発したり、カップヌードルを作るヒントを見つけたり…そんなお話がCGアニメーションで紹介されます。
時間は15分くらい。
安藤百福さんの思考「クリエイティブシンキング=創造的思考」の原点になる、6つのキーワードについて
とてもわかりやすく紹介しています。
とっても良く出来ていて、恩着せがましくなく、子供はもちろん、大人でも素直に頷きながら楽しく見られます。
そして、上映が終わると奥の扉が開き、安藤氏が世界初のインスタントラーメンを作る為に自宅の庭に作った「研究小屋」が再現されています。
特別な設備なんてなくても、アイデアさえあったら世界的な発明が生み出せる…というメッセージが込められた展示だそうです。
ところで、何度か登場している 安藤氏のクリエイティブシンキング(創造的思考)。
そのヒントとなる6つのキーワードにまつわる展示もありました。(キーワードについては、パンフレットを引用)
1、まだ無いものを見つける
世の中にはまだ無いが、「あったらいいな」というものを探す!
まだ無いものを見つけるってこういうこと…という映像が次々映し出され、子供達は釘付けに。
2、なんでもヒントにする
アイデアのヒントは身のまわりに転がっている!
ヘリコプターのホバリングはとんぼのはばたきから。
サイクロン掃除機は、竜巻から…などなど、身近なものからひんとをもらっているんだよという展示。
この絵の部分を押すと、影でヒントの元になったものが飛び出すしくみ。子供達は夢中。
3、アイデアを育てる
発明はひとりじめせずみんなに使ってもらう!
カメラで木や森を映し出していくのですが、その方法がおもしろいです。
ぜひ実際にご覧になってみてください。
4、タテ・ヨコ・ナナメから見る
いろいろな視点を発見する!
一見、ちょっと芸術的なカップヌードルのオブジェ。
足元を見ると…
「↑ happy 」
そのプレートの位置に立って、麺をじーーっと見てみると…
あ!
happy 発見!
他にも3枚のプレートが。
ぜひそのプレートの上に立って、そのワードを探してみてくださいね。
5、常識にとらわれない
生活の中で当たり前と思っていることを疑う!
これは、よくある目の錯覚を利用した部屋。
奥に広く見えますが実際は狭く、奥に行くに従って、床が斜めに上がっています。
つまり、奥に行くと天井につかえそうなくらい大きく見える…という錯覚。
お子さんが奥に行き、手前にパパがいると、お子さんの方が大きく見える…という感じです。
それを外からモニターで見られるので、ママはそれをカメラで写す。
なかなか楽しそうでした。
6、あきらめない
一度や二度の失敗にもくじけない!
とても有名な方ばかり。
日本人では、野口英世さん、松下幸之助さん、本田宗一郎さんなど。
他にも、ベーブルースやキュリー婦人など、たくさんのNEVER GIVE UP!な人々が集まっていました。
もちろん、カップヌードルの横に立つ、白髪の紳士は、安藤百福さんです。
他にも、小学生以下のお子様の為の「カップヌードルパーク」という室内アスレチックや
4階のデッキからは、横浜の港を見渡せます。
左の半円形の建物は、「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」です。
右手奥には、見えにくいですが「ヨコハマベイブリッジ」が。
さて、そろそろ「チキンラーメンファクトリー」の体験時間が迫ってきました。
15:30から17:00と、なんと1時間半も拘束されるという。(笑)
席には、エプロンとバンダナが用意されています。
なので、参加者は手ぶらで大丈夫。
そして、最初にこれからの工程をVTRで確認し、それぞれのテーブルへ。
と、ここからは手を消毒する必要があるため撮影ができません。
別の方が体験している所をガラスの外から撮影した画像でごめんなさい。
だいたい3組に1人くらいスタッフがついてくれるので、お子様がいても大丈夫。
調理実習の様に、材料や器具が整然と並んだ作業台。
1、ボールの中にある小麦粉などの粉に、練り水といわれるものを混ぜる
2、手でまとめたら、麺棒で押して平らにする
3、製麺機を通し、生地の厚みを整える
4、10回以上、指示通りに通したら、ポリ袋に入れて生地を休ませる
5、その間に、席で袋に名前などを書く
そして、後半。
1、製麺機で麺を伸ばし、厚さを調整する
2、麺を切り出す (麺の太さに製麺機で切り、自分達でハサミで一定の長さで切る)
3、はかりに麺をのせ、ちょうど一人分100グラムに分け、自分の番号のついたざるに入れる
4、スタッフが手もみしてウエーブをつけたあと、蒸し器へ
5、その間に、パッケージにイラストを描く
6、ボールにあけられたゆで麺にごま油をかけてもらい、ポリ手袋をしてよく麺をほぐす。
7、味付けスープをかけてもらい、麺になじませる。
8、型にふんわり入れる
9、スタッフが油で揚げて乾燥させる
10、冷ましたら、パッケージに入れ、封をして完成!
チキンラーメンを袋に入れた後、ざるに残ったかけらを味見させてくれます。
子供ならずとも、ちょっとわくわく。
うーん、ベビースターラーメンの味を10倍濃くした感じ(笑)
完成品と食べた感想は、近々の「実食編」までお待ちくださいませ。
ちなみに、自分で作ったチキンラーメンの他に、工場で作ったチキンラーメンを一つお土産にいただけます。
あと、頭に巻いたひよこちゃんバンダナも、お土産にいただけます!
うれしー!
90分なんて、長くて大丈夫かなと思ったんですけど、やってみると楽しくてあっという間でした。
料理教室と違い、すべてお膳立てしてくれるので、料理の出来ない方も大丈夫。
ぜひ、予約をとって参加してみてください。
おすすめです。
それでは、安藤百福さんの足跡をたどりながら、出口へ向かいます。
そして、最後はやっぱりおみやげ。
ミュージアムショップへ行きましょう。
あまり広くは無いけれど、楽しいおみやげが一杯。
おしゃれな食器や、オリジナルのロゴの入ったステーショナリー。
チキンラーメンのひよこちゃんグッズや
カップヌードルグッズもいろいろ
ご当地限定麺セットなど、ここならではの物も。
お土産には、ちょっとかさばるかなぁ…(笑)
5時を過ぎ、外はかなり暗くなっていました。
これは、遊園地コスモワールドのコスモクロックという観覧車。
港の方も、すっかり薄暗くなり…
インターコンチネンタルの上のほうには、女神「みちびき」が。
横浜港の海の安全を見守っているとか。
日本の彫刻家の方が作ったそうですが、ここからだと、観音様に見えるような…。
光に浮かび上がった、カップヌードルミュージアム。
2回に渡ってお届けした、カップヌードルミュージアム。
楽しんでいただけたでしょうか。
開館から1ヶ月たっているからか、いつもニューオープン所で味わうスタッフの「モタモタ感」を味わうことも無く、とても気持ちよく見る事ができました。
特にチキンラーメンファクトリーのスタッフの方々のきびきびした動きには、本当に感心しました。
マイカップヌードルやチキンラーメンファクトリーを体験せずとも十分楽しいですが、できればどちらか体験した方がより楽しめると思います。
はじめ面倒な感じもしますが、やってみるとみんなとても楽しそうでした。
ぜひ一度、行って見てくださいね。
それでは最後は、安藤百福さんのクリエイティブシンキングのキーワードから、こちらを。
Never give up あきらめない!
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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