「ゆりかもめの駅文様ってご存知ですか?」
ゆりかもめは新交通システムで、新橋から豊洲(とよす)までの約15キロを走っています。
関東周辺にお住まいの方なら、お台場や東京ビッグサイトへの足として、1度は乗った事があるのではないでしょうか。
そんなゆりかもめですが、全16駅にそれぞれ「駅文様」というのが割り当てられているのをご存知ですか。
実は私、つい最近まで全く知りませんでした。
本当にそんなのがあったのか、16駅全てで降りて、検証してきました。
長くなりますが、どうぞお付き合いくださいませ。
ほら、ありました。駅文様。
これは日本古来の伝統的な文様です。
それぞれの駅にひとつずつ、割り当てられています。
駅ごとの特色を持たせるという事と、日本の伝統文様をつけることで、和むようにとつけられたのだそうです。
駅文様は、このような説明板の他に、ガラスにその文様が貼られていました。
-新橋-
(文様) 柳縞(やなぎじま) (色) 新橋色
柳は、昔から縁起の良い木とされていたそうです。
駅から見える景色は、オフィスビルばかりです。
さすが、サラリーマンの街、新橋ですね。
さて、それでは、ゆりかもめに乗って、隣の駅に移動しましょう。
…あれ?
ゆりかもめに乗り込むと、無人運転であるはずの運転席に人が…。
よく見ると、こんな張り紙がありました。
へえ、乗務員訓練だって…。
よく見たら、「運転士見習い」の腕章が。
しかし、自動列車運転装置でいつも無人で走っているゆりかもめ。
運転手の方は、ふだんは何をなさっているのでしょうか。
自動運転装置の不具合の時の為に、訓練をしているようですが、ペーパードライバーの人みたいに、運転を忘れてしまったりしないのでしょうか。
さてさて、そうこうしているうちに、隣の駅に着きました。
-汐留(しおどめ)-
(文様)葦(あし) (色) うこん色
河辺で葦が群生している様子を表した柄です
汐留のあたりに、葦が群生していたのだそうです
さて、次のゆりかもめに乗りましょうか。
時間を持て余すかと思いきや、5分間隔で運転されているそうで、けっこう忙しいです。
これからお台場に行って、それからなぜか浅草の花やしきに行くらしい…。
「遊園地のはしごだね!」と2人。楽しそうですわ。
お、新幹線が通ってます!
ゆりかもめは新交通システムなので、レールではなくゴムタイヤで走っています。
そのせいか、カーブやアップダウンが大きい気がします。
さて、あっという間に次の駅です。降りますよー!
-竹芝-
(文様)鱗(うろこ) (色)鉄紺いろ
名前の通り、魚のウロコに見立てた柄です。
竹芝といえば、竹芝桟橋。
伊豆諸島や小笠原諸島への船がここから出ています。
ホームからはビルしか見えませんが…。
それがこちら。
この記事を書いた時
は、このビルになぜアンモナイトなのかばかり気になりました。
相変わらず、青いですね。
一番前の席には、アジア系観光客の方。
レインボーブリッジが見えました!後であの中も通ります!
次の駅は、「日の出」。お!文様がかわいい感じです。
-日の出-
(文様)日足散らし (色)紅色
日足というのは、雲の切れ間から太陽の光が差している様だそうです。
おお、それで「日の出」の名前にふさわしいということですね。
日の出桟橋からは、浅草へ行く隅田川クルーズ船(水上バス)などが運行されています。
ホームからは、レインボーブリッジや、倉庫越しの海などが見えて、とても気持ち良いです。
皆様、ついてきて下さってますか?
とりあえず、前へ進みます…。
乗ってみると、今までで最高の混雑。いやはや。
次の駅は「芝浦ふ頭」。それにしても、えらい急勾配ですね。
(文様)露芝(つゆしば) (色)水浅葱色
芝草と朝露の柄なのだそうです。
ま、芝浦の芝って所でしょうか…ちょっと厳しい。
ホームからは、ふ頭の名前にふさわしく、倉庫などが間近に見えます。
こんなミニカーあったら、部屋に飾りたいなぁと思って撮りました。(笑)
さて、いよいよ次はレインボーブリッジの中を通過します!!
ゆりかもめは、一旦レインボーブリッジから離れ、ぐるっと回ってからレインボーブリッジに突入します。
カーブか勾配の関係なんでしょうか。
レインボーブリッジは2層構造になっていて、上段は首都高、下段は中央にゆりかもめでその両側に一般道が通っています。
なので、ゆりかもめ目線だとこんな感じに。
両側に一般道なので、反対側はこんな感じになります。
そして、レインボーブリッジを渡ると、いよいよ臨海副都心地区です。
(文様)老松(おいまつ) (色)松葉色
樹齢を重ねた松の枝をイメージした柄だそうです。
すぐ近くにあるお台場海浜公園は人口の浜ですが、「台場」には松も生えているので、そこから来た文様でしょうか。
駅からは、フジテレビやデックス東京ビーチなどが良く見えます。
それでは、さらに次へ進みます。
左側がフジテレビ、右がデックス東京ビーチです。
真ん中奥に、次の駅が見えてしまってますが…(笑)
(文様)大波 (色)菫(すみれ)色
台場駅からも近い、海をイメージした文様でしょうか。
台場と言う名前の由来は、江戸幕府が黒船襲来に備えて砲台を置いた事からだそうです。
ここからは、フジテレビ、ホテル日航、ホテルグランパシフィック、アクアシティなどが見えます。
休日などは、ものすごく混む所ですね。
右側の建物が、「ホテル日航東京」です。
次は、「船の科学館」へ向かいます。
さて、長々とお伝えしてきました、「ゆりかもめ 全駅 各駅下車の旅(笑) 第一章」いかがでしたか?
皆様、お疲れになっていませんでしょうか。
次回は、終点の「豊洲(とよす)」を目指しますが、果たして終点まで行くことはできたのでしょうか?
また、今回のランチは?
そして、この時期の「SALE」の誘惑を断ち切ることが出来たのでしょうか。
それでは、こちらの写真を見て頂きながら、今回はお別れです。
無駄に気持ちを掻き立てられるSALEの看板(笑)※加工してません。こんな看板でした(笑)
後でどうしても一言言いたい、本日のランチ
コレに懲りず、どうぞまたお付き合いくださいませ。
ありがとうございました。
つづく
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