「アド街で紹介されたからかな?えらい混雑でした」
世田谷区で行われる、とても有名なお祭り、「世田谷ボロ市」へ行ってきました。
名前が印象的な市ですが、今から400年前、野良着の繕いの為などに使われるボロを多く取引したことから「ボロ市」という名前がついたそうです。
毎年、12月15、16日と1月15、16日に開催され、20万人以上が訪れるという有名なお祭りです。
売っているものは様々ですが、特に骨董品を扱う店が多いです。
着物を扱っている店が特に多いですね。それもボロ市からの流れなのでしょうか。
さて、今回私は、どうしても手に入れたいものがありまして、朝9時半に現地に到着しました。
そして、足早にその場所へ。するとすでに、行列ができていました…。
その名は「代官餅(だいかんもち)」。世田谷ボロ市の名物です。
何回かボロ市に来ていますが、実は代官餅を買うのは今回が初めて。
なぜなら毎回長蛇の列だからです。
今回も、最後尾の看板を持つお兄さんから「1時間半くらいかかります」と宣告されてしまいました。
代官餅がどんな餅かは後ほどご紹介するとして、なぜ「代官なのか」をご説明します。
江戸時代に、彦根藩世田谷領代官を世襲した大場家の住居です。1978(昭和53)年に重要文化財に指定されました。
代官餅は、ボロ市通りの象徴である「代官屋敷」から名前をとったものなんですね。
さて、そうこうしているうちに、だいぶ近づいてきましたよ!!ここまで長かった…。
メニューは、からみ(大根おろし)餅、あんこ餅、きなこ餅それぞれ600円です。
私は持ち歩きの事も考え、あんこときなこを1パックずつ買うことにしました。
子供のこぶし大のお餅が6個入っています。あんもきなこも、パックにびっしり。うれしいです!
私は持ち帰りましたが、すぐに召し上がる方は、ござを敷いたスペースがあります。
お茶もサービスしてくださいますよ。
1パックはかなりのボリュームなので、少人数のご家族はご注意を!
さて、代官餅を手に入れ、やっとお店を見て歩けます。
私はリフォームやパッチワークが出来ないので購入しませんが、着物を見ている方の大半は、これから何かを作ろうとされている方のようです。
私は帯を見るのが好きです。そのモダンな柄や、意外に華やかな色使いなどなど。
たくさんの骨董品店が出ています。
骨董市にあるような高級品というよりも、日常使いできるような生活骨董が多いです。
昭和の物もレトロとして扱っているお店もありますね。
値段も、数百円からとそれほど高く無いものがたくさん出ています。
私も、昭和の小物を少しだけ買いました。1個 数百円の安いものですよ~。
あー、毎度の事ですが、お腹がすきました。
出店の中には、食べ物の屋台ももちろんあります!!
中華料理店の、春巻き、揚げパン、ごまだんご…。ザ・油(笑)おいしそう!
ははは、もう胃袋直撃です。
悩みまくった結果、たこ焼きを食べました。(普通ですいません…。)
さて、とりあえずお腹も落ち着いたので、また人ごみの中へ…。
ちょっと変わったお店がありました。
針金で作られたゴム鉄砲。輪ゴムをたくさん掛けると、一本ずつ連射されます。
す、すごい…。立ち止まるお客さんが、みんなおじさんばかりなのが面白かったです。(笑)
そして、まな板の大迫力。
好きな人にはこたえられない、紙もの。
ガラス作家さんの、かわいい一輪挿し。
人気の甘酒やさんに、年配の方に大人気のお漬物やさん。
アド街に出たことがうれしくてたまらないらしい(笑)
なんか、薄気味悪い「亀すくい」。
きっとお味噌汁とかがないんだろうなぁ…。
そして、ガネーシャ 10万円!…高いのか安いのかわからないし(笑)
人が多く集まると、悪い人も集まるようで、毎年おまわりさんは高い所から監視しています。
人の波に流されて歩いていると、お肉屋さん。フランクフルトを食べてみました。
さて、長々と歩いてきました世田谷ボロ市、少しでも雰囲気が伝わったらうれしいです。
700店舗が出店するというボロ市。まだまだ紹介しきれない所もたくさんあります。
本日12月16日(木)も開催しています!!
そして
来年1月15、16日も開催されます。
代官餅は、日陰に長く並ぶのでとても寒いです。ぜひ完全防備で出かけてください。
1月は土日開催なので、大変な混雑が予想されます。
早い時間の到着が必須です!!!
でも、とっても楽しいので、ぜひ訪ねてみてくださいね。
それでは、最後はボロ市で売られていた、ファンシーグッズでお別れです。
髪の毛の感じが、ある意味「ファンシー」
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
おしまい