「大洗でサメ目に睨まれ、暗闇に震えました」
新橋⇔横浜 間を初めて鉄道が走った日を記念しているのだそうです。
毎年いろいろな鉄道会社で様々なイベントが行われますが、JRでは「鉄道の日記念 JR全線乗り放題きっぷ」というのを売り出します。
今年も、3回分で9180円で売り出しました。(青春18きっぷと同じで、普通列車しか乗れません)
難点は、使える期間が10/2~17日までという短期間な事。
今年はどうしようかなー…って考えていたら、は!もうあと4日くらいしかない!!
とりあえず購入して、1日悩んで決めました。
茨城県へ一人旅しますっ!!
いろいろ考えた結果、大洗(おおあらい)にある水族館へ行くことにしました。
では、出発です!!
上野駅6:04出発の常磐線(じょうばんせん)に乗って、まずは水戸を目指します。
茨城県といっても、今や東京への通勤圏ですから、うとうとしたり携帯をいじっていたりすれば、あっという間に到着です。
8:00には、水戸駅到着です。
ここからは、初めての路線。
JRではなく、「鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線(おおあらいかしません)」に乗ります。
専用の改札は無く、JRの一番端っこの8番ホームから出ていました。
入り口に改札があったので聞くと、そこは7番ホームから出る「特急ひたち」への改札で、鹿島線は車内で現金で精算しろとの事でした。
もちろん、スイカやパスモは使えません(笑)
ホームの売店(NEWDAYS)が、特急ひたちになってました。
かっこいい!!…でも、反対側に停車している鹿島線の立場は?
そして、これが鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線です。
下手な鉄道写真で、申し訳ないです…。
車体には、沿線の鉾田市の生産物についての自慢が。「メロンの生産量日本一」とかね。
そんな中、「トルコギキョウ県内有数」。
ん?有数?しかも県内?うむ。トルコギキョウ、綺麗な花ですよね。
ところで鹿島といえば、そうそう、サッカーの鹿島アントラーズの鹿島です!
サッカーの試合がある日には、臨時駅の「鹿島サッカースタジアム駅」にも停車するとか。
鹿島線に乗って、サッカーを観に行きましょう。ぜひ。
さて、そんなこんなで、乗車時間約20分。「大洗(おおあらい)駅」に到着です。
ずらりと並んだヘッドマークや、長い手作り風ベンチ。そして座布団。
いいですねー。旅情を誘います。
そして、ここからはバスに乗ります。「海遊号」。マリンワールドの他、数箇所の観光施設などを巡ります。
コミュニティーバスの要素が強いらしく、1回の乗車は100円。
地元のお年寄りがたくさん利用していました。
開館直後なので、シーンとしています。
近くにはこんなのもありました。
出逢いの鐘…お約束の錠前を留める儀式もあるようで。
なぜ、「出逢い」なんじゃと思ったら、大洗沖合いは、黒潮と親潮が「出合い」寒暖それぞれの魚が「出合う」場所なのだとか。
ふふん。まあ、いろいろなお魚との「出合い」や、人との「出会い」…まあ、そういう事です。はい。
それでは、水族館裏の海岸へ行きたい気持ちを抑え、さっそく館内に入っていきましょう。
ちょうどハロウィンということで、館内の飾りもそんな感じになっております。
まず出迎えてくれたのは、イワシの水槽です。
キラキラして綺麗。(…そしておいしそう。)
そして次は…
太刀魚(たちうお)!!生きてるのを初めて見ました。
本当に金属のようなキラキラ感と、立ってる感じが…どっちでも「たちうお」。すごいです。
そして、いよいよメインの「出会いの海の大水槽」へ。
おお、思っていたよりも、ずっとずっと大きな水槽!
あれ、ボンベを背負ったお魚…ではなく、スタッフの方が作業中。
岩のあたりを一生懸命ゴシゴシと擦っていました。お掃除なのかしら。
正面から見ると、高さが実感できるでしょうか。
正面のガラスで、高さ8メートル、幅15メートルという大きさです。
何しろ他に人がいないので、高さの比較ができないのが残念です。
この大きな水槽の水は1300トン。その水圧に耐える為、ガラスは55センチもの厚さがあります。
同じものが見本に置いてありました。
すごいですね。その技術があってこそ、最近は大水槽で気持ちよく魚を見ることができるようになったのですね。
そこまでは良かったんですよ。問題はここから。
あわてて行き先を決めた為、このマリンワールドがどんな水族館なのかあまり知らないままの私。
何しろ開館してまだ30分も過ぎていないので、私以外には誰もいないんですよ。
まあ、写真撮り放題とか、好きなものをじっくり見られるとか、良いこともあるけれど、暗くて静かで。
ここからは「深海シアター」。何だかめちゃくちゃ怖いです。
しかも展示してあるのが…
リュウグウノツカイの標本、クラゲ、深海にいる魚やカニ。く、暗い。怖い。
誰もいない水族館にたった一人って、こんなに怖いものだったとは。
やっとエスカレーターを見つけました。ふぅ。早く明るい世界へ行きたいです。
そこで、ふと天井を見上げると…あぁ。
そこから見えた水槽に見えるシルエットは、あきらかに「サメ」。
カクレクマノミなんかが、急に恋しくなってきました。
いつになったら明るい世界へ出られるんだろう…。
どーんと私を待っていてくれたのは、サメの海。もう、さまざまなサメがうようよ。
なんでこんなにサメばっかりいるんだろう…と、ここで私気付いちゃったんです。
みなさま、もう一度こちらをご覧ください。
水族館のマークが「サメ」じゃん。
あぁ、ここ、もしかしてサメに力を入れているんじゃ…。
帰ってから調べたところ、マリンワールドは、サメの飼育種類日本一を目指しているそうで、もう58種類のサメがいるんだとか。ふぅ、なるほど。
そして、もうひとつの自慢がマンボウの集団。
小さいマンボウは、ここで生まれたのではなく、定置網にかかってしまったのを連れてきたのだそうです。
サメやら、変なイソギンチャクやらですっかり打ちひしがれていた私の目に、やたら鮮やかな青が飛び込んできました。
目つきが悪くて、悪かったわね
亀の目つきが悪かろうと、ウツボの柄が気持ち悪かろうと、いいんです。
サメやリュウグウノツカイに比べたら、ずーっとかわいいもんです。
さて、ここで時計を見ると、9時50分。
あわてて、オーシャンシアターに向かいます。
10時から、イルカとアシカのオーシャンライブがあるんです。
オーシャンシアターには、すでに遠足の子供たちで満員!!
あぁ…また子供たちと一緒かぁ。
最近、どこに行っても遠足や修学旅行の子供たちと一緒な気がします。(笑)
そして、ただいま「ハロウィン」の特別バージョンを上演中との事。楽しみです!!
まずはじめは、アシカのショーから。


でも、おねえさんの絶妙なトークと、アシカちゃんの技で、子供たちは大喜び。
ハロウィンということで、オバケが出てきたり、ちょっとしたコント仕立てだったりして楽しかったです。
バックには、本物の海。太平洋が広がっています。
そして、いよいよイルカショー。
2頭のイルカがびゅんびゅん飛びますよ!
連続写真を撮ってみました。雰囲気が伝わったらうれしいです。
大きな水族館にいくつか行ったことがありますが、ここ大洗のショーは、比較的小規模な方だと思います。
でも、何ででしょう。
とってもシンプルなのに、楽しくて、わくわくする感じ。
イルカのジャンプもすごいです。そして、アシカのショーもハートフル。
子供たちの盛り上がりを見ていたら、妙に納得なのでした。
さて、この後は、水族館探検ツアー(バックヤードツアー)に向かいます。
実は、入館後すぐに受付で予約をしておきました。
この様子は、次回のブログでゆっくりお伝えしますね。
それでは最後に、「食いしん坊ブログ」おなじみのアレを。
本当は探検ツアーの後に食べたのですが、次回はまた別のものをご紹介しますので。
それが、これです。
アクアナゲット!!なんだかおいしそうでしょう?
お魚の格好だけじゃありません。もちろん中身は肉ではないのです。
それは…なんと、サメ!!!
お味の方は、少し甘じょっぱい感じの魚のフレークを集めた感じです。
身はやわらかく、癖や匂いなどはまったくありません。
とってもおいしいです。
他にもマンボウの形のパンケーキやコロッケなど、いろいろありますのでぜひお試しくださいませ。
さて、今回はこのあたりでおしまいです。
次回もたくさんの海の仲間が出てきますので、お楽しみに。
それでは最後は、アクアワールドの自慢の一つ。
体長8.6メートルのウバザメの迫力ある剥製でお別れです。
ウバザメは、プランクトンなどを食べていて、ジンベイザメやメガマウス等と近い種類だという説もあるそうですよ、やまちゃん。
ちょっとうなされそう…。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
つづく