「上野動物園で、新種の生き物さがし?」
そろそろ遠足のシーズンですね。
だいぶ前から大人になってしまった私ですが、上野動物園に遠足に行ってみました。
上野動物園の本名は、「東京都恩賜上野動物園」です。
「恩賜(おんし)」は、天皇からの賜りものという意味です。
当時御料地だった土地を、宮内省から払いさげられたのでそういった名前になったとか。
上野動物園は明治15年開園で、日本で一番古い動物園です。
何度読んでも涙が止まらない絵本「かわいそうなぞう」も、上野動物園のお話ですよね。
そんな事も頭に入れながら、JR上野駅から上野公園に入り、動物園を目指します。
右の写真の緑は「ソメイヨシノ」。上野公園といえば、お花見のメッカで、大変混雑します。
今「写るんです」をこんなに押しているのは、日本広しといえど、ここだけかもしれません。
あぁ…。私の行く所、いつも遠足か修学旅行生が…。今回もまたか…。
自販機で入場券を購入。「お知らせ」として、ジャイアントパンダがいないということわり書きが…。
こちらのチケットは、いろいろな動物になっているので楽しいです。コレクターもいるらしいです。
今回は「マレーぐま」でした。かわいい!!
さて、これから動物たちを見ていくわけですが、ちょっと気になることがあります。
注※ ここから妄想が始まります。お付き合いくださいませ。
さっき見かけたんですよ、変な動物 →。
動物園の中に入っていくのを、この目でしっかりと。
ふわふわの毛に、なんだか甘ーい香り。
動物達に目撃情報を聞きながら、動物園内を探したいと思います。
果たして、遭遇できるでしょうか??
それでは、歩き始めます。
まず最初に向かったのは、元パンダ舎があった場所です。
以前はレッサーパンダがいたはずですが…。
あぁ…、ベビーカーの置き場になっています。うう、悲しい。じゃあ、中は?
レッサーパンダは、仮のおうちで営業中。つまりここは使われていませんでした。
パンダがいたのはまだ数年前なのに、あの華やかさは全く無く、こんなお知らせだけがあって、切なくなります。
来年には、中国からパンダがやってくるそうで。その準備の為に使わないのかしら?
少し気持ちがモヤモヤしたので、売店に行ってみましょう。
ああ、やっぱりパンダ。
お土産は、やっぱり「パンダ」押し。早く新しいパンダが来るといいですね。
そこにちょっと衝撃的なパンダのおみやげ。
黒白の配置とかは、これでいいんですかね?それと「耳」。ピグだったら、即行で買っていたと思います。(笑)
さて、ここまで一頭も動物に会ってません…。
お待たせしました。会いに行きましょう!!
まず、向かったのは「ゾウのすむ森」
ここにいるのは「アジアゾウ」です。
広いところで、のびのびとしているゾウさん。
私が子供の頃は、コンクリートの何も無い所で寂しげにしている印象でしたが。
「ぞうさん、こんにちは。(写真を見せる)こんな生き物通りませんでした?」
「見なかったわー、ごめんねー」
あ、こっちにもゾウさん。「こんにちはー、あのー」
…あ、なんでもないです。どうぞ、ごゆっくり。
ここで、水浴びしたりできるんですね。豪快だろうなぁ。
次は、動物園といえば!のサル山へ向かいます。
サル山のルーツは、上野動物園なんですって。へー。
あれ、思っていたよりもサルが少なめ。そして、山が険しい(笑)
「あのーすいません。このあたりで…」
「なんかさー、最近、良い事ないんだよねー」
全体に、ため息に包まれたようなサル山。どうしちゃったんでしょう?
このサル達は、青森県下北半島からやってきた「北限のサル(ニホンザル)」です。
青森が恋しくなっちゃったのかなー。
あ、レストラン&無料休憩所がありました。寅年だから?トラくん?
他にもフライドポテトなど軽食がいろいろありました。
「おーい!」
その野太い声に振り向いてみると…!!!
「 こっちこっち 」
アメリカバクさん。ちょっと衝撃的。
「あんたが探しているのは、ライオンのメスじゃね?ゾウん家の横を上がっていくといいよ」
ああ、ありがとうございます。意外と親切。
本当なら、このまま「ゴリラ・トラの住む森」の方まで行けるはずなんですが、途中が工事中。
そのため、ホッキョクグマの展示は中止なのです。(2011年春にオープン予定)。
引き返しましょう。
ニホンザル以外にも、たくさんのサルがいます。
この、哲学者顔が、「アビシニアコロブス」。
君、 青い野菜を搾れば、なんでも青汁なのかね?
そしてこの、全てを投げ出した感じが「ジェフロイクモザル」。
もう…無理。
そして、ゾウさんのオブジェ前を通り…あ、「クマたちの丘」です。
ちょっと寄り道して、もう少し情報収集していきましょう。
クマたちの丘には、「エゾヒグマ、ニホンツキノワグマ、マレーグマ」がいます。
マレーグマ、楽しみ!!
誰もいない…。マレーグマの子供「ウメキチくん」は、14:00からだそうです。
仕方ありません。別のクマさんに会いに行きましょう。
仕方ないってどゆこと?
「あ、ツキノワグマさんこんにちは。こんな生き物来ませんでした?」
「蜂蜜みたいに甘ったるい匂いのメスが2匹通ったけど、それかなー?」
「え、メス?2匹?2匹ともメスですか?」
ガシガシ、ガシガシ…プハーたまらん!
あ…。どうも、お世話様でした。
さっきのクマさんは…あぁ。
毛皮の敷物みたいになって、爆睡中
左側の木が張られた写真は、ツキノワグマの冬眠が観察できるコーナーです。
もちろん、今の季節は使われていませんが、2006年に上野動物園が初めて人工的に冬眠させる事に成功しました。
それ以来、毎年冬眠している様子。
私も一度見に行きましたが、モニターで中の様子が見られる他、穴から実際に様子を見ることもできました。
クマがここで冬眠しているなんて、とっても不思議な感じでした。
この先には、エゾヒグマがいます。
北海道にいて、よく遭遇した人が大ケガしちゃう、あの恐ろしいクマですよね。
…ん?
何か、とっても気持ちよさそうに寝ています。起きたら怖いので、今回はスルー致します。
さて、そろそろお昼時。
動物園でのランチは、いろいろ考えた結果、お弁当に!!
まあ、やっぱりアルミホイルに包まれたおにぎりでしょう!
はい、もちろん作ってきましたよ。
タラコのおにぎりに、から揚げ、卵焼き。フツーですけど(笑)
お一人様で手作り弁当ってなんかさみしい…。
どなたか、一緒に食べてください。
さてさて、お腹も一杯になったところで、また歩き始めます。
次に姿を見せたのは…。鳥たちです。
ほら、あのメガネかけた魔法学校へ行ってた子、なんて言ったっけ?
あ?
それは、ハリーでしょ。
あ、あそこにやけに華やかな鳥がいます。
聞いてみましょう。「すいませーん」
「あら、こんにちは。何かお探しですか?」
「こういう生き物がこのあたりに来ませんでしたか?」
「ごめんなさい。私、気付きませんでした…。お役に立てなくて、すみません。」
なんか、すごくいい人(鳥)。えっと、お名前は…と。
え?へ、ヘビクイ…。
「たべちゃうぞ☆ えへっ!(/ω\)」
さて、謎の生き物を探して、上野動物園東園を歩いてきましたが、まだ遭遇していませんね。
果たして、遭遇する事はできるのでしょうか。
そして、その正体やいかに!!(昭和風)
次回は、ゴリラ、ライオン、トラにも会いに行きます。
最後は、とっても大事にされている、パンダの巨大ぬいぐるみでお別れです。
妄想動物園に、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
次回まで今しばらくお待ちくださいませ。
つづく
《おまけ》
最後まで読んでくださった、心の広い方々に、おまけの写真です。
次回は、この謎の生き物についに遭遇?!