何故か、
わたしだけ、秋でした。
また、涙で視界が曇り、
階段を踏み外しそうになりました。
『最後に昼飯、奢ってやるよ』という元夫の言葉を突き放しました。
そして、わたしだけ、
また、ひとり松屋をカウンターの端っこで、
ガッツいてしまいました。
380円並盛りに、真っ赤になるまで七味唐辛子を掛けまくり、
紅生姜をテンコ盛りにして、
泣きながらガッツきました。
やはり、綺麗な別れ方などありませんね。
わたしの情に厚い性格が災いしています。
もっと冷酷になれたら、どんなに楽か、
もっと薄情になれたら、どんなに楽か、
いろいろと辛いところです。
たかが、猫じゃないのですよ。
心があるのです。
上手く纏められません。
まだ、涙がとまりません。