小さな変化 | パーキンソン病の父と私

パーキンソン病の父と私

2010年、父がパーキンソン病と診断されました。父のパーキンソン病で試した治療法や自然療法を記していくことにしました。同じような状況に置かれた方の参考になれば幸いです。

うちの下に引っ越してきたじいちゃんは、
何かが
チョコットチョコ
変わりました。

朝ご飯を届けに行くと、、、
布団に横になりながらも
足を挙げてリハビリをしてたり、
ありがとうとお礼を言ったりします。

晩御飯を届けに行くと、、、
いつものお菓子が
少し健康的なお菓子に変わっていたり、
少し部屋が綺麗になっていたりします。

昔は、
あんなに頑固で、
私達の言うことなんか
全然聞かなかったじいちゃん。

リハビリもしない
お菓子も食べたい放題
部屋の掃除機なんか一回も使った事がない。

そんなじいちゃんに
わずかな変化が起きています。

その理由は、
じいちゃんにしか
分かりません。

ただ、
分かっていることが一つあります。

孫が
毎日
幼稚園帰りに
じいちゃんの部屋の前で放つ
『じいちゃ~ん?おるん~?』
の声。

その声に反応する
じいちゃんの
『おるよ~』
の声は、
青空の彼方に飛んでいきそうなくらいに
弾んでいることです。

そんな時、
ふと
誰かが言っていた言葉を思い出しました。

人を変えるのは、人でしかないんだよ。

本当に
そうなのかも
しれません。