救急車 | パーキンソン病の父と私

パーキンソン病の父と私

2010年、父がパーキンソン病と診断されました。父のパーキンソン病で試した治療法や自然療法を記していくことにしました。同じような状況に置かれた方の参考になれば幸いです。

三週間前、
父が公衆トイレでしゃがんだまま
動けなくなり、
救急車で
自宅まで運ばれました。

その知らせを受けて、
自宅に急いで行くと
父は、
壁にもたれたまま
薬を飲んでいるところでした。

救急隊員の人が帰った後、
父と一緒に
薬が効くのを
待っていました。

その間、
父は
体の一切の感覚がないようで、
壁にもたれた体が傾くのを
自分で抑えることもできませんでした。

薬を飲んで
30分くらいすると
足の感覚が戻り、
立つこともできるようになりました。

父の体には、
オンとオフが
できてしまっていることを
目の当たりにしました。

オンとは、
薬が効いていて
体が自由に動かせる状態です。
一方、
オフとは、
薬が切れていて、
体が自由に動かせない状態です。


完全にオフの
父を見たのは
初めてでした。

病気の進行を
実感しました。

パーキンソン病に
だんだん
追い詰められている
そんな気がしました。

父も
ショックを受けているようでした。