その後、

妖怪達が新しい家をたてる話が進み、妖怪の住むマンションへ母の妹家族が月に何回かコソコソ来るようになっていました。


何故コソコソかというと、

母が「今週の土曜日マンションに行くね~」と妖怪に言うと妖怪はよそよそしい態度で断っていました。


その断った日に母の妹家族は来ていたのです。


私と私の母がそれを察知し、マンションへおしかけることもありましたが、やつらは居留守を使ったり姑息なことをしていました。


居留守使っても妹家族の車が路駐してるからバレバレなんですけどねっっ。


コソコソせず、堂々とすれば良いのに。そういうところも人間として信じられません。



私1人で妖怪マンションへ乗り込んだこともありました。


両親が妖怪と母の妹家族の件でケンカしている時、私が両親のところに行き、


「わかった~!!今から乗り込んであいつらむちゃくちゃにしてくる!!!」


若気の至りでしょうか・・・・。無謀な・・・・。


この時母は父に今妹家族達が今来てるから話しに行ってとお願いをしたけど、父はノータッチの姿勢を取ってケンカをしていたので、だったら、私が行ってきます!!!!\(*`∧´)/


と意気込んで行きました。


父に玄関で怒られて、止められたんですが、


「今行かんでいつ行くん??だったらお父さんが行けよ!

行かんやつが行くやつのことを止める筋合いはないんじゃ!!」←かなり口悪い・・・。


って振り切って妖怪マンションへ突撃しました。


しかし。。。。

家に上がりこんだものの、


「何しに来たん??」とか、「いつ帰るん?」


とか妖怪達とたわいもない会話で終わりましたけど・・・・。


そんな会話しながら、母の妹家族は気まずそうな・・・。


一応ダメージがあったのでよしとしましょう!



母は私の行動をすごく喜んでくれました。


こういうことで母の喜ぶ姿が見れるなんて(ノ◇≦。)



私が乗り込んだ後、記憶があいまいなのですが・・・・。

私が妖怪マンションから帰る頃、父と母が車で追いかけて妖怪マンションに来たのです。


その後妖怪達との話合いの内容はわかりません・・・・。





数千万円手に入った妖怪・・・・。


その数千万円で私達近所に家を建てて、その家の横に病院を建てて近所に母の妹家族を呼びよせたのです。


注)

母の妹は高速で5時間くらいかかるところに住んでおり、妹の旦那は開業医をしてました。

母の妹の息子は精神疾患があり、違った環境になると悪化するのは確実です。

私の近所には医院が多数あり、かなりの激戦区で新規に建てて生計するのは無理がありました。


この話は母の知らないところで進められていました。


ある日、妖怪が母の所に来て、

「この保証人になって」と保証人の書面をもってきて初めて母は知りました。


母はびっくりと怒りで保証人にならなかったそうです。


これが母の妹と妹旦那の逆鱗に触れ、ますます姉妹の関係は悪化していきました。


この当時高校生だった私は、母に相談されてこのことを知りました。


大金を手に入れ、さらにパワーアップしてきた妖怪・・・・。


心底むかついたので、母にお願いして、母の妹に電話で話すことにしました。

(電話でのできごとはだいぶ記憶があいまいなので、そこらへんご了承ください)


「あ・・・もしもし。お久しぶりです」


母の妹

「あmimiたんね~。お久しぶり~」


「えっと・・・母から聞いたのですが、家建てるそうですね??どういうおつもりですか?」


母の妹

「あ。そのこと・・・。私何でも知ってるんよ~。」


「何でも知ってるって、はっきり言って、こっち来ても開業医院はいっぱいあって激戦区ですよ。家建てても絶対生計できないし、できないからと言って、また無責任におばあちゃんを置いていくんでしょ?最初っから分かってるんですよ~。」


母の妹

「何高校生が言ってんの。大丈夫。」


「いやだから・・・・。開業医院のリサーチしたんですか??それに他県からわざわざ引っ越すよりもおばあちゃん1人なんやから、そちらの県に呼びよせたら良いやないですか。」


母の妹

「大丈夫!それにおばあちゃん離れたくないんだって。」


「大丈夫ではなくて、おばあちゃんの老後のためにもお金を手許に置いておかせたほうが絶対おばあちゃんのためですよ!」


母の妹

「高校生のくせに。私の方が分かってる。」


は・・・・

話になんね~(T▽T;)

高校生のくせにって言えば済むと思ってやがる!!!


電話で話す前まで、きっと分かってもらえると思ってました。

が・・・・妖怪と母の妹は一卵性親子で完全に話が通じない人でした。


母の妹は妖怪の主演女優賞並みの演技で完全に騙されていました。


騙されていたのか、お金に目がくらんだのか・・・。


とりあえず、妖怪がもう1人いたことが分かりました。






まず最初に・・・・。


最初のブログで妖怪の生い立ちをお話ししましたが・・・・。

妖怪の継母と継父の商売は地主とスーパーマーケットをやっていました。


なので妖怪を養子にしたいくらいなので、お金持ちだったみたいです。


今はそのスーパーマーケットはないそうです・・・・・。


が。。。。。。


土地はあったのです!!!


継母達が遺していた土地が少しあったのです!!!


その土地は10数年間放置されていたみたいなのですが、高速道路の整備でその土地が引っかかるということで、道路公団にその土地を売ることになりました。


あとで私の父が言ってたのですが、当時妖怪は買主が最初提示してきた金額より上げて売ったそうです。


それでも「安くしか売れなかった」とぶつくさ文句言っていたそうです。


山の方の傾斜の土地だったので十分すぎる金額だったみたいですけど。。。。


さすが金の亡者妖怪!!!


数千万円手に入った妖怪・・・・・。


このお金は。妖怪のほか、私の母、私の母の妹にも相続の権利がありました。


が・・・・・・。なんと!!!


妖怪は私の母に相続放棄の念書を書かせました。!!!


母は相当悔しかったそうです。


お金が手に入らないのが悔しいのではなく、実の親にそんな仕打ちをさせられたことが悲しくてたまらなかったそうです。


そしてなぜ母が念書を書いたかと言うと、半ば強制に書かされたみたいなんです。


半ば強制とは言え、母の気持ちとしては、ずっと「金くれ~」「金くれ~」と言っていたので、これで数千万円手に入った妖怪から解放されると思ったみたいです。


母はこれで妖怪が悠々自適な生活を送ってくれると思ったそうです。



が・・・・・。


数千万円手に入った妖怪・・・・。


とんでもない行動にでました!!!!