私は中学生になり、反抗期に突入していました。


母は妖怪に時々作った料理を持って行ったり、妖怪の様子を見に妖怪マンションに行ったりしていました。


母が料理を持って行ったり、物を持って行く回数が増えると、きまって妖怪

「お金ちょうだい」

「お金がな~い」

「さみしい。」


金金金!!!金の話ばかりして母を傷つけていました。


ほんと・・・・


てめぇ・・・。

ちょっと優しくしたら調子のりやがって!!!!゛(`ヘ´#)


この頃になると、

母が何故イライラしているのかがだんだん分かりました。


が、私が反抗期だったこともあり、母が妖怪のところに行っては傷ついている母の姿を見て私はイライラしていました。


私は

「妖怪のこと無視したらよいやん。」


「あいつは長生きするから大丈夫やからほっとき。」


と母を説得してたのですが、母は妖怪が気になって仕方なかったみたいです。



実の母親が妖怪もしくは悪魔でも、優しくしたいものなのでしょうか・・・。


私にとって妖怪は祖母ですが、小さい頃から良い記憶がないので他人以下の感覚でいるのです。(冷たいようですが・・・・。)


なので母が妖怪に優しくして傷ついてる姿を見ると、本当にイライラしました。


妖怪に対して「私の母を傷つけるな~!!」という気持ちと、母に対して「あのゲスヤロー相手するな~」という気持ちが交錯して、本当にイライラしました。



すると妖怪にとって最高の転機が来ました!!!


ま~た今日も妖怪が皿洗ってたよ・・・・。

べっとりソースつけたまま食器乾燥機で乾かさないでよ・・・・。


食器棚には茶碗の上に重ねた小皿に水たまりできてたし、どうやったら水たまりできるんや~!!!!!


仕事増やすな~!!!!ヽ(`Д´)ノ


最初らへんは皿洗い注意してたんです。


注意したけど、直る訳もなく・・・・・。今度は「皿洗い禁止令」を出したんです。


これまた直るわけもなく、妖怪が洗ってる横で、注意しながら「皿洗いせんで良いって言ったやん」って言いながら、全部皿を洗い場に戻して洗ったり、ガチバトル繰り返してだんです。←鬼孫健在♪


そしたら今度は妖怪なりに知恵つけ出して、妖怪が洗ってるところに私が台所を通りかかると、皿洗いを途中で辞めて「皿洗いしてませんよ~♪」みたいなフリをするようになって(笑)


20代の私、当然皿洗いの音なんて台所前の廊下から聞こえてますし、80代のスローリーな妖怪の行動が見抜けないわけなしっ!!



最近は私が何も言わずに2度洗いしております。


本文はこちら↓↓


妖怪決別別居したものの、妖怪のせいで両親は冷え切ってしまっていました。


毎日ケンカ、ケンカ、ケンカ、ケンカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


私が寝ていても大声でケンカしているために「ビクンッ(゚ー゚;」と起きたことも何回か・・・。。


台所でケンカしているので晩御飯が食べれず、弁当を買ってすませたり。


ケンカが終わり、こっそり台所に行くと、窓が割れて、食器棚が割れ、テーブルがひっくり返っており、ガラスの破片が足につきささりケガしたことも何回か。


お酒に酔っ払って大ケンカした後、母が真っ赤な目をしながら怒鳴りちらしにきたことも。



物心ついた時には家族で一緒にご飯を食べたことありません。


家族団欒はありませんでした。


家族旅行なんてありませんでした。


母は朝食を作る気力もなく、小学生の時から昼食も弁当ではなく毎日お金を与えられました。


弁当作った日は、白いご飯の上に大きい茹でたエビがど~んとのっただけの時もありました。


幼稚園の時みたいに冷凍食品を使わずに、完璧に作っていた頃がなつかしかったです。


すでに母は昔の100%優しかった母ではなくなっていました。



しかし、私は小学生~中学生まで妖怪の事実を知りませんでした。


母が何故毎日イライラしているのか、毎日父と大ケンカをするのか、何故毎日泣き叫ぶのか分からないまま反抗期に突入していくのでした。




ヾ(▼ヘ▼;)なんなん・・・・。


今朝実家に行ったら(仕事場が家の隣なので毎日実家に行きます。)、妖怪がひょっこりいました・・・。


入院したんやなかったんかい・・・・


やっぱりエセ熱中症大袈裟病か・・・・ε=(。・д・。)



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話し合いの結果、


妖怪が出て行くことになりました。

妖怪は1人

ローンは完済に対している。


私達は5人 + 家の隣が会社。


私達家族分のローンがあと残り数十年残っている状態。


私達を私立の学校に行かせていたので、家を引っ越ししての二重ローンはさすがに無理です。



妖怪は車で10分程度の3LDKの新築分譲マンションに引っ越しました。


この新築分譲マンションは誰が払ったのかというと・・・・・、私はいまだに知りません。


私が大人になって父に聞いても


「その当時、mimiたんの母と妖怪が勝手に決めたから一切分からない。なんでわざわざ分譲にしたんや。賃貸にしとけばよかったのに・・・。」だそうです。


父が思いだし怒りをしそうだったので、これ以降、この話はしておりません。聞いても結局分からないですしね。


私がふとこのことが気になった時には、母が他界しており、妖怪は聞いても通じないため、わかりません。。。


ここから、妖怪との別居生活がはじまります。

平和だったかというと・・・・。

平和ではありませんでした。