日曜の夜に
今日何気無く整理していたら
斎藤薫さんのコラムが書かれた
新聞記事が出て来た
私はちょっと興味のあるコラムを
新聞や雑誌で見つけたら
切り取っておく
それは
「褒められるより、褒める。
恨むより、許すが、幸せとキレイの元」
と言うタイトルのもの
人は褒められると幸せホルモンの1つ
ドーパミンと言う神経伝達物質が高まり
多幸感を感じつつ
集中力も高まり やる気も起こる
実は人を褒める事でも幸せホルモンの
オキシトシンが増えると言う
それはあくまでも正直に
心を込めて褒めることが
絶対条件
何らかの諍いが起きた際
相手を許したり
和解を求めたり 謝ったり
自ら下手に出る事によっても
オキシトシンは生まれる
怒りが収まらなかったり
相手をいつまでも恨んでいると
たちまち心にダメージが広がり
時間と共に腫れ物のように
大きくなって行く
そんな自分を感じたら
自分から下手に出ること
そうするとまさに毒が抜けるように
すっと楽になる
それこそがオキシトシンの効果だと
敗者が勝者を讃える様なシーンは
見ている方も感動するが
実は讃えている本人も
オキシトシンによって心が癒される
つまりオキシトシンは相手の
ある苦しい感情から自らを救ってくれる
と言うお話
実は前回話題にした宝石マダム
周りのマダムたちが段々彼女から
離れていってしまったのだけれど
私は意外と数年前まで
普通にお付き合いして来た
彼女の愚痴も1、2ヶ月に一度
長時間電話で聞いていた
別居生活も10年以上になり
もうそろそろご主人の元へ
戻ってみてはどうかと提案したら
「どの占い師も皆そう言うのよ」
とのこと
それだけ長い間家を出ていても
ご主人から離婚されないなんて
ある意味凄いことだと思う、と
そして彼女は帰った
帰って数年一緒に暮らしていたが
やはり無理だと離婚した
確かに私には分からないご夫婦間の
問題は色々あったと思う
そしてご主人の会社が
どんどん大きくなったのも
彼女の内助の功のお陰だとも思う
しかしある時 ひょんな話から
「mieちゃん あなたは自分勝手よ
ご主人を大切にしなさい」と
電話できつく諭された
私は
「親の介護もしたことも無ければ
我々夫婦の細かな事など
何も知らない貴女に
長い間ご主人を放ったらかしにし
挙げ句の果てに離婚した貴女に
そこまで言われたく無い!」
と告げ 彼女との関係は終わった
3年ほど前の話である
でももし何処かで彼女に出逢ったら
私はきっと私から普通に
挨拶を交わすと思う
もう蟠り(わだかまり)を
持ち続けるのはしんどい
年齢を重ねて来て あとどのくらい
元気で居られるか分からないのに
誰かを憎んだり恨んだりだなんて
そんなのはごめんだ
宝石マダムは77歳
きっと相変わらずお綺麗で健やかで
華やかで楽しくお暮らしに違いない
そうであって欲しいと心から願う
結局のところ
お互いが互いから離れ
これで良かったのだと思う
人間関係は年齢とともに
自然と淘汰されて行く
上手く距離感を保ちつつ
変に気を遣わず
楽な人間関係が築ける方と
この先関わっていけたら
それで充分
ドーパミンもオキシトシンも
出せるものはどんどん出して(笑)
分相応の幸せと魅力を手に入れたいもの
そんな事を思う夜
そもそもは・・・
約23年ほど前
私はデ◯ィ夫人似のN子さんに誘われ
ロイヤルホテルのフレンチレストランの
お料理教室に通い始めた
さすがホテルのお料理教室
参加されている方々は独特な個性を
放っていた
その中に異彩を放つマダムが居た
とにかく美オーラが半端無く
司葉子さんと池坊保子さんを
足して割った様な感じの50代
美貌もさることながら
彼女が身に付けている宝石も
半端無かった
ある日彼女とヒルトンで初めてランチをし
その時 ご主人が幾つも会社を
経営されているのを知る
でもそのワンマンさに付いていけなくて
家を飛び出し当時マンションに一人暮らし
ランチの後 宝石屋さんに
付きあってほしいと言われた
向かった先は大阪の帝国ホテル
そちらの宝石屋さんで
取り置きしていたリングを
指にはめ「どうかしら?」
オモチャみたいに大きな宝石は
90カラットのエメラルド
石のまわりをダイヤが取り囲む
ちょっとしたピルケースくらいの
大きさはあるかも
でも何故かマダムが着けると
偽物みたいな大きな指輪が
キラキラとより一層輝きを増す
マダムその宝石に
全然負けていないのだ
そう感想を告げるとマダム
「ならこちら頂くわ」と
やわらバッグから
ビニールの巾着袋を取り出し
中から札束が(・_・;
もう私からしたら異次元のお買い物
目が点になる('◉⌓◉’)
とはこのことだ
なんで小切手で無くキャッシュ⁈
それも定価1500万の指輪を⁈
(後日その半額で買ったと
仰ってはいましたが、、)
大阪の南の方のマダムは
阪神間のマダムとはちょっと違う
それが良いか悪いかは別として(-。-;
彼女と逢うとイヤリングやネックレス
指輪など毎回50カラット以上の
宝石ばかりだから
段々それが普通になり
感覚が麻痺して来る
たまに彼女と出掛けると大概
見知らぬオバサマ方が
チラチラこちらを見ているから
何なんだろう?と不思議に感じていたが
あ〜 お弁当箱みたいな宝石に
反応しているのかとやっと気づく
流石にマダム電車の中では
石の方を掌の内側に隠しているらしい
イタリアのスリなら腕ごと切断され
盗まれるレベルだ
お洋服は毎回レオナール
これがまた良くお似合い
そんな彼女だが口を開くと
「私 吉本に入りたいねん」
と言うほど
大阪のオバチャンそのもの
そのギャップにやられる
そのフレンチ料理教室がクローズする
と分かったあと マダムたちに
「miekoさん 次は何処に行くの?
あなたが行く所に付いて行く!」
と言われ N子さんお薦めの
ヒルトンホテルの中華『王朝』の
お料理教室にドドっと移動
宝石マダムに
会社経営姉妹(妹さんがA子さん)
そしてHさんも此処から参加
そのお料理教室でも
新たな知り合いが増えて行ったが
まぁ〜何と申しましょうか
大体私より10歳から
それ以上年上の強烈な個性の
セレブマダムたち
同じ年頃のマダムたちは
にこやかに会話しつつ
それとなくマウントの取り合いがあり
そこに羨望、嫉妬、やっかみもあり
私は一回りほど年下なので
部外者目線で彼女たちを眺めていた
ある時料理教室に参加された
コケティッシュなマダムのお肌が
余りにお綺麗なので
そのお化粧品のデモに一度
参加させて頂いただけで 私は
『要注意人物』のレッテルを貼られ
一時期宝石マダムや数名のマダムから
無視と言う洗礼を受けたことも
どうもコケティッシュな
男好きマダムは
女性の敵 妻の敵とみなされるらしい
そんな人と仲良くなるなんて、、
と言う事で私も反感を買ったらしい
ー全くバカバカしい稚拙な連中(-_-)
心の中で私は呆れていた
旅のお土産のやり取りがあったり
和気藹々と仲が良いのか悪いのか
良く分からない世界が繰り広げられていた
ところがである
元々自己主張も個性も強いマダムたち
距離感が縮まるにつけ
摩擦が起き始めるのは世の常
ある日突然陰口合戦が勃発
宝石マダム&そのお仲間
バーサスN子さん
私を無視していた連中は
「あら、誤解していたわ
ごめんなさいね〜^^;
ところでN子さんてね、、」
またN子さんは
「ちょっと聞いてよ!」とご立腹
もうハッキリ言って
私には どうでもいい!
私より歳下の30代マダムも
2人いらして
お1人は羽野◯紀さん似の医者マダム
もうお1人は梅宮ア◯ナ似の
モデル級の美人マダム
いつも最新のファッションと宝飾品に
身を包み 私は眼福に預かっていた
ご主人は3回り近く年上だと伺い
こんな若くて綺麗な奥様
さぞかし鼻が高いだろうな〜なんて
思っていたら
どうやら内縁関係だと小耳に挟み
ご主人が亡くなられ彼女は来なくなった
そしてそれから7、8年後
ドラッグストアで偶然彼女に遭遇
お元気そうだったが
普通の人になっていた
でもピラティスを教えているとかで
生き生きとされていて
ちょっと安心した^_^
一見優雅そうなマダムたち
人生色々
島倉千代子(古っ)
続きの話はまた後日・・・
ロイヤルホテルのランチ会
昨日 5ヶ月振りのランチ会
今回こそ5名全員揃ったら♪
と願いつつも
姉妹のお姉様は 82歳の現在も
社長業で中々参加叶わず
その妹のA子さんは毎回参加
もう1人
欧陽菲菲とデヴィ夫人を足して割った
華やかなマダムN子さんからは
前日電話が掛かって来て
ご主人の心臓の具合が相変わらず
芳しくないご様子
「9日から先ずリハビリ病院に入院
そしてそこで少し体力付けて
そのあとオペする病院に入院
でないと私も息子一家も夫に
振り回されて本当に大変な日々なの
夫に幾ら介護タクシーで診察帰りも
帰って来てと言うのに
普通のタクシー使ってそのあと
電車乗って帰ってくるのよ
今年2回も倒れて救急車の
お世話になったと言うのに
信じられないわ〜
(それならN子さんが付き添えば?
と言うと それはしんどくて嫌だそう)
ちゃんと介護タクシーで帰宅して!
と幾ら言っても言うことを聞かない
開胸手術でなくても良いのでは?
なんて勝手な事も言い出すし
本当にこちらの神経の方が参っちゃう
夫を入院させたら
miekoさん お茶しましょ?
一杯聞いて欲しいわ〜」
ってな事で毎度お馴染みの
優雅なセレブマダムHさんとA子さんと
私の3人ランチ会
今回はリーガロイヤルホテル大阪の
フレンチのRAY
ホテルのロビー
2年ほど前に出来たそうで
行ってみると
昔ベラコスタと言う
イタリアンレストランがあった場所
そこのお料理教室に
A子さんと私は通っていた
場所としてはとても懐かしい〜
イタリアンだった時はもっと明るく
楽しい雰囲気のお店だったのに
フレンチレストランになり
モノトーンのシックな雰囲気に
でも広々した店内にお客様もまばら
そして大きな窓から見える景色も
気持ちが良い
80歳のA子さん
78歳のHさん
そして私の3人で
良く笑い話し美味しいもの頂き
年に3回ほどのランチ会
取り敢えず一番若い私が
ずっと幹事で店選びも私に任されている
ロイヤルホテルの全レストランを
制覇したあとは
ヒルトンホテル
ウェスティンホテル
それぞれ全部のレストラン制覇
そのあとコロナ禍になり中断
なんせ大きな声では言えませんが
皆様中々のご年齢のお姉様方なんで
非常に用心深く
ランチ会再開の目処が立たず
やっと去年の秋くらいから再開
茸のカプチーノ仕立てと清水焼天目茶碗
オリーブハマチのマリネ
赤いサラダとフランボワーズヴィネグレット
黒鯛のクルート焼き
ポロ葱の甘みとベルモットの香り
こちらのパンの前のブリオッシュが
特に美味だった
私はパン2個でお腹一杯なのに
お2人は3個もペロリ
あぐー豚のロティと炭の香り
貝の旨みとバジルの清涼感
デザート
手前は八女茶のアイス
小さなお菓子も
今回のお店
もうお腹いっぱいで後の喫茶店も
パスするくらい食べ応えあり
それで税・サ込みで6,000円強
皆さま これでそのお値段は
リーズナブルだと大絶賛
毎回こちらのお店でも良いわ〜
なんて言われたが
それはご勘弁なので
来年はまたホテル内の違うお店で(^^;;
食事中の話題は
皆様飼っていた 或いは
現在飼っている犬や猫のお話
或いはHさんのお孫さんのお話
或いは もと三◯物産の
キャリアウーマンだったA子さんの
年に何回か行われるOB会のお話
そして北新地の名物ママのお話
などなど
その名物ママ(80代後半)の
お姉様が『白い◯塔』財◯教授の
愛◯さんだったそうな、、
その名物ママはご自身でビルをお待ち
その上の方にママのお店があり
北新地の高級クラブの5本の指の1つに
入るそう
そのお店がHさんのご主人の行きつけ
先日Hさんご夫妻とお孫さん(お嬢さん)で
お出掛けになられ
そのママの気配り 目配りがさすがで
感心してしまったと言う話など
中々面白かった^^
今回比較的家が近いそのHさんと
何時の電車に乗ると言う約束を
前日にも確かめたにも拘らず
Hさん1時間間違えて早くに駅に
仕方が無いので梅田で時間を潰して頂き
私は大慌てで支度をし
予定より2つ早い電車に乗り
タクシー乗り場で落ち合う
実はこうしたミスが彼女には
度々続き 周りの人達も
「なんかHさんこの頃おかしいよね?」
とお料理教室でも囁かれ始めていた
前もってお料理の先生から
日時の確認ラインが届くのに
それでも彼女は間違えるし
レシピの紙のとんでもない所に
先生の説明を書き込むし
敏感な私は 数年前から
彼女の異変に気付いていた
そして今日からご主人やお嬢様と
東京に行かれるとのこと
お嬢様が頭の方の名医が東京に
いらっしゃるからママ行きましょう?と
手配してくれたと彼女が私に告げた
ご自身のミスが増えて来ていることを
容易に認めたく無い様子だったが
「老いては子に従えとは
良く言ったものよね〜」と
帰りの電車の中でポツリと漏らした
大丈夫 大丈夫
いつか誰しも通る道
温かい目でそっと見守りたいと思う