チャイ試作 | mimico日記

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ミミロータスの日々の日記を綴ります

チャイの試作。しまくり。

正直な話、ネパールのチャイ(チヤ)で、『うめぇー!!』てなったのは、あんまりない。相当数のチヤ屋に足を運んでみたけれど、目から鱗的なやつには出会っていない。もちろんシュチュエーション的に、例えば楽しく会話しながら飲んだチヤとか、お店のディディにご馳走してもらったチヤとかは印象に残ってる。うん、確かに美味しかったし、心に沁みた。雰囲気イケメンならぬ、雰囲気オイシイってやつなのか。

ネパールのチャイ(ドゥ チヤ)は、ずばり、薄い。ミルクは比較的高価なので、水で薄めながらチャイを作る。
スパイスもインドと違って高価だから、あまりマサラは使わないし、砂糖をがっつり入れて、甘けりゃいいや的なとこがある。使う茶葉だってどこのチヤ屋も、手に入りやすいものでそれを少量で煮詰めながら作るのだ。

そもそも私は、有名レストランやオサレセレブなカフェで修行したいわけでもなく。(その前にそんなものはネパールに存在しなかったが、笑)
ただ、彼らの生活のなかに入ってその世界を知りたかった。生活の中のチャイを見ることが、私にとって一番の欲求だった。
ネパールでは人が集まるその先には必ずチャイがある。生まれてから死ぬまでずっと近くにチャイがある。ネパールのチャイは、コミュニケーションツールだ。言葉がわからなくても、味が云々よりも、チャイがあればその場は笑顔になっていた。
うまく言えないのだけど、私もそんなチャイを知りたくて、作りたくてネパールに身を置いた。今まで自分がつくってきたものが何だったのかを客観的に見るために、そこまでしたのかも知れない。

郷に入れば郷に従えで、ネパールにいる間は今までの自分のやり方を全部変え、ネパリスタイルで作ってきたけれど、今のところその作り方やおいしさ自体に答えを見出せていない。そしてここは日本だ。せっかくなら、ネパールの茶葉とスパイスを使って 日本の人に、とびきりおいしいやつを作りたい。

ヲタモード君臨、引きこもり。こうなると自分でも手に負えない。
また一からかもしれないけれど、ビスターライ(ゆっくり)でやってみよう。