ただいま、日本。帰国しました。
全力で旅を続けた10カ月。
容赦ないネパールの強い日差しの中で、シミもシワもそばかすも増えた。日本にいたら洋服やアクセサリーに使っていたお金はすべての経験に消えた。けれどその経験は、私の血となり肉となった。
この経験を通して言えることは、できるかできないかより、するかしないか。凹むこともたくさんあったけど、どんな状況になっても手を貸してくれる人は必ずいた。
想像力は知識より大切と思う。
けれど、知識がないと想像力は湧かない。
そして、知識は経験値だ。ネットで調べればいくらでも情報は入るし、それが一つの知識にもなる。だけど、自分の言葉にできる知識は、自分が経験して感じたことだと思う。
私が一番ほしいものは想像力。そこから創りだせる創造力。
そのために私は、旅をしていた。
自分で選んでここに来たこと。
自分のフィルターを通して、愛すべきこのネパールという国をこれからどう表現していくか、すべては自由だ。これからのことはまだ何も決まっていないけど、迷ったらワクワクする方を選択する。それもこの旅から得た術だ。
ネパールとの関係は、これからもずっと続く。
出逢いも別れも、すべては必然的なタイミングで用意されている。
ありがとう、ネパール。
出逢ってくれた人、一緒に時間を過ごしてくれた人、本当にありがとうございました。
そして、日本から温かい眼で見守ってくださった すべてのみなさんに感謝します。