『 噂の人魚フェア 』 at リク魔人sei 様宅 参加作品 ![]()
美しい海の彼・方より mimi's world presents
* A New Day *
*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。゚*★*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★*:..。o○☆゚・:,。*:..゚・:,。★*:..。o*
赤いさんご礁の向こう側・・・
大きな海草が揺らめいて・・・
周りをきょろきょろ見回して、誰も居ないことを確かめた
すっと・・・音も水流も立てる事無く、尾びれを一振りだけで近づいた
その大きく岩の上の方まで伸びている海草の群れを掻き別けて、蒼い光が消えた場所を確かめ様と、揺らめいて一瞬だけ見えた場所に手を伸ばした
今まで見た事も無いその後ろ・・・
自分が子供の稚魚だった頃から住んでいたこの離宮
庭で蓮と遊んだ記憶は沢山あったけれど、その頃にはまだ背丈も小さい海草だったはず
その時にこの・・・
今、見つけたものを見た記憶は、無かった・・・
たくさん生い茂り真っ暗なその場所の先を覗くと、向こうに蒼い光が消えた
大きな岩石だと思っていたそれは、口を開けた様に向こう側が見える・・・
・・・洞窟・・・
この洞窟を抜けると、向こうに消えた蒼い魚や、まだその辺をただよっているクラゲ達、自分の国民の住む・・・
自分の統治する自国の世界が広がっている
いや・・・
それだけではない
『 蓮さまには・・・内緒ですよ・・・』
そう教えてくれた、自分の乳母人魚
彼女が言っていた・・・
広い海の自分の国の先に、他の王子が統治する国に繋がっているのか・・・?
『 その世界にはですね、キョーコさま・・・
地上というものがあり、森という緑のさんご礁のような世界に、花という赤いひらひらと海草が輪になっているものが揺れイソギンチャクの様に、その花に虫というものが共存しているのですよ・・・その国にも、王子様がですね・・・・・』
星というものが煌いて、雪というものが舞い落ちて、
光が溢れて、光が失せて・・・その繰り返しが日々と数え、
その国に住まわれる王子様・・・
乳母の教えてくれた事が頭の中をぐるぐると廻っていた
真っ直ぐにそのまま、その先を見詰めて・・・
向こうに果てしなく広がっているのであろう・・と・・・
今までにこの離宮を出た事の無い私は、感慨深い想いを廻らせていた
岩に手を着いて、引き込まれる様にその口をあけた様に広がっている洞窟に入って
行った・・・
・・・けど・・・
尻尾を誰かに抱かれるような感覚、引きとめられている様なその感触に、はっと気
付いた
吸い込まれる様に自分から入って行ったけれど・・・
見つかっては、自分はどうなるのか、全く経験が無いので分からない
誰かに見つかった・・・そう思い、振り返ると
抱きとめられた様な感覚は、大きく上に伸びた海草が絡まっていただけと安心する
ほっとして、腰に絡まった海草を解き、もう一度辺りを見回した
向こうに広がる世界に想いを廻らせる期待と・・・
この離宮を一人で離れる心細さと不安・・・
産まれて初めて見た光の方へ、吸い込まれるように泳ぎ出した. . .___________
*:..。o○☆゚・:,。★* A New Day *゚・:,。★*:..。o○☆*
- the CAVE -
-前編-
ONE / TWO / THREE / FOUR / FIVE / SIX / SEVEN / EIGHT / NINE
TEN
/ ELEVEN
/ TWELVE
/ THIRTEEN
/ FORTEEN
/ FIFTEEN
/ SIXTEEN
* 美しい7つの海の彼方より、7つの噂 *
other side of stories the Second CAVE to the SEVEN SEAs [ 完結 5/30 ]
( the second CAVE to the SEVEN SEAs : 目次のみ )
A New Day 前編をその7つの噂のプロローグとさせていただきました
7つの違う物語 the Rumor of Mermaid's A New Day
A New Day 前編 “ 新しい日 (誕生)” より、隠れた7つの・・・人魚の噂
こちらへは、違う洞窟の入り口the Second CAVE to the SEVEN SEAs からお入りください_____________
人魚の噂 が、気に成らないよ~という方は、噂の人魚 A New Day 後編へ、どうぞ
-後編-
SEVENTEEN / EIGHTEEN / NINETEEN / TWENTY / TWENTY-ONE / TWENTY-TWO
/ TWENTY-THREE * A new Day FOREVER [ 完結 ]
( このページは、アップする度に日付を新しく変えています。最初のアップは、4/27/2014 です。)