変客万来 | アメリカでしのぐウエイトレスのブログ

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バカヤロー!って叫びたいときだってあるんです…。

毎週決まって、ド暇な曜日ってある。


そんな日は、


さー、今日もテキトーに終わらせるか。ヽ(゜▽、゜)ノ


と、なんの緊張感もなく、てろてろと出勤。



番狂わせって、ときどきある。


ド暇体制で、従業員も少ない日に、なぜか次から次へと客が入ってくる。



なんで、今日なのよ。みんなそろって、今日なのよ。(((゜д゜;)))


心の準備もなく、ユルユルの脳みそは、ただそんなことを繰り返し考えるだけで、しまいには、



ヒマだと思ってきたのに、なんでこんなに忙しいんだよ!!ヽ(`Д´)ノ


と、逆切れしてみたりする。ワガママな常連客達と同じだ。



いつもヒマな平日を狙ってやってきて、スシバーでとぐろを巻いている常連客達は、当然、私以上に驚いていたが。



そんな年に数度の番狂わせの夜、いつの間にか「予約席」の立て札をどかして、スシバーに座っていた常連客。


忙しくなってきたうえに、予約もいくつか入っていたので、つねに入り口は見張っていた。こいつのように勝手に座られて居直られても困るからだ。


それでも、気づかないうちに座っていたということは、


裏口から侵入したに違いない。orz



申し訳ありませんが、ここは予約席でして…。(;^_^A



あ、そ。気づかなかったよ。(← 多分うそ) 何時の予約?(・∀・)


そろそろ、予約のお客様がお見えになる時間ですので…。(;^_^A


と、言い終わらないうちに、後ろから声を掛けられた。



ボクたちの席じゃないかな? さっき電話したものだよ。(^-^)/


ほら、来ちゃったじゃないか。orz



じゃ、こうしないか。ボクはビールを1本飲んで、スシロールを1本食べるだけだ。

その間だけ、待っててもらうってのは、どう?(o^-')b

(だって、ボク常連だし、キミたち見たことないよ)



何、勝手に仕切ってんだよ。(-_-メ


予約客は、何言ってるんだ。オレ様の席だよ。どけ、コラ!というのも大人げないと思ったのか、常連客の提案をしぶしぶ受け入れた。


すると、どういうことになるか。


ヒマだと思って、なめきったシフトを組んでいたスシバーは超手薄。


長い時間待たされている、ほかの客の注文を後回しにして、スシマンはバカ常連客のオーダーを先に作らなければいけない。だって、彼がのうのうとビールを飲んでる間、予約客は後ろで待っている。


待ちくたびれた客も、スシマンも、


今日こそ、このばか常連客を抹殺すべきだ( ̄^ ̄)


と思ったに違いない、少なくも私はそう思った。



客たちの表情はいかに、と、スシバーをぐるっと見回したそのとき、食事の風景らしからぬものを見た。




スシバーの片隅で、となりの席の連れの男性に背中をさすられながら、おばちゃん客がハンカチで顔を押さえている。


気分でも悪いのか?いや、泣いてるみたいだ…。



でも、なんで???(゚ー゚;




続く。