21日G7広島サミットが閉幕しましたね。

 

さて、この「G7」はどの国を指すのかご存じでしょうかはてなマーク

G7は(アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・日本・カナダ・イタリア)の先進7ヶ国の事を指します。

 

見ての通りアジアでは唯一、日本が入っています。

 

「先進国」とは、高度な工業化や経済発展を達成し、工業力や科学技術力で他国より先行しており、生活・健康・教育・インフラ整備・人権保障などの水準が高く、政治的に自由で安定している国家のこと。とされています。(Wikipediaより)

 

これに対して、国の経済力、工業力や科学技術力がまだまだで政治的にも不安定で、そのため国民の生活・健康・教育・インフラ整備が安定していない国を「後進国、発展途上国、開発途上国」などと言い分けて表現します。

 

早い話し、先進国と発展途上の国とでは化学力と教育力が圧倒的に違うのです。

 

厳密に言えば化学力は「教育力」に入ります。

また化学の中には心理学も含まれます。(心理学は哲学とは違い実験し数字で証明する事が求められるため科学の分野に分類されます。)

ここで言う教育力とは、ただ単にお勉強が出来るという事だけでなく、知恵や知識、倫理や道徳なども勿論含まれます。

 

つまり、教育力が国の発展の大きな幹となっているという事です。

 

発展途上と言われる国の中には高校や大学どころか小学校もないところもあり、読み書きもままならない人たちもいて、病気になると頼るのは病院やドクターではなく魔術師やシャーマンと呼ばれる祈祷師だったりする事も珍しくはありません。

 

例えば、アフリカのある地域では今もアルビノの人には特別な力があるからと誘拐しては数々のお守りにしてしまう(なぜ数々のお守りになるのかはお察しください)行為が続いています。

 

「アルビノの人には特別な力がある」という科学的根拠は何もないのですが、化学どころか教育もまともに受けたことがない彼らにとっては誰かから聞いた話しを信じてしまうと疑う事すらできなくなるのです。なぜなら第三者の話を信じやすくなるウィンザー効果も加わり疑うだけの知識も無いからです。

 

 

また、話は変わりますが、皆さんスリランカという国をご存じでしょうかはてなマーク

 

インドの南、海に突き出た先っちょの右横に雫形に浮かぶ島がスリランカです。

 

ちなみに、45歳以上くらいの方なら「ズームイン朝」でお馴染みのウィッキーさんの母国でもあります。

 

そのスリランカですが現在、経済が非常にマズイ状態なんです汗

破綻しかけている原因はいくつかあるのですが、中でも中国からの借り入れを安易にしてしまったため国の重要な港を長年にわたり貸し出さなくてはならず、このままいくと国自体、身売りしなければならなくなるとも言われています。

 

中国にしてみれば、自国の大きさに対して海に面しているところが少ないため何かと不便だったのが、スリランカの港を自由に使えれば軍用の寄港地として使えるわけで、このままスリランカを取り込む事も視野に入れているはずです汗

 

そもそも、借り入れる前に各国がスリランカに対して警告を出してはいたのですが、政権を取ったのは中国に非常に近いラジャパクサ政権で、私腹を肥やすため動き出しあっという間に国が債務付けにされたというわけです。

 

勿論、国内の有識者からも「債務の罠」について忠告は出ていたのですが、「債務の罠」が理解できず目先のお金に手を出してしまった結果、99年間も港を他国に自由に使わせる事になったわけです汗

 

国内に有識者がもっといて、「債務の罠」が理解できる国民がもっといたら避けられた事だったのですが…汗

これにはスリランカの経済学者も嘆いていたほどです。

 

目先の事、表面的な事に意識を奪われ安易な判断をしてしまうと後で大きなツケを払う事になったり、自分で自分の首を絞める事になると… 逃げ道を無くしてしまうと… 先の事を見通すには知恵や知識が欠かせないと… このブログでは色々なお話しをご紹介する中でも言ってきましたね。

 

学力とは考える力の事で、考える力が弱くなると国力も落ちます。

考える力が無いのですから、ものを生み出す事が出来ず常にどこかの国の後追いになるからです。

 

「国力なんて大きな話しされてもね~」「国力なんてそうそう変わらないでしょ」と思われるかも知れませんが、そう次元の違う話しでもないんです…というか、今子育て中、または今から子育てに入る世代には聞いておいてほしいお話しなので、もう少しお付き合いください。

 

最近…今年は特にバカッターに代表される若年層の承認欲求を大発表するSNSがあちこちで炎上しています。

 

その殆どはイタズラの域を超え、警察が動く内容も珍しくなくなってきました。

その結果、画像と中には名前や住所、学校まで特定され一生残るデジタルタトゥーとして跡を残す事になった子も何人も出て来ています。

 

話しを少し変えますが、危機管理の一つに「ヒヤリハット」というものが存在します。

 

ヒヤリハットの説明はこちらをどうぞ下矢印

 

小学生以上のお子さんをお持ちの方はご存じの方が多いでしょう。

 

1件の重大なトラブル・災害を頂点として、その下には29件の軽微なミス、事故や災害、その下にはヒヤリとしたりハッとした出来事が300件あるとされる事象の事です。

 

「ヒヤリハット」はトラブル防止として紹介されますが、危機管理のひとつとしても紹介される事がよくあります。

今回で言えば、1件の大炎上の前に29件の炎上しかねない事があり、その前には300件のイタズラがあると考えられるわけです。

 

今年に入っての炎上数を見れば、炎上までに行かなかったものは信じられないくらい多い事になります。

 

また、炎上するものの殆どが警察案件になるものが多いという事は、それだけモラルが低下している事の証明です。

 

環境犯罪学には「割れ窓理論」というものがあり、小さなモラル崩壊はその後の大きな犯罪への入り口になるという考え方ですが、これがよく分かるのが、TVなどでもよく見る警察の密着取材で車のバックライト切れやボディーやバンパーの凹み、車の汚れなど車の手入れが行き届いてない車に職質をかけるシーン。

車の手入れをしない人物は、細かいゴミを放置しがちなので職質をかけた時点で、乗車している人物がどういう話し方をするのか、目の動き、歩く姿勢、など行動観察してある程度あたりをつけるわけです。

 

少し話が逸れてしまいましたね。

 

つまり、今まで「子供だから仕方ないね」「謝罪したから仕方ないね」で許して来た事が、良い方向に向かず「何の罰も無く許してもらえたウェ~イ音譜チョキ」という受け取り方をされ、それを聞いたり見たりした二匹目のドジョウ狙いで更にモラルが欠如したバカッターが集まって来る状態を作ってしまったという事で割れ窓理論になってしまっているというわけです。

 

警察案件になるものは躊躇無く、した方がいいのは勿論ですが、ここで一番問題なのは、「それをやったらどうなるのか」という先を考える力が無く、年齢の割にはかなり幼い思考と行動で、ここまで野放しになってしまった彼らの周りの家族や友人に「諭す」ほどの力量があるのかも問題なんです汗

 

ただでさえ人口減少で国力が落ちるというのに、モラルの低下で思考力まで落ちてしまったらこの国はどうなるんでしょうねあせる

 

政治家さん達は「結婚率が~」とか「出生率が~」とか言いながら自分たちの派閥争いや自分の身内を贔屓する事に忙しいようで、そんな姿を見ていたら、多くの人…特に若い世代はやる気をなくすでしょう汗

 

「昔の日本は凄かったんだぞビックリマーク」と昔の栄光を擦りかざしながらモラルの低くなった若者を導く先はどんな未来なんでしょうね汗

 

 

これを読みながら「やだあせる自分の子はちゃんと育てたいわビックリマーク」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

はい、そこで「物事を理解し考え自分で答えを出せる子になるヒント」をお教えいたしましょう。

 

① 話をする時はYESやNOでは答えられない基本疑問形

     で問題を出すつもりで

 

② 叱る叱らないよりも「諭す」事に重点を

 

※この二つには、かなり親の忍耐力と知識と会話力が必要ですので頑張ってください。

 

また、「物事を理解し考え自分で答えを出せる子」にするおすすめのゲームは、昔からあるボードゲーム(囲碁、将棋、オセロ、カードゲームなど)で中でも大会などがあるものがおすすめです。

 

試合中は親でも口出し出来ませんから、相手の思考を読み自分で考え判断しなければなりません。

 

ここで大切なのは、「勝つ事よりもどういう思考をしたか」です。

 

これらはとても小さなヒントですが、無駄になるものは一つもないヒントです。

 

是非一度お試しを…

 

 

 

 

このお話が誰かの心のヒントになれば幸いですラブラブ