我が家の愛猫、チョコ先生が突然他界してから2週間・・・
色々な事が少しずつ変わっていきます。
仏教では49日までは魂の宿る体はもうないものの魂はこの世にあり、少しずつ自分自身の体がない事、生きている人には見えない事、お互いに触れる事が出来ない事などを理解し時間とともに記憶は思い出として魂と切り離され 「魂の思い出図書館」 のような所に収められ魂は生まれ変わる準備に入るのだとか・・・
カウンセラーとしては死後の世界のお話は色々な説があるものの誰も証明できていない事を考えれば ”そういう考え方もあるよね” というスタンスで、日ごろは見送った側の方のカウンセリングをする事もあるので ”49日” のとらえ方は見送った側のための ”心のリハビリ期間” としてお話させていただく事があります。
亡くなったのが人でもペットでもそこに愛情があり暮らしていたら ”死” を受け入れるのはしんどいものです。
特に失った直後は、その人の匂いや使っていた物がそのままで本人だけがいないという状況を頭では理解していても心が受け入れられず何の気なしに探して・・・ ”あ、いないんだった・・・” を繰り返してその度に ”いないという現実を刻み付けられる” 事に ”痛み” すら覚える事も珍しくはありません。
我が家でも日常で出る不意の音やドアや人の動きで生じる空気の流れにハッとすることもあり ”何だか姿が見えないだけでいつものように家の中を好きなように歩いてる気がするね” と話したりしています。
”忘れたくない” という思いは ”忘れなければ” という思いの裏返しで、また ”忘れなければ” という思いは ”この記憶を失くしてしまうのではないか・・・” という恐怖感でそれぞれが過剰反応している事も多いものです。
どちらも極端過ぎて心のチューニングが上手くいかないため心のバランスを崩してしまう原因になってしまいます。
記憶の概念の一つに ”アカシックレコード” というものがあります。
これは宇宙の誕生から今この瞬間までの全宇宙で起こっている事の事象、想念、感情が全て記録されているというものです。
簡単に言えば ”大きな記憶の倉庫” とでも言いましょうか・・・
この概念をモチーフにゲームなどでは ”記憶の場所” や ”いつかの記憶” ”思い出の記憶” などしゃれた名前で使っていたりします。
愛情があったものとの別れは悲しいものですが、全てを抱え込んで思い出をごちゃごちにして見失っては本末転倒です。
沢山ある思い出の中から本当に心に留めておきたいものだけを残してあとはアカシックレコードに預けて少し心の整理をして少しずつ心のドアを開ける準備をしましょう。
”49日” はそんな残された者が心の整理とチューニングをして心を開放するためのリハビリ期間です。
勿論、49日でも足りなければもう少しリハビリを続けてもいいのです。
ただ、リハビリの足は止めない事。
ほんの数ミリでも心が動けばそれは前進です。
無理せず自分の心地よいチューニングで少しづ目線を上げていきましょう
このお話が誰かの心のヒントになれば幸いです
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