今日は成人式の日でしたね。
成人をむかえられた皆様、おめでとうございます
コロナ禍で成人式を自粛するところが多かったようで、楽しみにされていた新成人の方々は本当に残念だったと思います
しかし、今回の事で今年の新成人の方々が担った大切なものがあります。
それは 「コロナ禍で初めての新成人で体験者」 として後世に伝えられるという武器です。
コロナの記録としては、色々な記録が残ると思いますが 「コロナ禍で初めての新成人で体験者」 となると数が限られ、そこで体験し感じた事、思った事は体験者しか語れない特別なものです。
今、20歳という事は先も長くこれからコロナ後の成人をむかえる今小学生や幼稚園生、これから生まれて来る子供達にも伝える事が出来る世代です。
どうかこの貴重な体験を嘆き悲しみ恨む事に引っ張られず、正しく後世に伝えていって下さい。
さて、今日はそんな若い方々へエールを送るお話を・・・
ここ数日、ファミリーマートのお惣菜シリーズ 「お母さん食堂」 のネーミングについて変更を求めた高校生たちが署名をはじめ、それを大人たちが寄ってたかって叩くというニュースが流れています。
私はこのニュースを見て 「なるほどな」 と思ったのと世代間のイメージと認識の違いが顕著に表れているのだなと思いました。
確かに、女性の社会進出私や男性の子育て参加がまだまだとはいえ私が子育てしていた頃には見かけなかった父親が抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしていたり、終末にお父さんと子供だけでスーパーに買い物に来ていたり、朝お父さんが保育園に自転車で送る姿などを見かけるようになり、今や当たり前の光景です。
世界は少しずつ変わって行きます
特にこの日本は先進国と言われながら女性の社会進出が後進国並みに遅れ、そろそろ後進国から先進国に格上げされそうな国とポジションを交代させられそうな勢いです
勿論、日本には素晴らしい技術や芸術、文化、教育がありますが、それらを成し遂げられたのは男性だけの力ではないはずです。
人には変わる事、変化する事を楽しむタイプと拒絶するタイプ、そして流されるタイプがいます。
また、この3タイプは年齢や性格が大きく関係したりします。
どうしても年齢を重ねると変化する事を嫌うようになります。
それは、居心地がいいように追い求めてきた結果の今なので 「今更まだ追い求めるなんて・・・」 という思いと性格として 「適度に満足している現状を奪われるのではないか」 という恐怖心や自分の中に残るノスタルジックな思いを否定され笑われ軽んじられるのではないかという疑い、それらを手放したくないという執着などが相まって変化を受け入れられなくなるのです。
このお惣菜のネーミング問題は高校生から出たわけですから、その世代からすると違和感があるのです。
私的には少し後手感はあるけれど、この問題が出た時に企業がネーミングについて高校生にアンケートなりネーミング募集なりしなかった事が残念でした。
しかし、今からはどの企業も気を付けていくでしょう。
人の寿命が100年と考えれば、何となく変化についていく流されタイプが一番多いのですが、この流されタイプの上に君臨するのが変化を嫌うタイプなのです。
年を重ねた変化を嫌うタイプの人は権力やそれに紐づけされた富を持っている事が多く、この為に皆従わされるのですが、変化する事を楽しむ若いタイプが持っていて年を重ねた変化を嫌うタイプの人が持っていないものが一つだけあるのです。
それは 「時間」 です。
どんなに権力や富を持っていても寿命という時間の制限を劇的に変える事は出来ないのです。
つまり、年を重ねた変化を嫌うタイプの人はいずれいなくなるという事です。そして若く新しい世代にバトンが渡されていくという事です。
今回の事では署名人数が目標に届かなかったという事だったようですが、間違いなく世界は今回の問題を提起した高校生たちが挑んだ方向へとむかっています。
今回の事をネットで叩いた人も匿名でしかも日本人が多くいるコミュニティだったから出来た事でしょう。
もし、この問題を国際会議の場でこの高校生が訴える事に世界は疑問を持たないでしょうが、SNSでは叩くのに世界が注目すると鳴りを潜める大人には疑問を持つでしょう。
ガッカリしないで、あなた達が挑戦した事は大変意味のある事です。
大切なのは諦めない事です。
そして何より、最も大切で気を付けなければならない事は
諦めて、権力や富を持っている者に呑まれ喰われた挙げ句に同じ「変化を拒絶する者」 になってしまわないように気を付けなければなりません
人は誘惑や執着、権力には弱いものです。
長い人生を生きる間に多くの人が 「変化を拒絶する者」 へと変わって行くでしょう。
しかし、挑戦した時の気持ちを忘れなければ変化を楽しむものとして後に続く子供達の希望になれるでしょう。
大きく飛躍する為になら私達、年を重ねたものは頑丈な土台となってあなた達を支えましょう。
心配せずに超えて行けばいいのです。
あなたの未来に幸多からんことを祈ります
このお話が誰かの心のヒントになれば幸いです
今回はおすすめてんこ盛りにしときました