『ウエイトスミス版』女司祭
かつては陰暴論の一言で片づけられていたものが実は事実だったりと、暗部がチラチラとその顔を覗かせ始めている現在、情報の真偽を見抜くことが難しくなっている。
真実と虚構が混じり合い、それを隠そうともしなくなった世界。
境界があいまいになった今こそ、本質を見抜く目が必要になる。
誰かに答えを求めるのではなく、誰かに追随するのではなく、わたしはどう思うのか、どう感じるのか。そこを基点にしなければ、簡単に深淵に飲み込まれてしまう。
「ありえない」と一蹴するのではなく、これまでの常識も疑ってかかろう。もしかしたらそれは誰かに都合よく作られた常識かもしれないのだから。
「普通はーー」、この言葉を使っていると自分の価値観を変えられない。もしも使っているなら、今日からやめよう。