スマホのバイブで起きた
彼女は寒くて小さく体を抱えて寝てる
`よくこんな体勢で寝られるなぁ´
と思いながら着信メールを読んだ
頭いたぁーい!
今日、買い物行きたいんだけどぉ。
ねぇーデート出来るぅ?
`…。頭痛いのに出掛ける誘いなんだ。´
頭痛いのに大丈夫なの?
返信をすると1分も待たずに返事がきた
大丈夫ー!痛み止飲んだからー(笑)
少し考えてみたが横で眠ってる彼女に伝えてみた。
あのさ、あの娘から連絡が来て買い物したいから付き合ってくれって言われるんだけど。
ん~っ と言いながら背伸びをして薄目で僕を見ながら欠伸を思い切りしてから
あの娘?
うん、あの娘。
あー、はいはい。行ってらっしゃい。私はまだ寝てたいから好きにして。
と言うと、一生懸命に掛け布団をかぶろうとしてるから寒くならないように彼女を包み込むようにした。
出る準備したら出られるから
とメールを送ると
待ってるねー!とすぐ返ってきた
支度をすませて車で向かう
彼女を乗せて行き先を聞くと駅前で買いたいものがあると答えた。
車をコインパーキングに止めて、二人で歩く。
大通りを歩きながら、目の前にいる彼女はウィンドウに映る自分を横目で寒さで猫背になっていないかを確認しながら歩いている。
時々、僕に
ねぇねぇ、もう少しかっこよく歩いてよー。
と言って笑ってくっついてくる。
彼女の手を握り僕のコートのポケットに突っ込んで、歩調を合わせて歩く。
で、何処に行くの?
と聞いたら
まずは雑貨屋さんね!
と嬉しそうに言った。
雑貨屋に到着すると彼女は僕の手を離して楽しんで買い物している。
300円という安さと可愛らしい小物で、結構人気があるらしく今日も女性客が沢山いる。
近くにあるソファーに座り買い物が済むのを待っていた。
大きめの袋を下げて出てきた彼女が
次行くよー!
と笑って袋を差し出してきた。
`やっぱり、そうだよな´
袋を持って後をついて行く。
日本酒を販売してる店だった。
あぁ!
彼女は、驚くような声を出した後
困った顔をして固まっていた。
店員さんが、何かお探しですか?と聞いて
彼女は
ひやおろしがまだあると思って来たんですよぉ
と、悲しそうに言った
店員さんが、残念そうな顔で
もう、売り切れてしまって…。
と伝えた後
新酒が2点入ってまして、こちらの しぼりたて と にごり酒なんですよ。
と薦めてきた
彼女は考えて
ひやおろしみたいに飲みやすいですか?と聞いた
店員さんが、試飲できますからいかがですか?
と言って、彼女は
お願いします!
と答えた
しぼりたて のお酒を試飲して彼女の顔は一気に喜んだ。
飲みやすい!いけるかも!
これ下さい!
と即買いだった。
`君、今朝痛み止飲んだんじゃなかったのか?´
と、僕は声にしない突っこみをした。
支払いを済ませた彼女は
次は、チョコね!
と、お酒の入った紙袋を僕に渡して向かった
お店に入ると、店員さんが彼女に近づき話し掛けた
すると彼女は
日本酒に合わせやすいチョコってあります?
と笑顔で聞いていた
`…。君って時々、悪戯するのを楽しんでる子供の顔するよね´
彼女を見て思った。
店員さんは、チョコの詰め合わせを薦めながら説明していたが
彼女の
一人でこんなに食べられないから、ショーケースから選ぼうかな。
の言葉に
戸惑いながらショーケースのチョコの説明をしていた。
3つ程選んで包んで貰って小さな紙袋を持って出てきた彼女の顔は嬉しそうだった。
この日本酒には、チョコが合うと思ったんだ!
今夜が楽しみー!
と言いながら、クレープ屋を通りすぎて立ち止まると
やっぱ、食べよう!
と呟いて クレープ屋に入って行った。
`この娘と居ると、あれこれ考えなくてすむから楽だ´
なんて思う。
声にしない突っこみをしてるのが楽しいし気を使われない分、僕も彼女に気を使わない事が多い。
クレープを片手に出てきた彼女は
さーて!帰ろうか!
と、笑った。
手を繋いで彼女はクレープを食べなから嬉しそうに楽しそうに歩いてる。
車に戻ると、一時間以内で買い物が済んでいた。
帰り道、
あっー!豚足買うの忘れたぁー!
と言う彼女に
豚足も買う予定だったの?!
と呆れ気味に言うと
だって、テレビドラマで豚足焼いてる場面があって食べたくなってるんだもん!
と言う。
もう、ネットショッピングで買うしかないやぁ。
と笑ってる。
ねぇねぇ、ハニちゃんは?
あ?彼女?最近、体調悪くて寝込んでたりするけど?
大丈夫なの?
大丈夫。
じゃぁさ、かっぱ寿司いこー!私お腹すいちゃった!
`興味ない会話したな´
いいよ。と答えて、お店に入る。
鯛、はまち、つぶ貝、茶碗蒸し。
彼女の変わらないメニュー。
あー!お腹一杯!
御馳走様でーす(笑)
車のキーを渡して彼女に先に乗っているように伝える。
支払いを済ませて車に戻ると
今日はありがとう。
と微笑んでいる。
こちらこそ。
そう言って車を走らせた。
彼女を下ろして家に帰る途中で
家に居る彼女にお土産を買って帰った。
車ガレージに停めて玄関に向かうと
リビングから僕を見てる彼女がいる。
ただいま。
と玄関を開けると
お帰りなさい。
と、楽しかった?って聞きたそうな顔をしている。
お土産。
と、言うと
食べたい!食べたい!
とすり寄ってきて僕の側から離れない。
あの娘の買い物の話を聞きながら、お土産を食べてる。
食べ終わったら少し二人で昼寝しよう。
そう言う僕に
そうね。
と言って食べている