「一切れのパン」 F・ムンテヤーヌ著 / 直野 敦訳
信じるって言うことは、
あるかないかわからないものをあると思い続けること。
それかどうかわからないものを
そうだと思い続けること。
この場合だと、ハンカチの中身が木なのに、
パンだと思い続けてたわけです。
実際は木だったのにパンだと思い続けていたから
救われた。
というように、私は思いました。
世の中にはそんなふうに信じてたけど
そうでなかったということもあるかもしれませんが、
それでも、そんなふうに信じてたから得られる力とか安らぎがあるなら、
そんなふうに信じている方が救われる
もちろん、盲信や妄信は良くないですよ!
でも、自分が幸せになる方向で信じると言うことは
たとえ、信じていたことがそうでなかったとしても
幸せに導く力になるんじゃないかな。
例えば、
私は〇〇だと信じていたのに
❌❌なんてひどい
信じてたけど、裏切られたわ〜〜‼️
っていうのは
○○か❌❌かわからないものを
○○と思い続けてたけど
実は❌❌だったって言うだけの話だと思うし。
月にウサギがいると思ってたけど
実はいなかったとしても、
月のウサギのことを考えて
心豊かに過ごせたんだったら
そんなふうに思えた方が幸せな気もしますしね。
とまた長々と書いてしまいましたが、どうしてこんなことを書いたかというと、
今辛い方のお悩みを聞いてると、
そうなるかどうかわからないのに、
〜〜になるかも、〜〜になったら困る、
〜〜になるに決まってる、と、
〜〜の中に、自分を不幸せにすることばかり入れてる人が多いような気がするんです。
私もそうでしたが、悩みや苦しみの真っ只中にいる人は、誰でも、どうしてもそういうふうに考えてしまうものだと思うんですが、
今いろいろと自分にとって
不幸せなことばかり考えてしまう人が、
ちょっと視点を変えて
自分を幸せにするようなことを信じられるようになれると、きっと幸せで健康な方向に導かれるのではないかなと思いました。
希望ってものすごく大切だと思います。
今辛い方が災い転じて福になりますように…💕