15歳のポメラニアンぽぷ
昨夜の真夜中12時過ぎに、一瞬虹の橋の袂まで行って戻って来ました…
脊髄空洞症により、四肢が思い通りに動かないぽぷは、ひっくり返ってしまい、そのまま起き上がれないというようなことが度々あります。
昨日の昼間もいつものように上向きにひっくり返ってしまい、その時に元々1番動きが悪い左前足を痛めてしまったようで、より動けなくなってしまいました。
その後は、ちょっとしたことでつまずいたりで何度か転んでいたのですが、真夜中12時過ぎひっくり返ったまま意識を失ってしまいました。
慌てて抱き上げた時には、もう舌は真っ白で、瞳孔が開き、体には全く力が入っていない状態で手足もだらーんと垂れ下がってしまい呼吸も止まっていました。
10年前に猫のぴろりんが死んでしまった瞬間と同じ抱き心地です。
体を叩き、人工呼吸をしたのですが、わずかに足がピクッと動いた程度。
すぐに夜間の病院のパンフレットを出して来たのですが、人工呼吸をしながらも、「娘。りさ」と2人で 病院には連れて行かない決意を固めました。
元気で病気もないぴこなら勿論病院に連れて行くのですが、ぽぷはもう長く闘病していて、最近ステロイドを使い始めてから症状は良くなったとはいうものの、四肢の麻痺により上手に動けず、鼻水が出て呼吸が辛そうな日も多い…
ここまででも十分頑張ってくれてる…
病院に連れて行くとしたら、ケージに入れて慣れないタクシーに乗せて、病院でももしかしたら管に繋がれたり、あるいはわたしたちと離れた所で辛い治療を受け、そのまま死んでしまうかもしれないと。
それだったら、このまま腕の中で安心して息を引き取るのが幸せかもしれないと思いました。
「もう十分生きてくれたもんね…もういいよね…」
それでも、息を吹き込み続けると、ふっと呼吸が戻って来ました！！！
下の色が少しだけピンクに染まり始め、見開いた目の中にも動きが見えました。
帰ってきた！！！！！！！！
まだヨダレはだら〜っと流しっぱなしですが、手足にもちょっとずつ力が戻りました。
温かくて柔らかい肌。
生きている体です。
脊髄空洞症の特徴として体に触られるのを嫌がる…というのがあって、私のことが大好きで以前はいつも抱っこをせがんでいたぽぷも最近はほとんどゆっくり抱っこしたことがなかったのですが、まだぐったりとしてぽぷは、しっかりと腕の中。
2時間以上 娘と私で交互に抱っこして、消えそうな命をしっかりと抱きしめました。
↓ぽぷも私の腕の中を感じているよう…
その後一緒の布団で抱っこをしたまま横になったのですが、3時半頃になって、ゴソゴソと歩いていつもの場所へ。
動けるようになりました。
そして朝10時過ぎまで、すやすやと眠っていたのですが、ぴこが
「ごはんちょうだいよ〜」
とわんわん言い始めたので、ぽぷも起こすことに…
すると、昨夜のことなどなかったかのように元気に目を覚まし、いつものように私の手からご飯をパクパク！
明らかに昨日より元気に食欲も旺盛で、前足の痛みも楽になったのか、ぴょこぴょこ歩いてます。
一度は、虹の橋の袂まで行ってしまったぽぷが、今ここにいて 温かい身体で 息をして ご飯を食べて嬉しそうにしている…
当たり前だったことを本当にありがたいと思えています。
とはいえ、それほど長く生きられるとも思えません。
もう好きなものを好きなだけだべて、大好きな公園に行って仲間に会って、一緒におやつをもらって、痛いことや苦しいこと以外は我慢することなく1秒1秒を生きてくれたらと思います。
そして毎日元気に過ごして 私たちを笑顔いっぱいにしてくれるぴこにも感謝です。
どうしてもぽぷ中心の生活になってしまうけど、それでもどこかマイペースに過ごして、楽しく生きてくれています。
↑息を吹き返して2時間ほど経ったぽぷと ちょっと見守るぴこ…
…というか、真夜中にみんなドタバタしているから、何か楽しい気持ちになっちゃってるぴこ
疲れたのでもう寝ますのぽぷ
さて、現在ですが、夜のご飯も食べ終わって、はしゃいで畳んである布団の上に飛び乗ろうとしたり、「娘。りさ」に抱っこをせがんだりと、なんだかいつもよりかなり元気です。
幸せ幸せ😊