【今回見た映画】

宇宙戦艦ヤマト(1977日)

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち(1978日)

ヤマトよ永遠(とわ)に(1980日)

宇宙戦艦ヤマト 完結編(1983日)

宇宙戦艦ヤマト 復活篇(2009日)


日本誕生(1959日)

ライフ(2017英・米)

プレステージ(2006英・米)

S.W.A.T. アンダーシージ(2017米)

プライベイトレッスン(1981米)





宇宙戦艦ヤマト ★★★☆☆

1977日。151分。舛田利雄監督。

納谷悟朗。富山敬。仲村秀生。麻上洋子。広川太一郎。永井一郎。神谷明。伊武雅之。木村幌ナレーション。


西暦2199年。異星人ガミラス帝国の侵略で放射能汚染に蝕まれた地球は滅亡の危機に瀕していた。


そんな時、はるかかなたの大マゼラン星雲にあるイスカンダル星から放射能除去装置を提供したいというメッセージが届く。


地球を救うために建造された宇宙戦艦「ヤマト」に乗って沖田十三艦長、古代進ら若き戦士たちは旅立つ。



テレビ番組の総集編的な内容。


テレビ放送時は奮わなかったが、再放送から火が付き、劇場版公開時にはブームになっていた。(wikiより)



個人的には、話も映像も暗くてあまり好きじゃなかった。


今見ると懐かしい。





さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち ★★★☆☆

1978日。151分。舛田利雄(脚本(共同)も)・松本零士・勝間田具治(アニメーション監督)・石黒昇(テクニカルディレクター)監督。富山敬。麻上洋子。仲村秀生。青野武。永井一郎。緒方賢一。神谷明。野村信次。安原義人。林一夫。ささきいさお。木村幌。伊武雅之。納谷悟朗。広川太一郎ナレーション。


西暦2201年。地球には平和が戻り、ヤマトも引退して廃船処分が決まっていた。


ヤマトのクルーだった古代、島らも一線を退いていたが、ある時古代は未知の星からの救援信号をキャッチする。


危機を感じた古代たちは周りの反対を振り切って海底ドックに眠るヤマトに乗り込み、新たなる旅へと発進する。



こちらはオリジナルストーリー。


この後でテレビ版の「宇宙戦艦ヤマト2」が放送された。


ほぼ本作と同じ内容だが結末は異なり、主要キャラは生き残る。


そして、以降の映画続編はテレビ版のストーリーを引き継いでいる。


本作の人気が出て上層部から「生き返らせろ」って指示が出たため。


・・こんな話だったっけ、と思ってwikiを見たら書いてあった。


子供の頃にテレビで見た筈だけど、「ヤマト」はたくさんあるからストーリーはよく分かってなかった。


あまり好きじゃなかったこともある。


クラスの話題に付いていくために見てただけ、という感じ。


あと、子供のことだから色々とストーリーについて話していても


「バッカじゃねえの、あそこはこういう話なんだよ!」ってドヤ顔で解釈を話す奴がいて、みんな「おおー」ってなるんだけど、後で全然間違ってると分かったりして・・


そんないい加減な話のまま、興味は次に移っていくという。子供あるあるですね。



「デスラー」とか「テレサ」という名前が懐かしかった。


特に、「テレサ」って一体何だ?と思っていた。クラスでも適当な話ばかりだったし。笑



大人になって何十年振りに見て、突っ込み所は確かにたくさんあると思うんだけど、それでも結構面白かった。


4Kリマスター版ということで、絵もきれいだった。手描きなのもいい。



戦争美化という指摘はその通りかと思う。


そもそも、タイトルからして(宇宙)戦艦ヤマトだし。


本作に至っては特攻してしまうし。露骨といえば露骨。



wikiを読んでいて、


彼(松本零士)は本作の結末が特攻を美化するとして良しとせず、「生き残って再建の苦しみを描くべき」と主張した。


そのため、後に『ヤマト2』が製作されることになる。


という記述は興味深かった。


こういう、当時の話を読んでいると世代の違いを感じる。


戦争や、戦後の復興期を知っている世代。


戦争に対する捉え方が、今より身近でリアルな気がする。


だから戦争反対一色ってわけでもないけど。


本作のようなヤマトが特攻するアニメを作ってしまうんだし。


ただ、本作は1978年公開だから若いスタッフだと戦後の復興期はもう終わってたのかもしれない。


つらつらと、とりとめもないことを書いてしまった。


もう少しうまく書ければまとまるんだけど。





ヤマトよ永遠(とわ)に ★★★☆☆

1980日。145分。舛田利雄(脚本(共同)も)・松本零士(原作(共同)も)・勝間田具治(アニメーション監督)監督。富山敬。麻上洋子。仲村秀生。青野武。永井一郎。寺島幹夫。緒方賢一。神谷明。野村信次。安原義人。林一夫。古谷徹。小林修。伊武雅之。広川太一郎。潘恵子。



西暦2202年。暗黒星団帝国が地球へ襲来。瞬く間に占領されてしまう。

古代進ら乗組員は宇宙戦艦ヤマトが隠された小惑星イカロスへ向かい、暗黒星団帝国と戦う。

しかし、森雪は途中で負傷し1人だけ地球に取り残される。

敵の情報将校アルフォンに助けられた雪は、情報の入手を図る。


とわに、とわにとクラスで話題になっていた。相変わらず流行っていた記憶。


「ワープ」という単語もヤマトからよく聞くようになった気がする。


ひょっとしたら「ドラえもん」かもしれないけど。



ヤマトが好きじゃなかった子供の頃の私には、同じ話を目先を変えて繰り返しているだけに見えた。


いい加減このブームは終わってくれないかなと思っていた。


終わるといえば、常に滅びの予感を漂わせる終わる終わる詐欺みたいな内用やタイトルも嫌だった。



改めて見返してみたら、同じ話とまでは言わないものの、前2作より大分落ちる。


商業的には大成功だったそうだけど。



暗黒星団帝国にたどり着いたヤマトは、自由の女神像を目にする。


猿の惑星の、とても分かりやすいオマージュもしくはパロディ。





宇宙戦艦ヤマト 完結編 ★★★☆☆

1983日。152分。西崎義展(脚本(共同)、原作(共同)、製作総指揮)・勝間田具治・白土武(チーフディレクター)・高山秀樹(エッフェクトディレクター)・松本零士(監修、原作(共同))・舛田利雄(総監修、脚本(共同))監督。富山敬。麻上洋子。仲村秀生。ささきいさお。青野武。永井一郎。寺島幹夫。緒方賢一。神谷明。野村信次。安原義人。林一夫。古谷徹。納谷悟朗。坂本千夏。小林修。伊武雅刀。田島令子。仲代達矢ナレーター。


西暦2203年。ヤマトは、宇宙を周回する水の惑星アクエリアス接近の影響で水没の危機に瀕した惑星ディンギルを発見。


ヤマトはディンギル艦隊の攻撃を受けて大損害を被る。


ディンギル星人は地球への移住を企んでいた。


最後の戦いが始まる。



この映画は全く記憶にない。もう人気がなかった・・ってことはさすがにないだろうけど、少なくともブームは去っていた筈。


周りで話題にしてる人は誰もいなかった。


検索してみたら、この前には既に「機動戦士ガンダム」が人気になっていた。


そうそう、「ヤマト」の後は「ガンダム」だった。ガンダムも一時期すごかった。


他に、1983年公開のアニメ映画は「うる星やつら オンリー・ユー」、「幻魔大戦」、「クラッシャージョウ」。


どれも話題作だった。ヤマトは霞んでしまったのか、本作は聞いた覚えがない。



改めて見てみると、もう終わっておけばよかったのにと思える内容だった。


個人的には「・・永遠に」も無くて良かったと思うけど。





宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ★★★☆☆

2009日。135分。西﨑義展(脚本(共同)、原作、製作総指揮)・白土武(チーフディレクター)・舛田利雄(総監修)監督。石原慎太郎原案。


山寺宏一。伊藤健太郎。浪川大輔。茶風林。野島健児。古谷徹。阪口大助。山口勝平。鳥海浩輔。高瀬右光。藤村歩。柚木涼香。大浦冬華。由愛典子。青野武。永井一郎。緒方賢一。


2217年。観測史上最大の移動性ブラックホール「カスケード」に地球が飲み込まれることが明らかになった。


人類は地球から27,000光年離れた惑星アマールの月へ大規模な移民を開始する。


しかし、移民船団はいずれも謎の艦隊による攻撃を受けて消息不明となる。


古代進は地球へ帰還して第3次移民船団の護衛艦隊司令の任に就く。新生ヤマトの艦長としてアマールへ出発する。



本作も記憶にない。話題にはなってなかったと思う。


元々人気作だから、こんなに経ってからでも続編が作られたのかもしれない。


ちなみに、2009年のヒット作を検索したら、実写映画は「アバター」、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」、「ROOKIES-卒業-」。


テレビドラマは「JIN-仁-」。アニメは「けいおん!」、「化物語」。


アニメは疎いので知らないけど、他はさすがに知っていた。


映画も、テレビ放映も含めれば全部見た。



本作を見たのは初めてだけど、絵がきれいでよく出来てると思った。


前作までは手描きだったけど、本作ではCGがたくさん使われていた。


好みとしては手描きの方がいいけど、ヤマトにはCGの方が合うかも。


絵柄が変わったのは、松本零士がいなくなったからか。


wikiを見たらどこにも名前がなかった。


話は、続編が作りたくてひねり出したのかなという感じ。





日本誕生 ★★★★☆

1959日。182分。稲垣浩監督(本編)・円谷英二監督(特撮)。三船敏郎。司葉子。水野久美。上原美佐。香川京子。田中絹代。乙羽信子。杉村春子。東野英治郎。久保明。平田昭彦。小林桂樹。榎本健一。鶴田浩二。原節子。


雄大な日本の神話。


伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)の両神の国産みから始まり、天照大神、

日本武尊(ヤマトタケル)の物語が繰り広げられる。

老婆によって語られる。



東宝創立25周年記念&1,000本目の記念作品。


日本神話の映画なんて初めて見た。昔読んだ手塚治虫の「火の鳥」を思い出した。


豪華な映像で、お金が掛かっていそう。邦画としてはかなりの予算だったんじゃないかと思う。


こういう、豪華な映画は好きだ。


ヤマタノオロチの特撮も力が入っていて、今見ると却って新鮮だ。


3時間と長い。間延びしてると思う部分もあるけど、シーン毎にこだわりがありそうだし切りたくない気持ちも分かる。


インターミッションあり。


今見ると粗はあるけど、それを超える魅力も感じる。





ライフ ★★★☆☆

2017英・米。104分。ダニエル・エスピノーサ監督。ジェイク・ジレンホール。レベッカ・ファーガソン。ライアン・レイノルズ。真田広之。


火星で採取され、国際宇宙ステーション(ISS)へ持ち込まれた生命体「カルビン」の細胞が急速に成長し、高い知能を持つに至る。


「カルビン」に襲われたISSの生き残り・デビッドはカルビンを救命艇に誘い込んで外宇宙へ追いやろうとする。


しかし、デビッドの思惑はカルビンに見破られ、救命艇の進路は地球へ向けられてしまう。



SFスリラー。


「エイリアン」(1979英・米)みたい。


検索したら、「似てる」とたくさん書かれていた。さすがに誰でも思うレベルか。


逆に言えばそれだけ「エイリアン」がエポックメイキングな映画だったということかも。


映像はすごく進化していた。


似てるからダメだってことはなく(もちろん、オリジナリティはあったほうが良いけど)本作は本作で楽しめる映画だった。





プレステージ   ★★★☆☆

2006英・米。128分。クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作(共同)。ヒュー・ジャックマン。クリスチャン・ベール。マイケル・ケイン。スカーレット・ヨハンソン。レベッカ・ホール。アンディ・サーキス。デヴィッド・ボウイ。


19世紀末のロンドン。2人の天才マジシャン、ロバート・アンジャーとアルフレッド・ボーデンは、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落としたことをきっかけに、激しく対立することになる。



ノーラン監督作品は、個性的で凝ってて、それはいいけど重たくて疲れる、あと長い。


というイメージ。


あくまで個人のイメージですが。


本作はそれほど長く、重たくなかった。題材も馴染みやすくて、疲れずに見られた。


ヒュー・ジャックマンは良い。





S.W.A.T. アンダーシージ ★★★☆☆

2017米。89分。トニー・ジリオ監督。サム・イェーガー。エイドリアンヌ・パリッキ。マイケル・ジェイ・ホワイト。カイラ・ザゴルスキー。


S.W.A.T.隊は背中にサソリの刺青を持つ謎の男・スコーピオンを署に連行する。

スコーピオンは国家を揺るがすほどの重大な秘密を握っていた。


彼を追う武装集団によって警察署は包囲されてしまう。


S.W.A.T.隊員たちはスコーピオンと手を組んで脱出を図る。



クリストファー・ノーラン監督とは変わって、こちらは気楽に楽しめる。


アクションが良かった。


最後は家に帰って奥さんから2人目を授かったと教えられ、娘と3人で喜びあうハッピーエンド。


こういう家庭のシーン、邦画だとあまりな見ない気がするんだけどアメリカでは受けるのか。





プライベイトレッスン ★★★☆☆

1981米。92分。アラン・マイヤーソン監督。シルビア・クリステル。エリック・ブラウン。ハワード・ヘッセマン。


15歳のフィリップ(フィリー)・フィルモアの家に、新しく若いメイドのニコール・マロウがやってくる。


フィリーは父親が出張で不在中にニコールから性の手解きを受ける。


しかし、ニコールは運転手のレスター・ルイスとフィルモア家から現金を盗み出そうと企んでいて…。



エロティックコメディ。


「エマニエル夫人」(1974仏)の世界的大ヒットで一躍有名女優となったシルビア・クリステルが、ハリウッドに招かれて撮ったお色気青春映画。(wikiより)


昔、深夜にテレビでやってたアメリカの青春ドラマみたいな雰囲気。


そこにお色気を強めた感じ。


知らずに見たけど、これは思春期の青少年が見る映画だった。笑





【今回見た映画】

夫婦善哉 めおとぜんざい(1955日)

青い山脈(1949日)

続・青い山脈(1949日)

唄う六人の女(2023日)

憧れのハワイ航路(1950日)


サザエさん(1956日) ※実写版
劇場版 聖☆おにいさん 第Ⅰ紀(2018日)

メッセージ(2016米)

ミッドウェイ(2019米)

ロッカーズ ROCKERS(2003日)





夫婦善哉   ★★★☆☆

1955日。121分。豊田四郎監督。織田作之助原作。森繁久彌。淡島千景。司葉子。浪花千栄子。


大正末期から昭和初期の大阪。


曽根崎新地の売れっ子芸者・蝶子は化粧品問屋の道楽息子で長男の維康柳吉と駈落ち。


柳吉は親から勘当されてしまい、2人は生活に苦労する。



白黒。


有名な作品なので見てみた。原作は未読。


柳吉役の森繁久彌は本作が出世作だったそう。ダメ男キャラで出てきたとは知らなかった。


昔の映画だけあって、今見ると男女の関係や女性の扱いなど隔世の感がある。





青い山脈   ★★★☆☆

1949日。93分。今井正監督・脚本(共同)。石坂洋次郎原作。原節子。木暮実千代。池部良。若山セツ子。杉葉子。藤原釜足。


ある片田舎の町。


海光女学校の転校生・新子宛のラブレターは女学生たちの悪戯だった。


島崎雪子ら教師、金物屋の息子で高校生の六助たちを巻き込んで騒ぎは大きくなってしまう。



白黒。


原作は石坂洋次郎。1949年、1957年、1963年、1975年、1988年の5回映画化されている。


藤山一郎と奈良光枝が歌った同じタイトルの主題歌は大ヒットした。


映画はどれも見たことがない。歌は聞いたことがあった。


「変しい変しい私の変人」というコミカルなシーンの元祖がこの映画だったとは知らなかった。


私はお笑い番組かマンガで知ったと思う。当時も、今回も笑ってしまった。


当時、映画館で見てた人にはさぞや受けたんだろう。



本作は東宝だけど、男女交際や女性の立場について語り合うところは吉永小百合など日活の青春ものと似たところがあると感じた。


内容というより、演出や台詞回しが。


当時はこういう理屈っぽい語りが受けたのか。それとも、当時の人には全然違って見えてたのかもしれないけど。





続・青い山脈   ★★☆☆☆

1949日。82分。今井正監督・脚本(共同)。石坂洋次郎原作。原節子。池部良。木暮実千代。若山セツ子。杉葉子。藤原釜足。


騒ぎは学園の民主化を求める動きになってついに新聞に掲載される。


そして、理事会が開かれることに。投票の結果、島崎雪子先生の主張が認められるものの、生徒たちの動きは収まらない。その夜に沼田医師が襲われる。


やがて、雪子や新子への理解が広がってくる。



白黒。


タイトルは「続」となっているが、前後編の扱い。

合計で175分。

今見ると間延びしてるし、120分くらいにはできるんじゃないか。

理事会のシーンなんかダラダラしてるし、縮めて1本にすればいいのに。

と、思ってしまうけど、当時はヒットしたそうだからこれでいいのか。

たぶん2本立てで上映したんだろうし。


「変しい」に続いて、今度は「脳ましい」。

「脳んで脳んで脳み死ぬ」。

また笑ってしまった。




唄う六人の女 ★★★☆☆

2023年。112分。石橋義正監督・脚本(脚本)。竹野内豊。山田孝之。水川あさみ。武田玲奈。竹中直人。


東京でフォトグラファーとして働く萱島森一郎は、父親が亡くなって相続した土地を処分するために4才で離れた実家を数十年ぶりに訪れる。


森一郎と、一緒に訪れた東京の開発業者の社員である宇和島は、途中で事故に遭う。


目覚めた時、森一郎と宇和島は謎の「六人の女」たちによって、美しい村に監禁されていた。




ホラー。サスペンス。


気味が悪い話。


映像が美しい。ホラー的な、不気味な美しさ。


ストーリーは一応きちんとしているけど、さほど魅力的なものではなく、重視しているのは


雰囲気 > ストーリー


な映画。


雰囲気は、シーン毎の映像の美しさ、と言った方がいいかもしれない。





憧れのハワイ航路 ★★★☆☆

1950日。78分。斉藤寅次郎監督。岡春夫。美空ひばり。古川ロッパ。清川玉枝。吉川光子。花菱アチャコ。


岡田秋夫と山口五郎は貧乏暮らし。小さい飲み屋「うきよ」の二階に下宿している。


ハワイ生まれの岡田は父を残して来日し、戦争のため父の消息は掴めなくなっていた。


ある時、岡田は花売りの君子という少女を助けたことがきっかけで、姉の千枝子を好きになる。


千枝子たち姉妹は、「うきよ」の女将・みきが家出して別れた前夫との娘だった。


白黒。


タイトルを聞いたことがあったので見てみた。


主演の岡春夫が歌った同名のヒット曲を基にした映画。


美空ひばりが花売りの少女・君子役で出演している。


公開当時13歳。


演技はまずまずとして(台詞の声はすごくいい)、歌は既にとんでもなくうまい。


素人目にもはっきり分かるレベルの、まさに天才。


早熟で、子役の頃から売れたことは知っていたけど、確かに本作でも光っていた。


これはスターになるわけだ。





サザエさん ★★★☆☆

1956日。86分。青柳信雄監督。長谷川町子原作。江利チエミ。小泉博。藤原釜足。清川虹子。松島トモ子。仲代達矢。青山京子。若山セツ子。花菱アチャコ。音羽久米子。柳家金語楼。白川由美。ダーク・ダックス。


東京のある町に、磯野という一家が住んでいる。

家族は父母とうっかり者の長女・サザエ、わんぱくな長男・カツオ、おませな次女・ワカメ。


ある時、下宿を追い出された新聞社勤めの親戚・ノリスケが磯野家に下宿を申し込んできた。


家族会議の結果、受け入れることに。


サザエは雑誌社「女性クラブ」に採用され、間違えて出社した「山高商事」でフグ田マスオと出会う。


白黒。


原作の4コママンガは単行本を何冊か読んだことがある。


東宝版「サザエさんシリーズ」の第1作。(1961年(昭和36年)公開の「福の神 サザエさん一家」まで全10作が製作・公開された。)


アニメ版の人気が出たから実写映画が作られたのか、と思ったらこちらが先だった。


フジテレビのアニメは1969年 (昭和44年)10月5日より放映開始。


内容は結構似ていた。


江利チエミのサザエさんは、原作、アニメのイメージと近かった。


(どちらもそこまで詳しくはないけど、イメージの話ということで)


一方、アニメと違うのは父母で、波平・フネという名前は映画のクレジットにはなかった。(原作、アニメにはある)


性格も多少違って、父親はアニメより優しい。母親はおしゃべりでおっちょこちょいだった。


サザエさんは母親似か。(映画では)



全体的に、映画は原作のイメージに近い。


アニメは長いだけあって独自の部分が結構ある感じ。


原作4コマのネタが所々で差し込まれてるところなどは、映画とアニメの作り方がよく似ている。



ちなみに、原作の歴史はこんな感じだった。


福岡県の地方紙・フクニチ新聞社で1946年(昭和21年)4月22日から連載を始めた。


その後、色々と移って1951年(昭和26年)4月16日からは「朝日新聞」の朝刊に連載開始。


1974年(昭和49年)2月21日まで連載された。


(データは全てwikiより)


サザエさんのほかに、鉄腕アトムとかドラえもんとか、古いマンガは結構いろんなところで連載してる。


雑誌の事情が今とは違うからか。





劇場版 聖☆おにいさん 第Ⅰ紀 ★★★☆☆

2018日。76分。福田雄一監督・脚本。中村光原作。山田孝之製作総指揮。松山ケンイチ。染谷将太。山野海。佐藤二朗。


イエスとブッダが東京・立川のアパートでルームシェアをしながら下界でのバカンスを楽しんでいる。



テレビドラマの再編集劇場版第1作。


テレビドラマは見たことがなかった。


原作マンガ、アニメも。


気になってはいたんだけど。


この映画で初めて触れたことになる。


福田雄一監督らしい、楽しい映画だった。たぶん、原作との相性も良いんだろうと思う。





メッセージ ★★★☆☆

2016米。116分。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。エイミー・アダムス。ジェレミー・レナー。フォレスト・ウィテカー。マイケル・スタールバーグ。


世界の12ヵ所謎の宇宙船が現れ、そのまま上空に静止し続ける。


言語学者のルイーズ・バンクスは政府の要請で調査を開始。異星人とコンタクトを続ける。


そしてついに、中国など開戦派の国々が攻撃を開始しようとする中、ルイーズは宇宙船に乗り込む。



SF。異星人とのファーストコンタクト。SFの王道的な、雄大なテーマ。


そんなテーマに真正面から取り組んだ作品で、見応えがあった。


テーマがテーマだけに、新鮮味を出すのは難しいし、比較対象となる作品もたくさんあるので成功へのハードルも高い。


勇気ある取り組みだったと思う。


正直なところ、出来を心配しながら見ていたけど。良い映画だった。観客の一人として、製作者に敬意を表したい。



余談ながら、こういう話の中にもエイミーと娘の家庭のネタを絡めるのが、いかにもアメリカ映画的だと思った。





ミッドウェイ ★★★☆☆

2019米。138分。ローランド・エメリッヒ監督。エド・スクライン。パトリック・ウィルソン。ルーク・エヴァンズ。アーロン・エッカート。ニック・ジョナス。豊川悦司。浅野忠信。國村隼。マンディ・ムーア。デニス・クエイド。ウディ・ハレルソン。


1941年12月7日、日本軍の真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まる。


山本五十六提督ら日本軍は大戦力を投入した次なる戦いを計画する。


真珠湾の反省から情報戦に注力するアメリカ軍は、その目的地をハワイ諸島北西のミッドウェイ島と分析。


全戦力を集中させる。そしてついに、壮絶な戦いが幕を開ける。



超大作。


日本軍が負け始めるターニングポイントとなった戦いを描いている。


映画はよく出来ているけど、見ていて辛い話ではある。


この間見た邦画の「雪風 YUKIKAZE(2025日)」と比べて、戦闘シーンには圧倒的な差があった。


そのまま、資金の差なんだろう。プロジェクトの規模と言った方がいいのかも。


映画自体の出来を比べているわけではなく。


ふと、戦争時の彼我の物量にもこれくらいの差があったのかと考えてしまった。





ロッカーズ ROCKERS ★★★☆☆

2003日。105分。陣内孝則監督・原案。中村俊介。玉木宏。岡田義徳。佐藤隆太。玉山鉄二。麻生祐未。風間トオル。小泉今日子。佐藤浩市。鈴木京香。中井貴一。松重豊。モト冬樹。八嶋智人。はなわ。


陣内孝則が福岡時代にボーカリストとして活動していたバンドについて、自らメガホンを取って製作した自伝的な映画。



バンド名くらいは聞いたことがあった。


曲は聞いたことがないけど、映画で初めて聞いて懐かしい感じがした。


80年代のアレンジなんだと思う。音楽の技術的なことは詳しくないけど、何となくあの頃の空気感が再現されている気がした。


ストーリーはどこかで見たような内容で物足りなかった。


自伝なんだから、身を削ればもっと面白いエピソードがあるでしょうに。


中村俊介は格好よかった。陣内孝則もちょこっとだけ出てくる。



【今回見た映画】

エンジェルフライト THE MOVIE(2026日)

レッキング・クルー(2026米)

パピヨン(1973米・仏)

夜明けのうた(1965日)

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016米)


君の顔では泣けない(2025日)

武士道シックスティーン(2010日)

ベートーヴェン捏造(2025日)

Gメン(2023日)

雪風 YUKIKAZE(2025日)





エンジェルフライト THE MOVIE ★★★☆☆
2026日。138分。堀切園健太郎監督。佐々涼子原作。米倉涼子。松本穂香。遠藤憲一。城田優。野呂佳代。矢本悠馬。徳井優。向井理。

伊沢那美は、海外で亡くなった日本人の遺体を国内に、あるいは日本で亡くなった外国人の遺体を母国に搬送する、国際霊柩送還という業務を行う小さな会社「エンジェルハース」の社長。


ある時、8年前に海外の事故で安否不明となった恋人・足立幸人が、メキシコで生存している可能性があるとの情報が届く。


柏木会長の命令で、那美は現地へ向かう。



テレビドラマ版は見ていない。映画は面白かった。


国際霊柩送還という題材は新鮮だった。


コメディかと思って見始めたので、予想は裏切られたけど。


こんなに泣かせにかかる話だとは。笑



あと、これは本人のせいではないけど、米倉涼子を見ているとどうしてもドクターXの影がちらついてしまう。


俳優がシリーズものを避けるのは、こういうことを嫌がるわけか。





レッキング・クルー ★★★☆☆
2026米。122分。アンヘル・マヌエル・ソト監督。デイヴ・バウティスタ主演・製作(共同)。ジェイソン・モモア出演・製作(共同)。クラエス・バング。テムエラ・モリソン。ジェイコブ・バタロン。フランキー・アダムス。宮ヴィ。スティーブン・ルート。モリーナ・バッカリン。


ハワイで家族と暮らす海軍中佐ジェームズと、異母弟で刑事のジョニーは長年疎遠になっていたが父親で私立探偵のウォルター・ヘイルの事故死をきっかけに再会する。


ウォルターの死に不審な点を感じた兄弟は調査を開始するが、ヤクザや犯罪組織に襲われる。



アクションコメディ。


B級だなーと思って見ていたら、期待以上に楽しい映画だった。


難しいことは考えずに楽しめる映画。お茶かお酒でも飲みながら。


欲を言えば、122分はちょっと長い。100分でいい。





パピヨン ★★★☆☆

1973米・仏。150分。フランクリン・J・シャフナー監督。スティーブ・マックイーン。ダスティン・ホフマン。アンソニー・ザーブ。


胸に蝶の刺青をしていることから「パピヨン」と呼ばれる男。


パピヨンは仲間の裏切りに遭い、幾つもの罪を着せられた末に「終身刑」の判決を受ける。


そして祖国フランスを追放され、南米ギアナのデビルズ島で過酷な強制労働に従事する。


パピヨンは脱獄を決意し、偽札作りの天才・ドガと組む。



名画らしい趣の感じられる映画。長いし、古い映画なので冗長ではあるけれど。


日本の刑務所とは随分と違う(たぶん)と思って見ていた。


看守を買収するために偽札作りの達人と組むとか、発想から日本とは違う。


ギロチンのシーンはショッキング。


こんな所から脱出したいのはもちろんだけど、失敗した時を考えると恐ろしい…。


パピヨンは過酷な罰で体も衰えて行くが、最後には遂に成功する。まさに執念。





夜明けのうた  ★★★☆☆

1965日。97分。蔵原惟繕監督。いずみたく音楽。浅丘ルリ子。浜田光夫。岸洋子。松原智恵子。岡田真澄。


岸洋子の同名シングル(1964年、キングレコードより発売)を元にした映画。


緑川典子は人気ミュージカル女優。私生活では、作曲家の野上と不倫関係に悩んでいた。


そんなある時、脚本家の真木とプロデューサーの神山から、典子たちの不倫関係に酷似した内容の新作「夜明けのうた」が持ち込まれる。


激怒する典子であったが、利夫と千加子の純愛に触れる内に気持ちが変わっていく。


やがて典子は野上と別れる決意をし、「夜明けのうた」の出演を承諾するのだった。



白黒。


蔵原惟繕監督・浅丘ルリ子主演の3作「憎いあンちくしょう(1962年)」、「何か面白いことないか」と本作を「典子3部作」と呼ぶそうだ。


内容に関連はない。前2作を見ていたので、せっかくだからと本作も見てみた。


当時の若い人にはきっと受けたんだろうと思った。


浅丘ルリ子演じる緑川典子のキャラが魅力的だった。いつもきれいなのに加えて、本作では格好良かった。





グランド・イリュージョン 見破られたトリック  ★★★☆☆

2016米。130分。ジョン・M・チュウ監督。ジェシー・アイゼンバーグ。マーク・ラファロ。ウディ・ハレルソン。ダニエル・ラドクリフ。デイヴ・フランコ。リジー・キャプラン。モーガン・フリーマン。


前作※から1年。フォー・ホースメンが再び動き出す。


大手IT企業・オクタ社のイベントを乗っ取り、隠された陰謀を暴き出すのが目的だ。


しかし、会場に現れたホースメンを別の何者かが襲い、ホースメンはいきなりピンチに陥る。


何とか逃げ切ったホースメンの前に、死亡したはずのオクタ社の共同経営者・ウォルターが現れる。



※シリーズ第2作。シリーズものとは知らず、第1作は見ていなかった。


「オーシャンズ」のシリーズを思い出した。


邦画だと、「コンフィデンスマンJP」。


大掛かりな犯行と騙し合い。


現実離れした、創作ならではの話で楽しい。カラッと明るいのがいい。





君の顔では泣けない  ★★★★☆

2025日。123分。坂下雄一郎監督。君嶋彼方原作。芳根京子。高橋海人。西川愛莉。中沢元紀。石川瑠華。前野朋哉。ふせえり。大塚寧々。山中崇。


坂平陸と水村まなみは高校生の時に体が入れ替わってしまい、お互いに別な人間として生きてきた。


15年後、30歳の夏。陸として生きているまなみは、まなみとなった陸に、元に戻れるかもしれない方法を見つけたと告げる。



入れ替わりの話は他にも見たけど、この切り口は新鮮だった。


先が気になる面白いストーリーだった。


題材が身近でリアリティがある。自分に置き換えて色々と考えてしまった。





武士道シックスティーン  ★★★☆☆

2010日。109分。古厩智之監督。誉田哲也原作。成海璃子。北乃きい。石黒英雄。荒井萌。山下リオ。高木古都。賀来賢人。波瑠。古村比呂。板尾創路。


厳格な警察官の父への反発心から剣道に打ち込む磯山香織は、市の剣道大会4回戦で無名の選手・西荻早苗にまさかの一本負けを喫する。


早苗を追って東松学園高校入学した香織だったが、肝心の早苗は気楽に剣道を楽しむ普通の女子高生だった。


香織は、早苗に本来の力を出させようと奮闘する。



青春もの。


王道の、懐かしい感じのストーリー。


北乃きいが魅力的だった。





ベートーヴェン捏造  ★★★☆☆

2025日。115分。関和亮監督。かげはら史帆原作。バカリズム脚本。山田裕貴。染谷将太。神尾楓珠。前田旺志郎。小澤征悦。生瀬勝久。小手伸也。野間口徹。遠藤憲一。古田新太。


天才音楽家・ベートーベンの崇高なイメージは、秘書のシンドラーが捏造したものだった!?


本当のベートーベンは小汚いおじさんだった。どん底の自分を救われたシンドラーはベートーベンに心酔し、彼の崇高なイメージを作り上げようとする。


シンドラーの嘘は波紋を広げ、ついにはアメリカ人ジャーナリストのセイヤーが調査に乗り出す。



実話ベース。原作はノンフィクション。


バカリズムが脚本で、主演の山田裕貴はゆるい雰囲気で、ベートーベンは古田新太とあって、最初は福田雄一監督作品のような内容を予想していた。


見てみたら、思ったよりコメディ要素は少なくて、大筋は真面目な話だった。


これが実話ベースというのがすごい。


事実は小説より奇なりと言うけれど、まさにそんな感じだ。





Gメン  ★★★☆☆

2023日。120分。瑠東東一郎監督。小沢としお原作。岸優太。竜星涼。恒松祐里。矢本悠馬。森本慎太郎。りんたろー。小野花梨。星田英利。落合モトキ。高良健吾。吉岡里帆。尾上松也。田中圭。


門松勝太は彼女を作るために、周囲2kmに4つの女子高があり「卒業までの童貞喪失率120%」と言われる男子高・私立武華(たけはな)高校に転校してきた。


しかし、勝太が配属されたG組は落ちこぼれと問題児を集めたクラスで制服も他クラスとは違い、周りの女子高生には相手にされなかった。



コメディ。


ターゲットは中高生だと思うけど、何でも見る人なので見てしまった。


しょうもないと言えばしょうもない話だけど、結構面白かった。





雪風 YUKIKAZE   ★★★☆☆

2025日。120分。山田敏久監督。竹野内豊。玉木宏。奥平大兼。當間あみ。有村架純。田中麗奈。石丸幹二。中井貴一。


太平洋戦争を唯一、ほぼ無傷で生き残った奇跡の駆逐艦・「雪風」。


沈没した僚艦の乗組員、時には敵兵にも手を差し伸べ、必ず無事に帰ってくる「雪風」はいつしか「幸運艦」、「浮沈艦」と称された。



実話ベース。


まるで映画みたいな話。映画だけど。


戦闘シーンは少なめ。最小限の必要なシーンはCGをうまく使ってる。


アメリカ映画のようにはいかないんだろう。



竹野内豊、玉木宏など俳優は良かった。昔、よく日本人の俳優は軍人役がうまいと言われていたのを思い出した。


昔の映画に比べると、軍人にしてはちょっと柔らかいかも。この辺は求められる演技がそもそも違うか。


軍人の他に、ヤクザと刑事も言われていたと思う。最近はあまり聞かなくなった。